こんにちは(^O^)
今回は動詞を二つ紹介します。
前回は主語と一般的な動詞er動詞を紹介しました。
今回紹介する動詞はフランス語の動詞の中でもっともよく使われる動詞だと言われています。
何故その二つをピックアップするかと言うと、活用が不規則だからです。
それでは順番に見ていきましょう。
今回学ぶこと
être
avoir
形容詞の使い方
前回のレッスンはこちらをご覧ください。
être
意味:~です
読み:エートフ
être動詞の活用
英語のbe動詞にあたる動詞です。
思い返せば英語も主語によって I am, You are, He isとbe動詞の形が変わっていましたね。
それと同じものだと考えてください。
それでは活用を見て行きましょう。
主語 | 活用 | 読み方 |
Je | suis | ジュ・スィ |
Tu | es | チュ・エ |
Il | est | イレ |
Elle | est | エレ |
Nous | sommes | ヌ・ソム |
Vous | êtez | ヴ・ゼット |
Ils | sont | イル・ソン |
Elles | sont | エル・ソン |
このように見るとêtreの形なんてほとんど残っていませんね。
これも丸暗記してしまいましょう。
読み方に関してはIl, Elle, Vousの音が引っ付いて変わっています。
IlとElle、IlsとEllesの活用はどの動詞の活用でもそれぞれ常に同じです。
性と数の一致
それではここで例文として「~は日本人です」という文を書いてみます。
何か変化が起きているのでそれは何か見つけてみましょう。
文 | 読み方 |
Je suis Japonais(e) | ジュ・スィ・ジャポネ(イズ) |
Tu es Japonais(e) | チュ・エ・ジャポネ(イズ) |
Il est Japonais | イレ・ジャポネ |
Elle est Japonaise | エル・ジャポネイズ |
Nous sommes Japonais(es) | ヌ・ソム・ジャポネ(イズ) |
Vous êtes Japonais(e)(s) | ヴ・ゼット・ジャポネ(イ)(ズ) |
Ils sont Japonais | イル・ソン・ジャポネ |
Elles sont Japonaises | エル・ソン・ジャポネイズ |
ご覧の通りJaponaisの後にいろいろとカッコが引っ付いています。
これは以前自己紹介のところでも紹介しましたが、être動詞の時は後に来る単語の性別と数を主語と合わせる必要があるためです。
まず性別は男性か女性かのどちらかになります。
男性の場合はJaponaisのままです。
女性の場合は最後にeを付けてJaponaiseとなります。
これも自己紹介の時にお話ししました。
そのためIlとElleは性別が確定していますが、JeやTuは性別が状況によってどちらでもあり得ます。
そのため(e)として女性の場合を表記しています。
次に数について学ぶためにIlsとEllesを見ます。
Ilsの時はJaponaisですが、Ellesの時は Japonaisesとなっています。
Ellesは女性なので最後にeを付けるのは先ほどお話した通りです。
しかしEllesにはeだけでなくsもさらに後に付いています。
これはEllesは複数を対象にした主語だからです。
Ilsも複数ではありますが、元からJaponaisの最後にはsが付いているので変化が起こりません。
つまり、以下のようなルールがあると言えます。
①主語が女性ならばeを付ける
②主語が複数ならばsを付ける
③主語が複数の女性ならばesを付ける
このことからEllesは③なのでesが付いています。
Nousの場合は②は決定していますが、性別は状況によるので女性だった場合③になるので(es)となっています。
一番ややこしいのはVousです。
Vousには「あなたは」と「あなたたちは」の単数と複数の二通りの役割があります。
加えて性別も状況によって変わります。
つまり、状況によって①~③どれにでもなれるのです。
まとめると
・男性の単体 : 変化なし
・男性の複数 : sを付ける
・女性の単体 : eを付ける
・女性の複数 : esを付ける
となります。
読み方は
Japonais ならばジャポネ
Japonaiseでも Japonaisesでもジャポネイズ
です。
形容詞
形容詞の使い方
英語では形容詞を使うとき
He is big.
They are intelligent.
のようにbe動詞を用いました。
フランス語も同じです。
つまり、être動詞の後に形容詞を置きます。
それではpetit:プティ(小さい)を使って例を見ていましょう。
主語 | être動詞 | 形容詞 |
Je | suis | petit(e) |
Tu | es | petit(e) |
Il | est | petit |
Elle | est | petite |
Nous | sommes | petits / petites |
Vous | êtez | petit / petite/ petits / petites |
Ils | sont | petits |
Elles | sont | petites |
これも主語の性別と数によって形容詞petitの形が変わります。
先ほどと違ってsで終わっていないので複数形も別の形になります。
Vousのところを見えればすべてのパターンが分かります。
左から男性単数、女性単数、男性複数、女性複数と並べてあります。
読み方は
petit, petits は
プティ
petite, petites は
プティット
です。
続いてrouge:フージュ(赤い)で見ていましょう(日本語読みするとルージュ、こう聞くと知っている言葉かもしれませんね)。
主語 | être動詞 | 形容詞 |
Je | suis | rouge |
Tu | es | rouge |
Il | est | rouge |
Elle | est | rouge |
Nous | sommes | rouges |
Vous | êtez | rouge(s) |
Ils | sont | rouges |
Elles | sont | rouges |
これまでの中で一番シンプルですね。
その理由はrougeはeで終わっているので主語が女性であってもeを付け足す必要がないからです。
主語が複数の場合は最後にsを付けるだけです。
そのため読み方はすべてフージュです。
それでは練習として以下の単語を各主語のêtre動詞の後に置くとどうなるか書いてみましょう。
カッコの中は女性形の場合の発音です。
意味 | 語句 | 読み方 |
学生 | étudient | エチュディオン(トゥ) |
フランス人 | Français | フォンセ(イズ) |
賢い | intelligent | アンテリジョン(トゥ) |
大きい | grand | ゴーン(ドゥ) |
若い | jeune | ジューヌ |
avoir
意味:~を持っている
読み:アヴォワー(フ)
avoirの活用
英語のhaveと同じ意味でなおかつ、haveも主語によってはhasと変わるところは同じです。
以下がavoirの活用です。
主語 | 活用 | 読み方 |
J’ | ai | ジェイ |
Tu | as | チュ・ア |
Il | a | イラ |
Elle | a | エラ |
Nous | avons | ヌ・ザボン |
Vous | avez | ヴ・ザヴェ |
Ils | ont | イル・ゾン |
Elles | ont | エル・ゾン |
こちらも動詞の原形avoirと大きく変わっているので丸暗記してしまいましょう。
avoirの活用は母音で始まっているため、それぞれの主語の最後の子音と繋がります。
Jeはer動詞で説明したようにJ‘の短縮形になります。
être動詞とは異なりavoirの後に何か来ても主語の性別や数によって変化しません。
あのような変化が動詞によって起こるのは条件があるので一般的にêtre動詞以外では起こらないと考えてください。
avoirの例文
それでは例文を見てみましょう。
J’ai un chien.
⇒un chien
アン・シヤン(犬)
Tu as un stylo.
⇒un stylo
アン・スチロ(ペン)
Il a un chapeau.
⇒un chapeau
アン・シャポー(帽子)
Elle a un rendez-vous.
⇒un rendez-vous
アン・フォンデヴ(約束)
Nous avons un sac.
⇒un sac
アン・サック(カバン)
Vous avez un livre.
⇒un livre
アン・リーブフ(本)
Ils ont un téléphone.
⇒un téléphone
アン・テレフォン(電話)
Elles ont un gâteau.
⇒un gâteau
アン・ガトー(ケーキ)
これを機にいろいろな名詞も覚えて行きましょう。
今回はあえて男性名詞のみを選びました。
サック、テレフォン、ガトーと日本でも聞いたことがある言葉が混ざっていますね。
rendez-vousも日本語だとランデブーの語源になっています。
意味は「~を持っている」で訳していただければ大丈夫ですが、一つ目は「犬を持っている」というよりかは「犬を飼っている」の方が自然です。
このようにavoirの後に名詞を置けば「~を持っている」とできるので、辞書で調べた名詞を使って作文するのも上達につながります。
おさらい
それではêtre動詞とavoirのおさらいです。
être動詞の活用
主語 | 活用 | 読み方 |
Je | suis | ジュ・スィ |
Tu | es | チュ・エ |
Il | est | イレ |
Elle | est | エレ |
Nous | sommes | ヌ・ソム |
Vous | êtez | ヴ・ゼット |
Ils | sont | イル・ソン |
Elles | sont | エル・ソン |
être動詞の後に来る単語(形容詞、属性)は主語の性別と数で形が変わります。
・男性の単体 : 変化なし
・男性の複数 : sを付ける
・女性の単体 : eを付ける
・女性の複数 : esを付ける
avoirの活用
主語 | 活用 | 読み方 |
J’ | ai | ジェイ |
Tu | as | チュ・ア |
Il | a | イラ |
Elle | a | エラ |
Nous | avons | ヌ・ザボン |
Vous | avez | ヴ・ザヴェ |
Ils | ont | イル・ゾン |
Elles | ont | エル・ゾン |
この二つの動詞はこれから文法を学ぶほど必要となっていくものなので、必ず覚えましょう。
新出語句
意味 | 語句 | 読み方 |
小さい | petit | プティ |
赤い | rouge | フージュ |
フランス人 | Français | フォンセ |
賢い | intelligent | アンテリジョン |
大きい | grand | ゴーン |
若い | jeune | ジューヌ |
犬 | un chien | アン・シヤン |
帽子 | un chapeau | アン・シャポー |
約束 | un rendez-vous | アン・フォンデヴ |
カバン | un sac | アン・サック |
本 | un livre | アン・リーブフ |
電話 | un téléphone | アン・テレフォン |
ケーキ | un gâteau | アン・ガトー |
それでは(^^)/~~~
今回学んだこと
être
avoir
形容詞の使い方
37.5%
次のレッスンはこちら!!
フランス語の勉強はこちらをチェック!!
フランス情報はこちらをチェック!!
コメント