貴船
・夏に大人気の川床
・天狗伝説が残る鞍馬山
【町の説明】
京都市の市街地から北部に位置する貴船は古くからパワースポットとして有名で現在も多くの観光客が訪れる人気観光スポットです。夏は川床、秋は紅葉など四季によって異なる景色を見せるのも魅力です。また、牛若丸と天狗の伝説が残る鞍馬山も隣接しているので同時に訪れるのがおすすめです。
【オススメ度】
★★★★★
【所要時間】
5時間
【費用】
1100円
【疲れやすさ】
★★★★★
アクセス
貴船に公共交通機関で行く場合は叡山電鉄に乗っていきます。
京都駅からは乗り換えが必須で叡山電鉄までの行き方もいろいろとありますが、電車のみで行く場合は京都駅からJRに乗って一駅先の東福寺駅で京阪電鉄に乗り換えて出町柳駅で叡山電鉄に乗り換えます。
貴船と鞍馬
貴船観光のメインは貴船神社ですが、鞍馬寺も有名な場所であり併せて訪れるのがおすすめです。
しかし貴船と鞍馬寺の間には鞍馬山があるため1時間ほど名所を見ながらではありますが山道を歩く必要があります。
そのためどちらも訪れる場合は歩きやすい靴と服装がおすすめです。
貴船か鞍馬、どちらから訪れるかによって降りる駅も変わります。
これから紹介するモデルコースではメインの貴船神社を訪れてから鞍馬寺を目指すルートを紹介しますが、順番を逆にして鞍馬寺を先に行く方法もあります。
かく言う私も鞍馬→貴船ルートで行きました。
観光ルート
ナビゲーション
【スタート】①貴船口駅
★ルート 所要時間:10分
駅前のバス停から33番線のバスに乗車し、バス停の貴船で降ります。
運賃は200円、5分で着きます。
駅から緩やかな上り坂が続くためバスがおすすめです。
バスを降りたら引き続き坂を上ると左手に赤い鳥居が見えてきます。
★ルート 所要時間:10分
引き続き坂道を上ると左手に階段が見えてきます。
★ルート 所要時間:5分
引き続き坂道を上ると最後の奥宮が見えてきます。
★ルート 所要時間:40分
道を引き返し、本宮を越えた先にある左手の橋を渡ると鞍馬山の入口に着きます。
入山料500円を払い、ここから1時間ほど山道を歩くことになります。
鞍馬山に行かないで観光を終了する場合は行きと同じバス停からバスに乗って駅に戻ります。
鞍馬山の山道は一本道なので道なりに進めば次の目的地に着きます。
しばらく山道を登ると寺院に着きます。
★ルート 所要時間:10分
道なりに進むと次のお堂が見えてきます。
★ルート 所要時間:10分
道なりに進み上り道が終わったところに石があります。
★ルート 所要時間:数分
比べ石の向かいの開けたところに行きます。
★ルート 所要時間:10分
道を下ると建物が見えてきます。
★ルート 所要時間:数分
博物館を出て正面の小屋に行きます。
★ルート 所要時間:5分
道のりに進むとお寺に着きます。
★ルート 所要時間:20分
ここから参道を通って下山します。
鞍馬山からの景色や赤い灯篭を堪能しながら進むことができます。
途中で分かれ道があるので左の道に進むとケーブルカー乗り場に着きます。
★ルート 所要時間:10分
駅を降りて道なりに下って門を出たらそのまま下り坂を進みます。
カーブに入るところで右手の駐車場から駅に進むことができます。
⑬鞍馬駅
地図左上の四角いマークを押すと観光スポット一覧が見られます。
右上端の拡大ボタンをスマートフォンで開くとGoogleマップ上に位置情報と一緒にこのモデルコースが表示されます。
また、サイドバーの目次からこの地図にすぐ戻ることができます(スマートフォンの場合は画面下のメニューより「目次」を選択してください)。
【スタート】
①貴船口駅
★ルート 所要時間:10分
駅前のバス停から33番線のバスに乗車し、バス停の貴船で降ります。
運賃は200円、5分で着きます。
駅から緩やかな上り坂が続くためバスがおすすめです。
バスを降りたら引き続き坂を上ると左手に赤い鳥居が見えてきます。
②貴船神社(本宮)
所要時間:30分
費用:0円
開館時間:6~20時
休館日:なし
貴船神社は本宮、結社、奥宮の3つから構成されており、最初に訪れるのが本宮です。
この本宮は始まりの地である奥宮が洪水したため1055年に移転されてできたものです。
水を司る高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。
この神は伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊邪那美(イザナミノミコト)から生まれた火の神をイザナギが切った結果生まれたもので、火に対する存在として水の神と考えられています。
そういったことから貴船神社は全国2000社の水神の総本宮でもあり、石垣からは貴船山の湧水が出ています。
この湧水に浮かべると運勢が現れる水占みくじが人気です。
貴船は氣生根と書くこともでき、御神気に触れることで満ちるという意味があり運気上昇、縁結び、請願成就などのご利益があります。
貴船がきぶねでなくきふねと濁点なしで呼ばれるのは水神を祀っていることで水に濁りがないためです。
境内には二頭の色が違う馬の像がありますが、これは絵馬の起源となったものです。
日照りならば黒い馬を、雨が続くなら白馬か赤い馬を捧げて祈ったものが由来です。
★ルート 所要時間:10分
引き続き坂道を上ると左手に階段が見えてきます。
③貴船神社(結社)
所要時間:15分
費用:0円
開館時間:6~20時
休館日:なし
貴船神社2つ目は縁結びの神社として有名です。
緑色のおみくじで恋愛運を占うのも人気です。
ここに祀られている磐長姫命(いわながためのみこと)は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姉で、一人の男性に対して二人同時に縁談が来た時に妹だけ嫁いだ結果、自分はここに留まって人々の良縁を授けるとしてここに祀られるようになりました。
また、紫式部は夫の心変わりに悩んでいた時にここを訪れて歌を作ったところ仲が良くなったということもあり縁結びのパワースポットと言われる由縁も分かります。
★ルート 所要時間:5分
引き続き坂道を上ると最後の奥宮が見えてきます。
④貴船神社(奥宮)
所要時間:15分
費用:0円
開館時間:6~20時
休館日:なし
貴船神社の創建の地で本宮と同じく高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。
本殿の真下には日本三大龍穴の一つがあると言われています。
また本殿の側には船の形をした石組みがありますが、これが貴船の名前の由来になっています。
初代天皇である神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が淀川から鴨川、貴船川を逆流してこの地に水神を祀ったと言われており、その時に乗ったのが黄色の船=黄船だったことから貴船と呼ばれるようになったと言われています。
★ルート 所要時間:40分
道を引き返し、本宮を越えた先にある左手の橋を渡ると鞍馬山の入口に着きます。
入山料500円を払い、ここから1時間ほど山道を歩くことになります。
鞍馬山に行かないで観光を終了する場合は行きと同じバス停からバスに乗って駅に戻ります。
鞍馬山の山道は一本道なので道なりに進めば次の目的地に着きます。
しばらく山道を登ると寺院に着きます。
⑤奥の院 魔王殿
所要時間:10分
費用:0円
開館時間:6~20時
休館日:なし
これから目指す鞍馬寺の奥の院です。
鞍馬山ではおよそ650万年前に金星から宇宙人が降りてきたという伝説があり、護法魔王尊と呼ばれています。
その魔王が祀られているのがこの奥の院です。
山の中にあるひっそりとしたところにあります。
★ルート 所要時間:10分
道なりに進むと次のお堂が見えてきます。
⑥僧正谷不動堂
所要時間:10分
費用:0円
開館時間:6~20時
休館日:なし
最澄が自ら刻んだ不動明王像が祀られているお堂です。
鞍馬山は牛若丸こと源義経が7~16歳の間に修業したところで昼は仏道、夜は兵法を学んでいました。
そして兵法の師匠は僧正坊という天狗でした。
その正体は先ほどの金星から来た宇宙人こと護法魔王尊であり、二人が出会ったのはまさにこのお堂の場所だったと言われています。
★ルート 所要時間:10分
道なりに進み上り道が終わったところに石があります。
⑦義経公背比べ石
所要時間:5分
源義経が修業を終えて奥州に下るときに名残惜しんで背を比べた石です。
標高485m地点で、ここから下り道になります。
★ルート 所要時間:数分
比べ石の向かいの開けたところに行きます。
⑧木の根道
所要時間:5分
木の根が地表に現れている不思議な場所です。
これはこの辺りの土にマグマが含まれているので硬く、根が地中に張れないためです。
★ルート 所要時間:10分
道を下ると建物が見えてきます。
⑨鞍馬寺 霊宝殿(鞍馬山博物館)
所要時間:40分
費用:200円
開館時間:9~16時
休館日:月曜日、12/12~2/28
鞍馬寺や鞍馬山に関する博物館です。
3階建ての建物で、
1階:鞍馬山の動植物を紹介する自然博物館
2階:鞍馬寺の絵画や工芸品などの所蔵品や与謝野晶子に関する資料館
3階:国宝の毘沙門天像などの仏像
が展示されています。
★ルート 所要時間:数分
博物館を出て正面の小屋に行きます。
⑩冬柏亭
所要時間:数分
与謝野晶子が50歳のお祝いとして弟子からプレゼントされた書斎です。
★ルート 所要時間:5分
道のりに進むとお寺に着きます。
⑪鞍馬寺
所要時間:30分
費用:0円
開館時間:9~16時
休館日:なし
鞍馬山のメインの観光スポットであるお寺です。
このお寺ができた由来は2つ説がありますが、いずれも夢のお告げで鞍馬山を見つけ毘沙門天像がすでにあったところにお寺が建てられました。
うち1つの説では毘沙門天は観音と同じものだとお告げを受けました。
こういったことから鞍馬寺では次の3柱が三位一体の本尊として祀られています。
①毘沙門天:光のシンボル、太陽の精霊
②千手観世音菩薩:愛のシンボル、月輪の精霊
③護法魔王尊:力のシンボル、大地の精王
これらは本殿に祀られていますが、その姿を見られるのは60年に一度、丙寅の年にのみ公開されます。
本殿の前には金剛床と呼ばれる模様が入った地面があり、ここから宇宙のエネルギーを感じられると言われます。
また、本殿入口側には狛犬ならぬ阿吽の虎がいます。
これは毘沙門天の使いの神獣で、毘沙門天が出現したのが寅の月、寅の日、寅の刻だったことが由来です。
★ルート 所要時間:20分
ここから参道を通って下山します。
鞍馬山からの景色や赤い灯篭を堪能しながら進むことができます。
途中で分かれ道があるので左の道に進むとケーブルカー乗り場に着きます。
⑫多宝塔駅
所要時間:5分
費用:200円
開館時間:9~16時半
休館日:なし
鞍馬寺が運行している200mという距離の日本一短いケーブルカーに乗ることができます。
多宝塔礼堂というお堂が駅も兼ねている珍しいところで、ここからケーブルカーに乗れば一気に山を下ることができます。
★ルート 所要時間:10分
駅を降りて道なりに下って門を出たらそのまま下り坂を進みます。
カーブに入るところで右手の駐車場から駅に進むことができます。
【ゴール】
⑬鞍馬駅
叡山電鉄の始発駅です。
駅前には巨大な天狗のお面や車両の展示などがあります。
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