
こんにちは(^O^)
今回は動詞pouvoirとdevoirについて学びます。
どちらもよく使う上にかなり便利な言葉なのでしっかり覚えましょう。
また、「なぜ?」と理由を聞く方法と、その答え方についても学びます。
今回学ぶこと
動詞pouvoir
動詞devoir
なぜ pourquoi
~だから parce que
前回のレッスンはこちらをご覧ください。
まずはブログをご覧ください。
ブログ
今日は学校もお休みで家でのんびりしていたら友達から電話がかかってきました。

Allô
もしもし

Allô, ça va ?
もしもし、元気?

Tu peux aller au restaurant ce midi ?
お昼にレストランに行けますか?

Non, je ne peux pas aller.
いいえ、私は行けません。

Pourquoi tu ne peux pas aller ?
どうしてあなたは行けませんか?

Parce que je dois aller à l’école.
なぜなら学校に行かないといけないからです。

J’ai un rendez-vous avec le professeur.
私は先生と約束があります。

C’est dommage.
それは残念です。

Bon, à la prochaine fois.
うん、また次回ね。

Désolé, à la prochaine fois.
ごめんね、また次回に。
せっかく友達がランチに誘ってくれましたが行けなくて残念です。
先約が入っているのでしかたがないです。
ランチはまたの機会にします。
解説
①電話の応答
文:Allô
意味:もしもし
読み方:アロー
電話に出た時に言う言葉です。日本語なら「もしもし」にあたる言葉です。
②親しみのあるあいさつ
文:ça va ?
意味:元気ですか?
読み方:サ・ヴァ?
挨拶と一緒に言うセリフです。
日本ではそこまで習慣はないですが、海外では大体挨拶とセットで言います。
今回は友達ということで、親しい相手に使うセリフを使いました。
短くて便利な言葉です。
返事もそのままça va.でオッケーです。
丁寧な言い方だと以前習った
Comment allez-vous ?
コモン・タレ・ヴ
や
Vous allez bien ?
ヴ・ザレ・ビヤン?
親しい相手ならば上の2分のVous をTuにした
Comment vas-tu?
コモン・ヴァ・チュ?
Tu vas bien ?
チュ・ヴァ・ビヤン?
といった表現もあります。
③「~できる」の表現と一日の流れ
文:Tu peux aller au restaurant ce midi ?
意味:お昼にレストランに行けますか?
動詞pouvoir
ここで今回のキーワードpouvoirの登場です。
この動詞は「~することができる」という英語のcanの働きをする動詞です。
今回はレストランに行けるかどうかを聞いています。
それでは活用を見てみましょう。
主語 | 活用 | 読み方 |
Je | peux | ジュ・プ |
Tu | peux | チュ・プ |
Il | peut | イル・プ |
Elle | peut | エル・プ |
Nous | pouvons | ヌ・プヴォン |
Vous | pouvez | ヴ・プヴェ |
Ils | peuvent | イル・プーヴ |
Elles | peuvent | エル・プーヴ |
使い方は英語のcanと同じでpouvoirの活用の後に動詞の原形を置きます。
今回だと
Tu peux allerで
あなたは行くことができる
という意味になります。
なお、ここでの読みはpeuxの最後のxとallerの最初のaの音がつながってチュ・プ・ザレとなります。
一日の流れの名称
ce midiで「このお昼に」という意味になります。
厳密にはmidiで「正午」という意味ですが、文脈からしてランチを表しています。
ここで一日の流れの呼び方を学びましょう。
意味 | 単語 | 読み方 |
午前 | le matin | ル・マタン |
正午 | le midi | ル・ミディ |
午後 | l’après-midi | ラプヘ・ミディ |
夕方 | le soir | ル・ソワー |
夜 | la nuit | ラ・ニュイ |
今回は「今日の正午」と言いたいので英語のthisにあたるceを使っています。
以上のことから
Tu peux aller au restaurant ce midi ? は
チュ・プ・ザレ・オ・ヘストホン・ス・ミディ?
と読みます。
④「~できない」の表現
文:Non, je ne peux pas aller.
意味:いいえ、私は行けません。
ここではpouvoirの否定文の作り方が使われています。
動詞が二つ連続で使われている今回のような場合は一つ目に出てくる動詞に対して否定のne~pasを挟みます。
よって
Non, je ne peux pas aller. は
ジュ・ヌ・プ・パ・アレー
と読みます。
なお、pasの後に母音やhで始まる単語が来た場合、音をつなげてもつなげなくてもどちらでも大丈夫です。
⑤「なぜ」の表現
文:Pourquoi tu ne peux pas aller ?
意味:どうしてあなたは行けませんか?
ここでは疑問詞の「なぜ?」にあたるPourquoi(プフクワ)が登場しています。
一般的に文頭に置きます。
Pourquoiの後は通常の文をそのまま引っ付けるだけです。
Pourquoi tu ne peux pas aller ? は
プフクワ・チュ・ヌ・プ・パ・アレー?
と読みます。
⑥「なぜなら」と「~しなければならない」の表現
文:Parce que je dois aller à l’école.
意味:なぜなら学校に行かないといけないからです。
「なぜなら」の表現
さきほどの「なぜ?」に対しての答え方が書かれています
「なぜなら~」とフランス語で書く場合、Parce que(パスク)を使います。
このParce queの後に通常の文を書けばそのまま理由の説明になります。
また、「文Aだから文B」というように二つの文をつなぐこともできます。
今回だと
Je ne peux pas aller.
Je dois aller à l’école.
の二つの文をParce queつないで
Je ne peux pas aller parce que je dois aller à l’école.
と書いて「私は行けません、なぜなら学校に行かなければならないからです。」とも
Parce que je dois aller à l’école, je ne peux pas aller.
「学校に行かないといけないので、私は行けません。」と書くこともできます。
動詞devoir
次の本日のキーワードであるdevoir(ドゥヴォワーフ)の登場です。
「~しなければいけない」という意味の動詞で英語のmustの役割があります。
使い方はpouvoirと同じで直後に動詞の原形を置いて使います。
それでは活用です。
主語 | 活用 | 読み方 |
Je | dois | ジュ・ドワ |
Tu | dois | チュ・ドワ |
Il | doit | イル・ドワ |
Elle | doit | エル・ドワ |
Nous | devons | ヌ・ドゥヴォン |
Vous | devez | ヴ・ドゥヴェ |
Ils | doivent | イル・ドワーヴ |
Elles | doivent | エル・ドワーヴ |
否定文を作るとき、つまり「~してはいけない」とするときもpouvoirと同じように、
Je ne dois pas allerのようにdevoirの活用をneとpasで挟みます。
まとめると、
Parce que je dois aller à l’école. は
パスク・ジュ・ドワ・ザレー・ア・レコール
と読みます。
⑦名詞の性別表現
文:J’ai un rendez-vous avec le professeur.
意味:私は先生と約束があります。
先生という単語はle professeur(プフォフェッスウーフ)です。
単語の最後の-eurは「~をする人やもの」という英語の-erと同じ意味を示します。
女性形になるとla porfesseureのように最後にeが付きます。
⑧ガッカリしたときの表現
文:C’est dommage.
意味:それは残念です。
読み方:セ・ドマージュ
とても便利な表現なので覚えましょう。
⑨感動詞と別れ際のフレーズ
文:Bon, à la prochaine fois.
意味:うん、また次回ね。
感動詞のbon
Bon(ボン)は通常「よい」という意味のある単語です。
しかし今回のように、「うん、じゃあ」というような感動詞として使うことも多いです。
文脈の中で大きな意味があるわけではないので、軽く聞き流しても差し支えないです。
別れ際のフレーズ
à la prochaine fois(ア・ラ・プフォシェンヌ・フォワ)で「また次回に」という意味になります。
分けて考えると
prochaine 次の
fois 回
となっています。
prochainは修飾する名詞の性別によって形が変わります。
男性名詞ならばprochain(プフォシャン)、女性名詞ならばprochaine(プフォシェンヌ)となります。
今回のfoisは女性名詞のためprochaine foisと書きます。
à la prochaine fois は
ア・ラ・プフォシェンヌ・フォワ
と読みます。
⑩謝罪の表現
文:Désolé, à la prochaine fois.
意味:ごめんね、また次回に。
ごめんなさいと言うときはDésolé(デゾレ)を使います。
謝罪にも程度があり、肩がぶつかったりするようなちょっとした「失礼」というくらいの謝罪ではpardon(パフドン)を使います。
申し訳なさを強調して「ごめんなさい」という場合はJe suis désolé(e).と言います。
女性が主語の場合はeが付いてdésoléeになります。
状況によって使い分けましょう。
今回は友達に対して申し訳なさを伝えるために簡略してDésoléを使っています。
おさらい
それでは、今回のおさらいです。
スクリプト

Allô
アロー

Allô, ça va ?
アロー、サ・ヴァ?

Tu peux aller au restaurant ce midi ?
チュ・プ・ザレ・オ・ヘストホン・ス・ミディ?

Non, je ne peux pas aller.
ノン、ジュ・ヌ・プ・パ・アレー

Pourquoi tu ne peux pas aller ?
プフクワ・チュ・ヌ・プ・パ・アレー?

Parce que je dois aller à l’école.
パスク・ジュ・ドワ・ザレー・ア・レコール

J’ai un rendez-vous avec le professeur.
ジェイ・アン・フォンデヴ・アベック・ル・プフォフェッスウーフ

C’est dommage.
セ・ドマージュ

Bon, à la prochaine fois.
ボン、ア・ラ・プフォシェンヌ・フォワ

Désolé, à la prochaine fois.
デゾレ、ア・ラ・プフォシェンヌ・フォワ
新出語句
意味 | 語句 | 読み方 |
もしもし | Allô | アロー |
元気ですか? | ça va ? | サ・ヴァ? |
~することができる | pouvoir | プヴォワー |
正午 | midi | ミディ |
なぜ | pourquoi | プフクワ |
なぜなら | parce que | パスク |
~しなければならない | devoir | ドゥヴォワー |
先生 | le professeur | ル・プフォフェッスウーフ |
残念だ | dommage | ドマージュ |
うん | bon | ボン |
次の | prochain(e) | プフォシャン |
回 | fois | フォワ |
ごめんなさい | désolé(e) | デゾレ |
失礼 | pardon | パフドン |
動詞pouvoirの活用
主語 | 活用 | 読み方 |
Je | peux | ジュ・プ |
Tu | peux | チュ・プ |
Il | peut | イル・プ |
Elle | peut | エル・プ |
Nous | pouvons | ヌ・プヴォン |
Vous | pouvez | ヴ・プヴェ |
Ils | peuvent | イル・プーヴ |
Elles | peuvent | エル・プーヴ |
動詞devoirの活用
主語 | 活用 | 読み方 |
Je | dois | ジュ・ドワ |
Tu | dois | チュ・ドワ |
Il | doit | イル・ドワ |
Elle | doit | エル・ドワ |
Nous | devons | ヌ・ドゥヴォン |
Vous | devez | ヴ・ドゥヴェ |
Ils | doivent | イル・ドワーヴ |
Elles | doivent | エル・ドワーヴ |
一日の流れの呼び方
意味 | 単語 | 読み方 |
午前 | le matin | ル・マタン |
正午 | le midi | ル・ミディ |
午後 | l’après-midi | ラプヘ・ミディ |
夕方 | le soir | ル・ソワー |
夜 | la nuit | ラ・ニュイ |
理由の聞き方と答え方
Pourquoi + 文 ?
⇒なぜ~
Parce que + 文
⇒なぜなら~
Parce que + 文A, 文B
もしくは、
文B parce que + 文A
⇒文Aなので、文Bです
まとめ
今回は「~できる」「~しなければならない」という表現を学びました。
動詞の活用は不規則ですが、これらが使えるようになるとより会話もスムーズにできるようになります。
ぜひ覚えましょう。
また、「なぜ」を聞く方法も聞かれることはかなり多いので、スラッと答えられるように用法をしっかり身につけましょう。
それでは(^^)/~~~
今回学んだこと
動詞pouvoir
動詞devoir
なぜ pourquoi
~だから parce que
20%
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