こんにちは(^O^)
留学や駐在など長期に海外に住む場合日本から持っていきたいものがたくさんあるかと思います。
飛行機に乗るときの荷物で足りるならばいいですが、それよりも多い場合は国際輸送を利用することになります。
そこでどのように日本から海外へ荷物を送ればいいのかフランスを例に解説します。
中でも郵便局を使った送り方を紹介します。
これを読めばバッチリ荷物を送ることができるようになりますよ!!
国際郵便についてはこちらをチェック!!
日本からフランスに荷物を送る場合
日本から荷物を送る場合、以下の手順で送ります。
①荷物の中身を用意する
②送る方法を決める
③段ボールを用意する
④送るための書類を用意する
⑤梱包する
⑥発送する
①荷物の中身を用意する
まずは送る荷物を用意します。
送りたいものを自由に用意したいところですが、中には送ってはいけない禁制品があります。
禁制品には世界共通のものと国や地域によるものの2つあります。
世界共通のものは例えば
・スプレー缶
・モバイルバッテリー
・香水
・花火
・お金
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/index.html
国や地域によるものでフランスでは例えば
・缶詰め
・美術品や骨とう品
・動物の皮
・たばこ
美術品や骨とう品などいかにもフランスという感じがしました。
なお、送る方法によって禁止されていないこともあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/nonmailable_articles.php?cid=69
②送る方法を決める
送りたいものを用意出来たらどのように送るか決めます。
荷物を送る手段としては
・航空便
・船便
・EMS
の3つがあります。
それぞれの特徴を図にするとこのようになります。
船便 | 航空便 | EMS | |
届くまでの時間 | 遅い | 中間 | 早い |
料金 | 安い | 中間 | 高い |
SAL便という手段もあるのですが、現在停止中のためここでは省略します。
参考に20 kgの荷物を東京からフランスに送る場合を計算してみました。
船便 | 航空便 | EMS | |
届くまでの時間 | ? | 9日 | 6日 |
料金 | 11900円 | 39200円 | 44500円 |
計算は郵便局のホームページからできます。
https://www.post.japanpost.jp/cgi-charge
船便の日数が出ていないのは船が出るタイミングであったり、航路の天候に左右されるからだと考えられます。
参考に過去2回船便で段ボールを日本から送った時はどちらも2か月くらいかかりました。
この図から分かるようにEMSは早く届くけれど高いことが分かります。
EMSは飛行機で優先的に送ってもらう方法です。
また、送り方によって重さやサイズの規定もあります。
船便 | 航空便 | EMS | |
重さ | 30 kgまで | 30 kgまで | 30 kgまで |
サイズ | 長さ1.05m 長さと横周の合計2m | 長さ1.05m 長さと横周の合計2m | 長さ1.5m 長さと横周の合計3m |
※フランスの場合です。
違いはEMSのサイズが大きいくらいです。
③段ボールを購入する
荷物と送る方法を決めたら荷物を入れる段ボールを用意します。
用意した荷物に応じて段ボールを用意しましょう。
とりあえず大きいものにすればいいように思いますが、荷物に対して大きすぎるとスカスカになってしまいます。
荷物は輸送中他の荷物の下敷きになるかもしれません。
そうなると中身がスカスカだと押し潰されてしまいます。
そのため理想は段ボールパンパンになるように詰めることです。
隙間は新聞紙やプチプチマットなどで埋めるのですが、そこは梱包のときに考えます。
とりあえず荷物が用意出来たら段ボールを一旦用意してどれくらい入るか確かめます。
まだ入る余裕があるならば荷物を追加することもできます。
段ボールは頑丈な素材のものをホームセンターなどで購入することをオススメします。
ホームセンターではサイズも書いてあるのでイメージしやすくてオススメです。
④送るための書類を用意する
段ボールに荷物を入れて問題なさそうだったら書類を用意します。
しっかり梱包してガムテープで封をしてから用意したいところですが、何を送るのか、その重さも含めて書類に書く必要があるので梱包前にする必要があります。
書類は
・送り状
・税関申告書
・インボイス
の3があり、フランスの場合送り方によって必要書類が異なります。
船便 | 航空便 | EMS | |
送り状 | 〇 | 〇 | 〇 |
税関申告書 | 〇 2枚 | 〇 2枚 | 〇 3枚 |
インボイス | × | × | 〇 3枚 |
これらの書類は現在パソコンもしくはスマートフォンから必要事項を入力する方法になったため、手書きでは受付けてもらえません。
用意する書類は最大3種類ありますが、手順に沿って必要事項を入力していけば自動的に作成してくれるので上の図はあまり気にしなくていいです。
必要書類の作り方
書類の作り方については郵便局のホームページをご確認ください。
https://www.post.japanpost.jp/intmypage/whatsmypage.html
手順としては
①会員登録をする
②送り主、送り先の情報を入力する
③送り方の選択と内容物の入力をする
④発送情報を入力する
⑤完成した書類を印刷する
ですが、パソコンとスマートフォンでは若干異なります。
詳しい内容は上の郵便局のホームページで確認するとして、ここでは簡単に紹介します。
①会員登録をする
まずは郵便局のホームページから会員登録をします。
https://www.int-mypage.post.japanpost.jp/mypage/M010000.do
スマートフォンからの場合は会員登録をせずに進むこともできますが、会員登録をすると次回以降に自分の情報などの入力を省略できます。
自分の名前や住所は日本語でも登録できますが、次の送り主情報は結局ローマ字で入力する必要があるのでこの段階でローマ字で入力した方が楽です。
②送り主、送り先の情報を入力する
会員登録ができたら送る相手の名前と住所も項目に沿ってローマ字で入力します。
登録をすると次回以降でも利用できるので便利です。
住所の注意点
ここで注意したいのが受取人がホームステイなどで滞在していて表札に名前がない場合です。
私は初めてフランスに住み始めたときに自分宛てに日本から荷物を送りましたが届かずに日本に送り返されたことがあります。
理由はまさに表札に私の名前がなかったからです。
こうならないようにするには住所の最初に○○さんの家(フランス語ならChez○○)と書けば防ぐことができます。
日本では届くだろうと思う内容でも海外では上手く行かないことはあるので十分に気をつけてください。
また一軒家でなくアパートなど集合住宅に住んでいる場合も注意です。
以下のことを書かないとちゃんと届けてくれない場合があります。
・部屋番号
・何階か
・建物に入るためのコード
これらがないと家にいたのに諦めて不在届が入っていたなんてことも頻繁に起きます。
③送り方の選択と内容物の入力をする
次に進んだら送り方の選択をします。
先ほど紹介した送り方を参考にご希望の方法を選択します。
なお、この記事で紹介している航空便や船便の荷物は国際小包に該当します。
次が一番の難関の内容物の入力です。
ここでは何を送るのか一品一品情報を入力します。
入力する情報は
・品名(英語)
・単価
・個数
・重さ
・HSコード
です。
一番大変なところなので詳しく見ていきます。
品名
品名は英語で入力します。
これは送り先の税関でチェックされるためです。
英語となるといきなりハードルが上がってしまいます。
しかもできるだけ詳しく書く必要があります。
郵便局のホームページではぬいぐるみをToyではなく、Stuffed dollと具体的に書くようにと例があります。
英語なんて分からないと思ってもご安心を。
郵便局のホームページには検索システムがあるのでこちらを活用します。
https://www.post.japanpost.jp/int/use/publication/contentslist/index.php?lang=_ja
単価
その品の値段はいくらか入力します。
しかし普段来ている服など物によってはずっと前に買って覚えていないものもあるかと思います。
そういったものはおおよその値段で大丈夫です。
個数
いくつ送るかの個数を入力します。
シャツや靴下など同じ品名だけど複数入れる物もここで正確な数を入れます。
重さ
意外に手間なのが重さを調べることです。
一つだけなら数グラムのものもありますが、ちゃんと調べて入力します。
ただしシャツなど複数のものをまとめて入れる場合は一つ当たりのおおよその重さを入力します。
HSコード
よく分からないものが出てきましたが、それぞれの品目を番号で表したものがHSコードです。
これがあることでどの国でもコードさえ見ればどんな物なのかが分かるようになっています。
HSコードは先ほどの英語検索システムで調べることができます。
下の表の一番右の番号がHSコードです。
念のため再度リンクを載せておきます。
https://www.post.japanpost.jp/int/use/publication/contentslist/index.php?lang=_ja
ややこしいのがこの数字をすべて入力すればいいというものではないということです。
上の画像では10桁の数字がありますが、HSコードは左から6桁を入力します。
これは国のよって必要な桁数が異なるためです。
ちなみにフランスはCNコードと呼ばれ、左から8桁を入力します。
これで内容物の入力は以上です。
ここで入力された情報は輸送先の国の税関に予めデータとして送られます。
また、スマートフォンからの場合はHSコードの入力はしません。
④発送情報を入力する
最大の難関を超えたら後は必要な情報を項目に沿って入力していくだけです。
項目の中でもポイントになるところだけ紹介します。
・発送予定日:1週間以内で入力可能です。
・重量:段ボールを含めた総重量を入力します。
・税関申告書・インボイス:自動的に必要枚数が表示されるので変更不要です。
・有償/無償:贈り物や自分宛ては無償を選びます。送り先に商品を販売する目的ならば有償を選びます。
⑤完成した書類を印刷する
すべての必要項目が入力して内容に誤りがなければ次に進み、自動的に作成された送り状、税関申告書、インボイスを片面印刷します。
印刷したすべての書類には署名欄があるのでサインを書きます。
スマートフォンからの場合は印刷する必要はありません。
書類作成完了後に送られてくるメールにあるリンクを押すとQRコードが表示されます。
これを郵便局にある国際郵便の書類専用のプリンターであるゆうプリタッチにかざすと完成した書類を印刷してくれます。
⑤梱包する
書類ができたらいよいよ梱包します。
割れ物はプチプチマットなどでしっかり包んで割れないようにするなど気を付けましょう。
それでも不安な場合はさらに箱に入れる方法もオススメです。
段ボールを買うところでも触れましたが隙間は作らないように新聞紙などで埋めるようにします。
中の荷物ももちろんですが、段ボールの補強もしっかりとしましょう。
まずガムテープで底と上の部分はしっかりと止めます。
特に段ボールの底の中心は一番重さがかかるので補強する必要があります。
十字で貼る方法がスタンダードですが、重たい荷物を送る場合は横一本では耐え切れないかもしれないので、横二本貼るキ貼りがオススメです。
⑥発送する
梱包もできたらいよいよ発送します。
郵便局の発送方法は2通りあります。
・郵便局に行って発送する
・集荷サービスを利用する
郵便局に行って発送する
梱包したダンボールと印刷した書類を持って郵便局の窓口に行って発送します。
郵便局には書類をダンボールに貼るためのパウチがあるのでそちらも受け取りましょう。
集荷サービスを利用する
郵便局に行かなくても家に取りに来てもらう集荷もお願いできます。
なんと無料で対応してもらえます。
集荷の依頼はネットもしくは電話からすることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
以上が郵便局で日本から海外に荷物を送る方法です。
準備することが多いのでいろいろ大変ですが、誰かへのプレゼントでも自分の移住のためでも届いて嬉しい気持ちになるのは同じです。
私のように荷物を受け取れなかったなんてことにはならないようにしっかり読んで準備しましょう。
それでは(^^)/~~~
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