【フランススイーツ】シュークリームの歴史やフランスで食べられる派生スイーツ

シュークリーム

こんにちは(^O^)

日本でもよく知られているフランスのスイーツを紹介するコーナー。

今回のテーマはシュークリームです。

日本ではケーキ屋さんやコンビニなどいろいろなところで買えるおなじみのスイーツですが、本場フランスではどうなのでしょうか。

また、シュークリームの歴史や種類についても紹介します。



シュークリームとは?

まずはシュークリームがどいったものかおさらいしましょう。

シュークリームとは中身が空洞になった球体の生地にクリームを詰め込んだスイーツです。

日本では大きさも様々で中に詰めるクリームはカスタードクリームか生クリーム、もしくはその両方が多いです。

しかし、このシュークリームという言葉は和製英語のため海外では正しく伝わりません

英語圏で話せばシューは靴という意味になり、靴用クリームを連想させます。

シュークリームのシューはフランス語のキャベツなどを指すchouから来ており、クリームは英語のためフランス語と英語が一緒になった言葉になっています。

英語ならばクリーム・パフ、フランス語ならばシュー・ア・ラ・クレーム(chou à la crème)と呼びます。

このことから日本でしかスイーツの意味でのシュークリームは通じないので注意しましょう。

シュークリームの起源

シュークリームの起源は諸説ありますが、シュークリームの生地は16世紀にイタリアのカトリーヌ・ド・メディシスがフランス国王アンリ2世と結婚する際に連れてきたお抱えの菓子職人ポプリーヌによってフランスに伝わったとされています。

その当時はポプリーヌの名前をとってポプリン(Popelin)と呼ばれていましたが、やがてパリのパティシエのジャン・アヴィスによって現在のような生地に完成されました。

そしてその見た目がキャベツに似ていることからパト・ア・シュー( pâte à chou)と呼ばれるようになります。

この頃はシュー生地の中にクリームを詰めるのではなく、シチューなどに浸して食べるものでした。

なお、ポプリンの言葉を基にしたポプリーニ(Popelini)という人気のシュークリーム専門店がパリにあります。



現代のように甘いクリームを入れるようになったのは18世紀後半から活躍したパティシエのアントナン・カレームによるものです。

彼はエクレアやミルフィーユなどのスイーツも生み出したとされています。

アントナン・カレームはシュー生地を今の形にしたジャン・アヴィスの下で修業していたこともあり、師弟の手によって今の形になったと言えます。

フランスのシュークリーム

古くから続いている伝統のお菓子だということが分かりましたが、実は日本で見るようなシュークリームはフランスのお店ではあまり見かけません

日本で見かけるシュークリームは「昔風のシュークリーム」という意味のシュー・ア・ロンシエンヌ(chou à l’ancienne)と呼ばれています。

フランスでは家庭でもできるシュークリームとして考えられていたことからお店で売られることはあまりありません。

シュークリームの仲間

日本で見るシュークリームがお店に並ばない代わりにシュー生地を使った別のスイーツが売られています。

ここからは一緒にシュークリームから派生したスイーツを見ていきましょう。

エクレア

エクレア

「稲妻」の意味を持つ日本でもお馴染みのスイーツです。

フランスではチョコレートのコーティング以外にコーヒー味やバニラ味も一般的です。

エクレアについての詳しい内容はこちらをご覧ください。


パリ・ブレスト

パリブレスト

中央に大きな穴が開いた形が特徴的なスイーツです。

上下二つのリング状のシュー生地にクリームを挟んであるのが特徴です。

かつてパリ~ブレスト間で開催された自転車レースを記念して作られたもので、リング状の形は自転車のタイヤをイメージしています。

プロフィトロール

プロフィットロール

小さなサイズのシュークリームを主に指します。

一般的に上にチョコレートソースがかかっていることが多く、レストランで注文するとシュー生地の中にはバニラアイスが入っており、その上にアツアツのチョコレートソースがかかったものが出てきます。

私が大好きなスイーツの一つで、レストランで見かけたら迷わず注文します。

なお、イギリスではシュークリーム全般をプロフィトロールと呼びます

シューケット

これも小さなシュー生地を使ったものですが、上に大きめの砂糖の粒であるパールシュガーがまぶしてあるのが特徴です。

中にはクリームが入っており、エクレアのようにチョコレートでコーティングされているものもあります。

これはどちらかといえばパン屋さんで買うことができます。

クロカンブッシュ

小さなシュー生地を積み上げて作る大きなケーキです。

キャベツが子孫繫栄の象徴としてフランスではウェディングケーキとしてよく使われます。

名前はカリッと食感(クロック)が口(ブッシュ)の中で(アン)味わえるという意味から来ています。

グジェール

グジェール

フランスのブルゴーニュ地方で食べられているものです。

他のものとは異なり、シュー生地の中には何も入っていません。

代わりに生地にチーズが練りこまれているのが特徴です。

これ以外にも特別な時に食べられるサントノレや先ほど紹介したパリのシュークリーム専門店ではポプリーニでは表面に様々な色のクリームでコーティングしたかわいらしい小さなシュークリームを販売するなど現在も進化を続けています。

日本での始まり

シュークリームが日本で初めて見られるようになったのは、幕末の横浜でした。

フランスから来たパティシエのサミュエル・ピエールによって日本へと渡ってきました。

まとめ

以上がシュークリームの紹介です。

意外にも日本で売られているシュークリームはフランスのお店ではあまり見かけないものでした。

しかしエクレアやプロフィトロールなどシュー生地を使った派生したスイーツがあることが分かりました。

フランスに来た際はこれらのスイーツを食べてみてはいかがでしょうか。

それでは(^^)/~~~

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