【宛名書きも解説】フランス⇔日本に手紙や封筒を送る方法

こんにちは(^O^)

フランスで手紙を出すときにどうすればいいのか困ったことがありませんか?

今回はフランス国内での手紙やハガキの出し方や日本に対してどのようにすればいいのかを紹介します。

実は私は過去に日本から送った荷物を受け取れなかったことがありました。

どうしてそうなったのか、その原因と同じ目に遭わないための対策も紹介します。

これを読めば郵送のお悩みともおさらばです。



日本からフランスへの封書の出し方

まずは日本からどうやって封書を出すのか紹介します。

ここでの封書とはハガキや書類などが入った封筒のことだとお考え下さい。

日本から海外に手紙を出す場合は郵便局で国際郵便を利用します。

手順は以下の通りです。

①書類を用意する

②宛名書きをする

③切手を買って投函する

です。


まず封書の内容物ですが、ハガキや書類など紙のものをイメージする方も多いですが実はそれ以外にも以下のものも送ることができます。



・CD、DVD、ブルーレイ

・パスポート、免許証

・現金、クレジットカード

・雑誌、教科書

※ものによっては税関を通す必要があるため税関告知書という書類が必要となる場合があります。


ハガキはサイズや重さに大きな違いはありませんが、封筒で何かを送る場合は重さやサイズによって定形郵便か定形外郵便に分かれます。

 定形郵便物定形外郵便物
重さ50gまで2 kgまで
サイズ長辺 14~23.5cm 短辺 9~12cm
厚さ 1cmまで
最長辺 60cmまで 長さ+幅+高さ=90cmまで
巻物体の場合 直径×2+長さ=104cmまで

※定形郵便物のサイズでも50gを超えたら定形外郵便物になります。


日本国内で封書を出す場合とは異なり海外に送る場合は専用の書き方があります。

下の図をご覧ください。

言うまでもないですが、アルファベットで書きましょう。

そうでないとフランスの郵便局員さんは困ってしまいます。

また基本的に用紙は横向きにして書きます。

それぞれのポイントは以下の通りです。


①差出人の情報

差出人の情報は左上に書きます。

Fromと文頭に書いてあるので一目でこれが差出人情報と分かります。

次に差出人の名前を書きます。

名字はすべて大文字で書きます。

それから住所を書きますが、日本の書き方とは逆で建物名⇒番地⇒町⇒市⇒都道府県⇒郵便番号と段々と範囲を広げる順番に書きます。

最後は改行して国名を書きますが、これもすべて大文字で書きます。

こうすることでどの国なのか一目で分かるようにします。


②受取人の情報

受取人の情報は右下に書きます。

最初にToと書くことで判別できるようにします。

後は差出人の時と同じく受取人名⇒住所⇒国名の順番に書きます。


住所を書く時の注意点

ここで注意したいのが受取人がホームステイなどで表札に名前が載っていない場合です。

受取人の名前が表札に書かれていないと届かないことがあります。

実際に私もこれで失敗したことがあります。

フランスに初めて住んだ時に日本から自分宛てに段ボールで荷物を送ったのですが、表札に自分の名前がなかったので日本に送り返されました。

荷物は届かず、送り返されたときの送料は着払いで家族が払うという大失敗でした。

こうならないように住所の最初にChez Roger(ロジャーさんの家)のように表札に書かれている人の名前を書くと防ぐことができます。


また一軒家でなくアパートなど集合住宅に住んでいる場合も注意です。

以下のことを書かないとちゃんと届けてくれない場合があります。

・部屋番号

・何階か

・建物に入るためのコード

これらがないと家にいたのに諦めて不在届が入っていたなんてことも頻繁に起きます。


③国際郵便マーク

これが国際郵便だと分かるように左下にAir Mailと黒か青で書きます


宛名書きも終わったら上の図の右上に切手を貼って投函します。

切手は郵便局の窓口で国際郵便で送りたいと言えば重さやサイズに応じた切手を買うことができます。

その際にどのような手段で送るかを選ぶ必要があります。

選択肢は

・航空便

・船便

・EMS

の3つです。


それぞれの特徴を図にするとこのようになります。

 船便航空便EMS
届くまでの時間遅い中間早い
料金安い中間高い

※SAL便という手段もあるのですが、現在停止中のためここでは省略します。


参考に2 kgの書類を定形外郵便物として東京からフランスに送る場合を計算してみました。

 船便航空便EMS
届くまでの時間13日6日
料金2980円4130円6700円

計算は郵便局のホームページからできます。

https://www.post.japanpost.jp/cgi-charge

船便の日数が出ていないのは船が出るタイミングであったり、航路の天候に左右されるからだと考えられます。

参考に過去2回船便で段ボールを日本から送った時はどちらも2か月くらいかかりました

この図から分かるようにEMSは早く届くけれど高いことが分かります。


ちなみにハガキの場合は以下の通りです。

 船便航空便EMS
届くまでの時間13日なし
料金90円100円なし

EMSは取り扱っていないので航空便がオススメです。

なおクリスマスカードなどグリーティングカードの航空便は140円です。


このようにどのように送るかでかかる時間もお金も変わってきます。

時間を逆算して自分はどれがいいのか考えて選びましょう。


フランスでの封書の出し方

日本からフランスへの封書の出し方の次はフランスでの出し方です。

フランスでも封書は郵便局(La Poste)を利用します。

手順は日本と同じです。


フランスから日本に送る場合の宛名書きは先ほど紹介した国際郵便の宛名書きをそのまま使えば問題ありません。

フランス国内に郵送する場合は次のような書き方になります。

【表面】

【裏面】

表には送り先の名前と住所を、裏面には送り主の情報を書きます

日本の封筒の書き方と同じですが、裏面の送り先については封をする部分に書きます。

また送り先だと分かるようにExpediteurと書きます。


相手の敬称は以下の通りです。

 敬称略称
男性MonsieurM.
女性MadameMme
未婚女性MademoiselleMlle

相手が親しい間柄ならば付けなくてもいいですが、付けておくのが無難です。


また宛名書きは以下の6つのルールがあります。

①住所と名前は正式名称を書くこと

②6行以内で書くこと

③一行辺り38文字以内で書くこと(スペース込み)

④句読点、斜め書き、下線は書かないこと

⑤最後の3行はすべて大文字で書くこと

⑥左揃えで書くこと

結構細かいルールがありますが、そこまで気にしなくていいですが知っておいて損はないです。


切手は郵便局の窓口や局内にある券売機で買う方法もありますが、現在はインターネットで購入する方法が増えてきたのでこちらを紹介します。

券売機での買い方はこちらがシンプルで分かりやすいのでオススメです。

https://aveclafr.exblog.jp/23739832

フランス国内宛てでも日本宛てでも同じ手順なのでまとめて紹介します。

ちなみにインターネットで買う方が若干安いです。


手順は

①郵便局のホームページに行く

②切手の種類を選ぶ

③切手の送り先や重さを選ぶ

④枚数を選ぶ

⑤購入する

⑥印刷して手紙に貼って投函する

です。

これならば家にいながら購入できるのでお手軽です。

家にプリンターがなくて印刷できないという方もご心配なく。

後ほどプリンターなしで切手を購入する方法を紹介します。


①郵便局のホームページに行く

下の郵便局のホームページに行きます。

https://www.laposte.fr/mon-timbre-en-ligne


②切手の種類を選ぶ

下に進んで切手の種類を選びます。

一番左のLETTRE VERTEを選びます。

これがスタンダードの料金です。

他は追跡サービスなどのオプション付きのものです。


③切手の送り先や重さを選ぶ

切手の種類を選ぶとこのようなページに行きます。

ここでは切手のデザインを選ぶことができます。


送り先も選ぶことができ、写真のようにÀ l’internationalを選んで送り先を日本にすれば日本への切手も買うことができます。

フランス国内の場合は上のEn Franceから送り先をFranceにしてください。

なお郵送の目安は以下の通りです。

フランス国内:3日

日本:1週間


国際郵便を選んだ場合、内容物を選ぶ項目が出ます。

上が手紙、ハガキ、書類で下が本やCDなどの物品です。

物品の場合は税関申告書が必要となります。

また、厚さ3cmまでなので物品は後ほど紹介する荷物郵送がオススメです。


その次は追跡サービスのオプションを付けるかどうか選びます。

フランス国内と国際郵便では種類が異なって表示されますが、不要な場合は一番上を選びます。


最後は郵送物の重さを選びます。

一番安いのが20gまででA4用紙3枚くらいと目安が書いてあります。

ハガキ、書類の郵送ならばこれで十分です。

ちなみに最大2 kgまでです。


すべて選んだらEtape suivante(次へ進む)を押します。


④枚数を選ぶ

内容を決めたら枚数を選びます。

枚数を選択するとA4用紙にどのように印刷されるかレビューを見ることができます。

必要な枚数を選んだらAjouter au panier(買い物カゴに入れる)を選びます。


⑤購入する

買い物カゴを見ると購入確認画面に移ります。

内容に変更がなければVoir mon panier(買い物カゴを見る)を押し、次のページでValider mon panier(購入する)を選びクレジットカード情報を入力して購入します。


⑥印刷して手紙に貼って投函する

購入後送られてきたファイルから切手を印刷します。

印刷した用紙から切手を切り取り、糊で貼れば完成です。

後はポストに投函しに行きましょう。


プリンターがない場合

家にいながら印刷できるのでいつでもお手軽にできますし、言葉に自身がなくてもゆっくり買うことができます。

しかし家にプリンターがない場合はどうすればいいのでしょうか?

そんな方のために電子切手サービスというものがあります。

これはインターネットで電子切手を購入したときに送られてくるコードを切手の貼る位置に書くことで切手の代わりになるというものです。

これならプリンターがなくても手軽に送ることができます。


ただし以下の条件があるので注意が必要です。

・La Posteのスマホアプリからしかできない

・フランス国内のみ(日本へは送れない)

・20g以下のもののみ

フランス国内に手紙を送りたいときなどには便利ですが、それ以外は対応していません。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.laposte.fr/timbre-numerique


プリンターが身近になく、20g以上のものや日本に送りたいときは郵便局で購入するか、プリンターが使えるところを見つける必要があります。

フランスで印刷したいときの情報はこちらをご覧ください。


もしくは電子書留サービス(Lettre recommandée en ligne)を利用する方法もあります。

これは送りたい書類を郵便局のホームページに送り、郵便局が代わりに書類の印刷や封入、郵送までしてくれるサービスです。

料金は割高ですが、奥の手として知っておいてもいいかと思います。

https://www.laposte.fr/lettre-recommandee-en-ligne


まとめ

以上がフランス⇔日本への封書の送り方です。

メールで書類を手軽に送れる現代ですが、フランスでは書類を郵送することはよくあります。

フランス国内の郵送方法だけでも今回紹介したようにいろいろなサービスがあるのでぜひ活用してください。

それでは(^^)/~~~



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