こんにちは(^O^)
日本と提携を結んでいるフランスの姉妹都市を紹介する記事第二弾です。
今回も日本のどの都市と姉妹都市になっているのか、どういった経緯でそうなったのかを紹介します。
お住まいの町も登場するかもしれないので要チェックですよ!!
前回の記事はこちらをご覧ください。
姉妹都市とは?
姉妹都市という言葉は聞きますが具体的に何のことなのかまずは見てみましょう。
姉妹都市とは都市間における文化交流などを目的に提携した都市を指します。
これから紹介するような海外との都市との提携のイメージが強いですが実は日本国内の都市同士での姉妹都市も存在しています。
また、姉妹都市と言いつつも都道府県単位で提携していることもあります。
姉妹都市の提携には以下の3つの条件が必要とされています。
・両首長の提携書にサインがされていること
・交流分野が特定のものに限られないこと
・議会の承認を得ること
です。
あくまで日本の場合なので他の国では他に承認が必要なところがある場合もあります。
姉妹都市の見つけ方
そもそもどうやって姉妹都市を探すのでしょうか?
その理由は様々ですが多いのは共通点を持っていることがきっかけとなることが多いです。
例えば綿織物産業がお互い盛んな街だから提携するようなものです。
他にも緯度が同じといったような地理を理由にする場合もありますし、長崎市が江戸時代にオランダと交易していたような歴史的なつながりがあるところもあります。
他には個人の推薦によるものもありその経緯は十人十色と言えます。
どういった取り組みがあるの?
姉妹都市の相手とどのような取り組みを行っているかはその都市によって大きく異なります。
お互いの都市の間でホームステイを行ったり、提携先がデザインしたものを展示することもあります。
それぞれの自治体のホームページを見ると活動内容が記載されているので興味がある方は見てみましょう。
姉妹都市紹介
①オルレアン
今回一つ目はオルレアンです。
お城がたくさんあることで有名なロワール地方にある都市で、百年戦争の時にジャンヌダルクがイギリス軍から町を解放したことでも知られています。
このことから毎年春にはジャンヌダルクのお祭りが開催され、毎年ジャンヌダルク役の女性が選ばれ、パレードをしながら大聖堂へと向かいます。
そんなオルレアンの姉妹都市は栃木県の宇都宮市です。
提携したのは1989年で、オルレアンがテクノポリスを推進している都市と姉妹都市提携を結びたいと探している中宇都宮市が候補に挙げられました。
その後オルレアンより視察が来て提携の申し出が来たことで今度は宇都宮市からオルレアンに視察を送り提携を結ぶ運びとなりました。
2019年には提携30周年を記念してお互いの町を訪問して行事に参加したり高校生のメールによる交流などが行われました。
②アンボワーズ
同じくロワール地方にある都市、アンボワーズが次に紹介する都市です。
アンボワーズにはフランソワ1世のお城が川辺の高台の上にあります。
「モナリザ」や「最後の晩餐」を手掛けたイタリアの芸術家レオナルドダヴィンチが晩年を過ごしたのもこの町です。
フランソワ1世に誘われてこの町の外れにある屋敷で晩年を過ごした彼はフランソワ1世に看取られてこの世を去ったと言われています。
そんなアンボワーズの姉妹都市となっているのは長野県、諏訪市です。
1987年に提携しましたが、その経緯はアンボワーズの当時の市長が城下町のある文化的都市を探す中で諏訪市が選ばれたことがきっかけでした。
提携25周年の際にはアンボワーズの街の通りの一つを「諏訪通り」と命名し、式典が行われました。
③トゥール
ロワール地方を観光する際に拠点にするのに向いているのがトゥールです。
立地からして他のお城がある町の中間にあたる大きい都市で、観光案内所では各お城へのツアーも申し込みができます。
大聖堂や旧市街といった見どころがありますが、お城は文化センターとして使われていてあまり観光向けではないです。
そんなトゥールと姉妹都市提携を結んでいるのは香川県の県庁所在地である高松市です。
1986年に当時の高松市長が大阪のフランス総領事や香川県の日仏教会の勧めでトゥールを訪問したことがきっかけで、その後トゥールからも視察団が来て翌年に高松市からも視察団を送り同意を得られたことで1988年に提携を結びました。
トゥールのチーズ職人が来日して小学校などでチーズ講座を開くなどをして食育を行っています。
④ナント
多くのお城の近くを流れるロワール川が大西洋にたどり着く少し手前にある大都市がナントです。
町にはアンリ4世が宗教の信仰の自由を認めた「ナントの勅令」を発令したブルターニュ侯爵城があり、ロワール川に浮かぶ島には巨大な動物型のテーマパークがあります。
ナントと姉妹都市提携を結んでいるのは新潟市です。
提携することに合った経緯は新潟市が新潟・フランス協会を設立する際にフランス大使館にナントにあるアトランティック・ジャポン協会を紹介されたことがきっかけでした。
その後お互いの市で「新潟フェア」や「ナントフェア」を開催したことでお互いの現地会社の交流も進み、その後お互いの地理や行政などの共通点を踏まえて1999年に提携を結びました。
その後毎年のようにお互いに交流を行っています。
きっかけが市ではなくフランス協会という珍しいパターンです。
⑤ボルドー
ナントより南に行った大西洋岸地方にある都市がボルドーです。
ポートワインでも有名なこの町は町を流れるガロンヌ川の形から「三日月の港」として世界遺産に登録されています。
町は入り組んだように路地が広がっており、劇場や大聖堂など洗練された装飾の建物を多く見ることができる大きな都市です。
そんなボルドーと提携を結んでいるのが福岡市です。
九州日仏学館の学長が福岡市とボルドーに姉妹都市提携を結ぶように声を掛け、その後実際にボルドーに視察に行ったり、展覧会の開催をしたり、お互いの大学で姉妹提携を結んだ後に1982年に姉妹都市提携を結びました。
学長が双方に声を掛けたことがきっかけというのも他ではあまり見ないパターンです。
⑥リモージュ
今回最後に紹介するのはリモージュです。
フランス中央部にあるリムーザン地方の都市で焼き物が有名な街です。
町は大聖堂や古い町並みが残されているシャトー地区と中心街があるシテ地区の二つに分かれています。
また画家ルノワールの出身地でもあります。
そんなリモージュと姉妹都市提携を結んでいるのは愛知県瀬戸市です。
瀬戸市は「せともの」という言葉があるように焼き物で有名な街でリモージュを始め焼き物で有名ないくつもの街と姉妹都市提携をしています。
リモージュと提携を結ぶきっかけとなったのは東京で開催された国際見本市に参加したリモージュ企業が瀬戸市を訪れたことでした。
そこから交流が行われるようになり2003年に提携を結びました。
お互いの都市で「セト・デイズ」「リモージュ・デイズ」という文化イベントを開催することで交流を深めています。
まとめ
今回はロワール地方から始まりボルドーのような大都市も登場しました。
リモージュと瀬戸市のように産業的に共通点があるところもきっかけは姉妹都市を意識していないところもあれば、姉妹都市を結ぶように双方の都市に呼び掛けるところもあり改めてそのきっかけはいろいろだと感じました。
個人的にはアンボワーズに「諏訪通り」ができたことに驚きました。
それではまた次回に(^^)/~~~
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