【フランス語勉強⑤】フランス語で自己紹介をしよう(自分を主語にした文の作り方)

ロシュ 町並み

こんにちは(^O^)

今回はフランス語で自己紹介の書き方を紹介します。

前回までは簡単なやり取りの中でフランス語を紹介してきましたが、今回は自分のことを言わなければいけないので「私は~」の文を書くことになります。

今まで以上に文法的な内容になります。

今回学ぶこと

Je (私は)

を使った文の書き方



前回のレッスンはこちらをご覧ください。



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いよいよ明日から語学学校のスタートです。

どんなことを勉強するのだろう、どんな先生や生徒がいるのだろうと思うとドキドキします。

事前に先生から簡単な自己紹介をするようにと言われているので今日のうちに何を言おうか考えることにしました。

思い返せば中学や高校の頃も進級するたびに最初の授業で自己紹介して恥ずかしかったなぁ。

ただでさえ恥ずかしいのに今回はフランス語でしなければいけないなんて大変だ!

とりあえず書けるものを書いてみよう。

Je m’appelle Hanako. 
私の名前はハナコです。

Je suis Japonaise. 

私は日本人です。

Je suis étudiante. 

私は学生です。

J’ai 20 ans. 

私は20歳です。

J’habite à Tokyo. 

私は東京に住んでいます。

J’aime le chocolat. 

私はチョコレートが好きです。

J’aime chanter. 

私は歌うことが好きです。

ふぅ、これだけ書ければ明日はきっと大丈夫!!

ドキドキするけれど明日は遅刻しないようにもう早く寝よう。

解説

今回は自己紹介ということですべて「私は~」で始まる文にしました。

文法の話の最初なので文構造も見ながら解説していきます。

英語と見比べよう

文構造を考えるときに英語で考えると分かりやすいので、まずは英文にしたものと比べてみましょう。

Je m’appelle Hanako.                      

Je suis Japonaise. 

I am Japanaise.

Je suis étudiante.

I am student.

J’ai 20 ans. 

I am 20 years old.

J’habite à Tokyo. 

I live in Tokyo.

J’aime le chocolat. 

I like chocolate.

J’aime chanter. 

I like sing.

一つ目の文のみ英語表記だとややこしくなるので敢えて伏せておきます。

まず 

Je は 私は 

の意味です。

発音はジュです。

英語のIと同じです。

しかしよく見ると、J‘なんてものも混ざっています。

これは次に来る単語が母音で始まっているので引っ付いてしまったためです。

フランス語ではhは発音しないのでJ’habiteも引っ付いてしまっています。

英語の場合、主語の後には動詞が来ました。

フランス語も同じで主語の後には動詞が来ます。

例文のJeの隣にあるものを探してみると上から

m’appelle

suis

ai

habite

aime

が動詞であると分かります。

それではこれらを踏まえて一文ずつ見ていきましょう。

①名前の名乗り方

文:Je m’appelle Hanako.

意味:私の名前はハナコです。

自己紹介の時の定番の一文です。

しかし文法的には今回の中では一番難しいです。

その理由は動詞のm’appelleについて詳しく学ぶにはまだ早いからです。

ここの部分はその時が来るまでは深く考えず、定型文として暗記しましょう。

Je m’appelle Hanako.
 
ジュ・マペル・アナコ 

と読みます。

m’appelleはマペルと読みます。

そしてHanakoの部分を自分の名前にすれば出来上がりです。

ポイントはフランス語ではhは発音しないので読むときはアナコになっているところです。

自分の名前にもhがあったら発音しないように言ってみましょう。

②私は~です

文: Je suis Japonaise.

意味:私は日本人です。

これは英文と比べると分かりやすいです。

英文は I am Japanaise.です。

このことから

Je = I

suis = am

Japonaise = Japanaise

であることが分かります。

つまりsuisは英語で言うbe動詞「~です」という意味になります。

フランス語におけるbe動詞はêtre動詞と呼ばれており、ここはまた改めて詳しく紹介します。

suis の読み方はスィです。

性別との一致

日本人の意味の Japonaise は注意が必要です。

実は日本人でフランス語の辞書を引くと Japonais と出ます。

よく見ると一番最後のeがないのです。

これは主語が女性(ハナコ)に対応して日本人という単語も女性形に変わったのです。

このようなことが起きる条件として

  • 主語が女性もしくは女性名詞
  • be動詞に当たるêtre動詞を使っている

というものが挙げられます。

なぜならbe動詞と同じようにêtre動詞は

主語=目的語

の関係を示すからです。

そのため、主語が女性ならば目的語もそれに対応した形になるのです。

これは主に目的語が国籍、職業、形容詞のときに見られます。

そして女性形にする方法というものが、単語の最後にeを付けるということです。

これは一例なので実際にはeを付ける以外にもいろいろな形があります。

職業や身分だと英語でも

acter(俳優)とactress(女優)、

prince(プリンス)とprincess(プリンセス)

のように性別によって形が異なるものがあるのと同じです。

読み方については

Japonaiseジャポネイズと読みます(aiはエイと読みます)。

男性形の Japonaisジャポネと読むので性別が変われば読み方も変わります。

ということで、

Je suis Japonaise. は 

ジュ・スィ・ジャポネイズ

と読みます。

③性別の一致の例

文:Je suis étudiante. 

意味:私は学生です。

学生の意味である étudianteエチュディオントと読みます。

これも本来étudiant であるところ

主語が女性

・be動詞に当たるêtre動詞を使っている

ことから最後にeを付けてétudianteとなります。

このことから

Je suis étudiante. は 

ジュ・スィ・エチュディオント 

と読みます。

主語が男性の場合は

Je suis étudiant.    

ジュ・スィ・エチュディオン 

となります。

④年齢の表現

文:J’ai 20 ans.

意味:私は20歳です。 

英語の場合は I’am 20 years old. と表記しますが、

フランス語はbe動詞を使う Je suis 20 ans. ではなく J’ai 20 ans.と書きます。

文化的違いによるものなのでどうして違うのかを考える必要はありません。

ではこのaiは何なのか、

その正体は「~を持っている」という英語のhaveと同じ意味の単語です。

発音はエイと読みます。

J’ai は ジェイ 

と読みます。

この単語は相当使うことになるので必ず覚えましょう。

「~歳」の部分は英語と見比べると ansがそれにあたることが分かります。

an単体で「年」という意味があり、1年だったら un anと書きます。

今回は20歳なので複数形のsが付いて ansと書かれています。

最後の子音は発音しないので an でも ansでもオンと読みます。

注意しなければいけないのは、20 ans は vingt ans と書くのでvingt の最後のtと ansの音が繋がってヴァン・トン と読むところです。

このことから

J’ai 20 ans.

ジェイ・ヴァン・トン 

と読みます。

⑤私は~に住んでいます

文:J’habite à Tokyo.

意味:私は東京に住んでいます。

I live in Tokyo. と見比べると

J‘ = I

habite = live

à = in

であることが分かります。

つまり habite住んでいるという意味になります。

読み方は最初のhは発音しないでアビットと読み、

J’habite

ジャビット

と読みます。

à(ア)は場所を示す前置詞です。

場所以外にもいろいろなものに対して使うので、使い方の一つだと考えてください。

実は蚤の市編でも登場しており、そのときは

à vous aussi 「あなたも」という意味で英語にしたら to you tooとなるのでそこではtoと同じ役割をしていました。

以上のことから

J’habite à Tokyo.
 
ジャビット・ア・トウキョウ 

と読みます。

余談ですが、語学学校に通っていたころに先生に当てられてテキストを音読したら京都の発音が違うと指摘されました。

こちとら日本人なのでそこはむしろこちらがネイティブの発音なのよ、、、と言いたくなりました。

⑥私は~が好きです

文: J’aime le chocolat.

意味:私はチョコレートが好きです。

これも英語と見比べてみましょう。

I like chocolate.

このことから

aime = like

le chocolat = chocolate

ということが分かります。

aime「~が好き」という意味の動詞で、ここではエイムと読みます。

つまり

J‘aime

ジェイム

と読みます。

チョコレートは男性名詞

その後にチョコレートという名詞が付いています。

文の作り方は英語と同じですね。

では発音も同じかと言うと全く異なります。

Le chocolat ル・ショコラと読みます。

ショコラも日本で聞き馴染ものある言葉ですが、フランス語だったのですね。

冠詞のleが付いているということは、チョコレートは男性名詞だということが分かります。

女性名詞の一例として写真の意味を持つ la photo (ラ・フォト)を使うならば

J’aime la photo.

私は写真が好きです。

となります。

J’aime le chocolat.
ジェイム・ル・ショコラ

J’aime la photo.
ジェイム・ラ・フォト 

と読みます。

それではaimeの後には名詞しか来ないのでしょうか。

その疑問に答えてくれるのが次の文です。

⑦私は~することが好きです

文:J’aime chanter.

意味:私は歌うことが好きです。

英語の I like sing.と比べると

chanter = sing

ということになります。

つまり、英語と同じようにフランス語もaimeの後に動詞を置くことができるのです。

chanterションテー(フ)と読みます(最後のフはロウソクをそっと吹き消す様な弱い音)。

このことから

J’aime chanter. 
 
ジェイム・ションテー(フ)

と読みます。

主語と動詞の活用の関係

ここの文にはまた別の重要なポイントがあります。

それはchanterは動詞の原形だということです。

動詞の原形というのは辞書を引くと出てくる形です。

言い換えればaimeは動詞の原形ではありません

もっと言えばJe の隣にある今回見た動詞もすべて原型ではありません

英語だと現在文のIに付く動詞はlikeのように原型を通常用います(be動詞など例外はありますが)。

しかしフランス語の場合、現在文でも動詞の形は変わる、つまり活用されます。



何によって変わるのかと言うと主語によって変わるのです。

つまりJeのときはこの形だけれど、あなたや彼など主語が変わったら動詞の形は変わってしまうのです。

この動詞の活用のバリエーションの多さがフランス語の難しい所の一つとして挙げられます。

動詞の活用については今後解説していくので、今回は主語によって動詞の形が変わるということだけ覚えてください。

おさらい

それでは今回学んだ文章をおさらいしましょう。

Je m’appelle Hanako.                      
ジュ・マペル・アナコ

Je suis Japonaise. 

ジュ・スィ・ジャポネイズ

Je suis étudiante. 

ジュ・スィ・エチュディオント

J’ai 20 ans.

ジェイ・ヴァン・トン

J’habite à Tokyo. 

ジャビット・ア・トウキョウ

J’aime le chocolat.

ジェイム・ル・ショコラ

J’aime chanter. 

ジェイム・ションテー(フ)


意味語句読み方
私はJe(J’)ジュ
名前は~ですm’appelleマペル
~ですsuisスィ
日本人Japonaiseジャポネイズ
学生étudianteエチュディオント
~を持っているaiエイ
年、歳ansオン
住むhabiteアビット
好きaimeエイム
チョコレートle chocolatル・ショコラ
写真la photoラ・フォト
歌うchanterションテー(フ)


まとめ

初めて本格的な文法について説明したのでたった7文でも相当なボリュームになりました。

まだまだ初歩中の初歩なので、何度も読み返しておさらいしてください。

それでは(^^)/~~~

今回学んだこと

Je (私は)

を使った文の書き方


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