奈良
・巨大な奈良の大仏
・鹿がいっぱいの奈良公園
【町の説明】
奈良県には国宝に指定されている寺院が数多くあり、修学旅行の定番の行き先の一つでもあります。法隆寺や奈良の大仏がある東大寺、鹿が数多くいる奈良公園など魅力的な場所も多く、今や海外からも多くの人が訪れます。ここでは有名な観光スポットを中心に巡るモデルコースを紹介します。初めに法隆寺に行き、その後に奈良公園にある寺院を訪れます。
【オススメ度】
★★★★★
【所要時間】
8時間
【費用】
7880円
【疲れやすさ】
★★★★☆
観光ルート
法隆寺周辺マップ
ナビゲーション
【スタート】①法隆寺駅
★ルート 所要時間:15分
法隆寺駅南口にあるバスターミナルから72系統のバスに乗り、終点の法隆寺参道で降ります(運賃220円)。
参道に沿って進むと法隆寺の門が見えてきます。
★ルート 所要時間:25分
バスに乗って法隆寺駅に戻り、JR奈良駅まで戻ります(運賃230円)。
次の地図に移ります。
奈良中心街マップ
ナビゲーション
③JR奈良駅
★ルート 所要時間:15分
駅前の通りを左に進み、最初の信号を右折すると歩道が舗装された三条通りに入るのでしばらく直進すると左手にお寺が見えてくるので進みます。
★ルート 所要時間:5分
興福寺内の五重塔の横から出てそのまま公園の中を進みます。
★ルート 所要時間:10分
車道に出て春日大社の参道がある交差点に出たら左折し、建物を左手に道を進むと門が見えてきます。
★ルート 所要時間:5分
門を出てそのまま直進してお寺に行きます。
★ルート 所要時間:10分
大仏殿の横を通って裏手に回りそのまま真っ直ぐ道に沿って進むと左手に蔵が見えてきます。
★ルート 所要時間:10分
道を引き返し大仏殿の背後に戻ったら左に曲がります。
少し進むと分かれ道に出るので右に進むと左手にお堂が見えてきます。
★ルート 所要時間:数分
二月堂から出てすぐ左隣のお堂に行きます。
★ルート 所要時間:10分
三月堂を出て左に進み道なりに進むと車道に出ます。
そのまま直進するとカーブのところに階段があるので階段を降りて正面の橋を渡り、突き当りを左に曲がると門に着くので、建物に沿って右に進むと入口に着きます。
★ルート 所要時間:5分
大宮を出て正面の道を進むと左手に赤い建物が見えてきます。
★ルート 所要時間:5分
来た道を戻り、大宮の入口に戻ったら左に曲がって坂道を下ります。
鳥居を出たら右手に駐車場があるので、そこに隣接する博物館に行きます。
★ルート 所要時間:40分
駐車場に戻ったら左に進み、分かれ道を左に進むと車道に出ます。
車道に沿って左に進むと南大門に続く交差点に戻るので同じ道を通って奈良駅に戻ります。
奈良駅
地図左上の四角いマークを押すと観光スポット一覧が見られます。
右上端の拡大ボタンをスマートフォンで開くとGoogleマップ上に位置情報と一緒にこのモデルコースが表示されます。
また、サイドバーの目次からこの地図にすぐ戻ることができます(スマートフォンの場合は画面下のメニューより「目次」を選択してください)。
【スタート】
①法隆寺駅
JR奈良駅から大和路線、大阪方面の電車に乗車して行くことができます(運賃230円)。
★ルート 所要時間:15分
法隆寺駅南口にあるバスターミナルから72系統のバスに乗り、終点の法隆寺参道で降ります(運賃220円)。
参道に沿って進むと法隆寺の門が見えてきます。
②法隆寺
所要時間:1時間
費用:1500円
(2025年3月1日より2000円)
開館時間:8~17時
(11/4~2/21は16時半まで)
休館日:なし
聖徳太子が亡き父の用明天皇のために推古天皇とともに607年に建てたお寺です。
できた当初は聖徳太子が移り住んだ斑鳩(いかるが)宮の側にあったことから斑鳩寺と呼ばれていました。
西院伽藍と東院伽藍と2つのエリアに分かれており、姫路城と共に日本で最初のユネスコ世界遺産に登録されました。
世界最古の木造建築として有名ですが、実は670年に全焼しており奈良時代初めまでには建て直されてた西院伽藍の部分がそれに当たります。
東院伽藍は奈良時代に高僧の行信僧都が斑鳩宮跡地に聖徳太子の供養のために建てた夢殿が中心となっています。
法隆寺には国宝38件150点、国の重要文化財を合わせるとおよそ3000点もあり、建物のほとんどは国宝か重要文化財です。
ここでは東西のエリアのそれぞれの主な見どころを国宝を中心に紹介します。
西院伽藍
五重塔:
法隆寺と言えばまず浮かぶほど有名な建築物で、飛鳥時代に作られた日本最古の塔です。
高さは32.55mあり、上の階層に行くほど屋根が小さくなっています。
最下層の中にはお釈迦様に関する4つの逸話を再現した像が東西南北にそれぞれ設置されています。
金堂:
五重塔のとなるにあるお堂で、西院伽藍の中で最古の建物です。
外観は2階建てに見えますが、実際は1階建てです。
中には釈迦三尊像、薬師如来像、阿弥陀三尊像などいずれも国宝の仏像があります。
大講堂:
五重塔と金堂の奥にあるお堂で、昔は今と違って回廊の外に独立してありました。
堂内には990年の再建時に同時に作られた薬師三尊像が四天王像とともにあります。
大宝蔵院:
法隆寺に関する寺宝が多く安置されているところで、百済観音堂、東宝殿、西宝殿の3つから構成されます。
観音菩薩や地蔵菩薩像などの多くの国宝が展示されています。
中でも玉虫厨子と呼ばれる収納具は本物の玉虫の羽を敷き詰めた装飾として有名です。
東院伽藍
夢殿:
高僧の行信が聖徳太子のために斑鳩宮跡地に建てた八角円堂で、東院伽藍の本堂です。
748年に完成しましたが、1230年に改修されています。
中には聖徳太子の等身像である救世観音や行信僧都坐像などがあります。
これらを見られる時期は限られており、特別開帳の4/11~5/18、10/22~11/22の期間にいく必要があります。
絵殿:
聖徳太子の歴史を記した障子絵があります。
1069年の作品は東京都国立博物館に展示されてあり、ここにあるのは江戸時代に描かれたものです。
舎利殿:
舎利とはお釈迦様の遺物のことで、ここには聖徳太子が2歳の時に合掌した際に手のひらから出てきたものを安置しています。三が日に開帳します。
伝法堂:
聖武天皇の夫人であった橘古那可智の住居を仏堂にしたところで、中の間、東の間、西の間にそれぞれ乾漆阿弥陀三尊像があるほか様々な仏像が安置されています。
★ルート 所要時間:25分
バスに乗って法隆寺駅に戻り、JR奈良駅まで戻ります(運賃230円)。
③JR奈良駅
★ルート 所要時間:15分
駅前の通りを左に進み、最初の信号を右折すると歩道が舗装された三条通りに入るのでしばらく直進すると左手にお寺が見えてくるので進みます。
④興福寺
所要時間:1時間
費用:1400円
開館時間:9~17時
休館日:なし
五重塔が有名なお寺で、元々は669年に藤原鎌足が病気になった時に妻が回復を祈って仏像を祀るところを作ったのが始まりで、最初は山階寺と呼ばれていました。
その後飛鳥時代には厩坂寺と呼ばれ、平城京が遷都した時に現在の興福寺と呼ばれるようになりました。
藤原氏の氏寺で奈良時代には四大寺、平安時代には七大寺の一つになりました。
中金堂、国宝館、東金堂が有料エリアです。
主な見どころは以下の通りです。
中金堂:
釈迦如来像が祀られている興福寺の中核を成す建物で、藤原氏の繁栄を築いた藤原不比等が建てました。
名前の由来は東金堂、西金堂の間にあることです。
過去に何度も火災で燃えてしまい、1717年の火災以降は財政的な理由で復興されず、100年後に住民の寄付によりその背後に仮堂が建てられました。
そして現在の中金堂は2018年に再建が完了したものです。
国宝館:
元々は僧たちの食事の場だった食堂(じきどう)を博物館にしたところです。
阿修羅像を始め、食堂で祀っていた千手観音菩薩などの国宝の仏像や絵画、工芸品、古文書などを展示しています。
東金堂:
聖武天皇が叔母の病気の回復を祈って建てたお堂で、薬師如来が祀られています。
当時は薬師如来の東方瑠璃光浄土を再現して床や壇などに緑の装飾が施されていました。
これまでに5回火災の被害にあっており、現在のものは1415年にできたものです。
五重塔:
中金堂を建てた藤原不比等の娘の光明皇后が建てた塔です。
高さはおよそ45mで京都の東寺に続いて日本で2番目に高い木造建築ですが、完成当時は日本一の高さでした。
5回焼失に遭っており、1426年に建てたものが今も残されています。
三重塔:
日本に現存する八角円堂の中で最も美しいとされる北円堂ともに興福寺の中で一番古い建物です。
7月7日のみ開帳され、中には興福寺子院の世尊院の弁財天坐像などがあります。
★ルート 所要時間:5分
興福寺内の五重塔の横から出てそのまま公園の中を進みます。
⑤奈良公園
鹿で有名な公園です。
今回の観光スポットのほとんどがこの奈良公園の敷地内にあります。
1880年にできたもので春日原生林も含めるとおよそ660haもあります。
春日大社の神の使いと知られている鹿はおよそ1300頭も園内におり、野生であり天然記念物でもあります。
普段は大人しいですが、5~7月の出産期や9~11月の発情期などは危険なので注意しましょう。
園内の売店で鹿せんべいを買ってあげるととても喜びます。
★ルート 所要時間:10分
車道に出て春日大社の参道がある交差点に出たら左折し、建物を左手に道を進むと門が見えてきます。
⑥南大門
所要時間:5分
東大寺の正門で高さはおよそ25.5mあります。
最初に作られた門は平安時代に台風で倒れてしまい現在のものは1203年に出来たものです。
宋の様式を取り入れた建築で、国内最大級の重層門です。
門の中にある金剛力士像は有名で、高さ約8.4mある阿形と吽形の二つの像は運慶や快慶らによってわずか69日間でできたと言われています。
1988~1993年に行われた初改修では像の中から様々な書類が出てきて多くの発見がありました。
★ルート 所要時間:5分
門を出てそのまま直進してお寺に行きます。
⑦東大寺 大仏殿
所要時間:30分
費用:800円
開館時間:7時半~17時半
(11~3月は8~17時)
休館日:なし
有名な大仏がある建物です。
東大寺自体は聖武天皇が皇太子を弔うために建てた金鐘山寺が起源です。
その時代は他にも天然痘の流行や地震など災難が多かったことから仏教の力で国を救うために各地に国分寺や国分尼寺を建てました。
その後それらのお寺の総本山として東大寺を建て、大仏を祀ることになり当時都があった現在の滋賀県で建設が始まりましたが、火災や地震で壊れてしまったので平城京に移ったときに金鐘山寺の場所に建てられました。
そのためこの大仏殿は金堂いわば東大寺の数ある建物の中でもメインの建物となります。
奈良時代以降に2回火災に遭い、江戸時代にサイズダウンして建て直したものが現在残されていますが東西57m、南北50.5m、高さ48.7mと世界最大級の木造建築物です。
ここに祀られている大仏の正式名称は盧舎那(るしゃな)仏もしくは毘盧遮那(びるしゃな)仏で、知慧と慈悲の光明を遍く照し出されているほとけという意味があります。
高さおよそ15mもある巨大な大仏は損壊と修復を繰り返しており、奈良時代だけでなく平安、鎌倉、江戸時代に修復したもので構成されます。
大仏の台座には華厳経が説く悟りの世界を表現してます。
大仏の向かって左の柱には穴が開いており、潜り抜けることができたら頭がよくなるとも言われています。
また大仏殿の建物の前には国宝に指定されている八角燈籠があります。
奈良時代に作られた現存する日本最古にして最大の鋳銅製の燈籠です。
★ルート 所要時間:10分
大仏殿の横を通って裏手に回りそのまま真っ直ぐ道に沿って進むと左手に蔵が見えてきます。
⑧正倉院
所要時間:5分
聖武天皇の宝物などを保管していた倉庫で、幅約33m、奥行き約9.3mと横に長く、床下約2.5mの高床式倉庫です。
中は見学できないので外観のみとなります。
正倉とは穀物など納められたものを保管することを指し、正倉があるエリアを堀で囲った場所のことを言い他の場所にもありましたが、現在はここしかないため正倉院と言えばここを示すようになりました。
正倉院は聖武天皇の宝物の品々がある北倉、東大寺の儀式や行事の仏具などがある中倉・南倉の3つから構成されています。
宝物はほぼ日本産でしたが、西アジアの文様や素材が使われ、輸入品もあることからシルクロードの東の終着点と言われています。
これらの宝物の一部は毎年秋に奈良国立博物館にて正倉院展として展示されます。
★ルート 所要時間:10分
道を引き返し大仏殿の背後に戻ったら左に曲がります。
少し進むと分かれ道に出るので右に進むと左手にお堂が見えてきます。
⑨二月堂
所要時間:15分
費用:0円
開館時間:24時間
休館日:なし
上院観音堂の別名で、修二会(お水取りとも)と呼ばれる本尊の十一面観音に東大寺の僧侶が人々の罪を悔い改めて国家安寧を祈る法要を旧暦2月にしていることが名前の由来です。
ここの舞台からは奈良の景色を一望できるので人気の観光スポットです。
時代が経つにつれて修二会の規模が大きくなり、それに合わせてお堂の増築も行われて現在の形になりました。
★ルート 所要時間:数分
二月堂から出てすぐ左隣のお堂に行きます。
⑩三月堂
所要時間:15分
費用:800円
開館時間:8時半~16時
休館日:なし
法華経を講説する法華会が毎年3月に行われてたことから三月堂と呼ばれており、日本で最初の法華経の講義があったところでもあります。
また不空羂索(けんさく)観音像を祀ることから羂索堂とも呼ばれていました。
東大寺の中では現像する最古の建物で、前方の礼堂と後方の正堂から成ります。
中では10体の国宝の仏像のうち9体を見ることができます。
★ルート 所要時間:10分
三月堂を出て左に進み道なりに進むと車道に出ます。
そのまま直進するとカーブのところに階段があるので階段を降りて正面の橋を渡り、突き当りを左に曲がると門に着くので、建物に沿って右に進むと入口に着きます。
⑪春日大社
所要時間:20分
費用:700円
開館時間:6時半~17時半
(11~2月は7~17時)
休館日:なし
768年平城京の守護と繁栄を祈って作られたもので、全国におよそ1000社ある春日大社の総本社です。
毎年3月13日に開催される春日祭は京都の賀茂神社の葵祭、石清水八幡宮の石清水祭と併せて三勅祭の一つとされます。
本殿には以下の4柱の主祭神が祀られています。
①武甕槌命(タケミカヅチノミコト)
②経津主命(フツヌシノミコト)
③天児屋根命(アメノコヤネノミコト)
④比売神(ヒメガミ)
始めは武甕槌命(タケミカヅチノミコト)のみ祀られていましたが、後から天皇の命により他の神様も各地から移されました。
また、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)がこの地に来た時に白い鹿に乗ってきたことにより鹿が神の使いとなり奈良公園に多くの鹿がいる由来となっています。
この本殿は御本社(大宮)と呼ばれる回廊に囲まれた建物の中にありますが直接行くことはできず、一般の参拝者は幣殿からお参りをします。
特別参拝を利用すれば中門から参拝でき、回廊も見学ができます。
ただし見学できない日も多いので詳しくは春日大社のホームページからご確認ください。
春日大社ホームページ
https://www.kasugataisha.or.jp/about/basic/
★ルート 所要時間:5分
大宮を出て正面の道を進むと左手に赤い建物が見えてきます。
道には多くの燈籠がありますが、春日大社にはおよそ3000基もの燈籠があり、昔は奈良で一番明るい場所でした。
室町時代の燈籠の7割がここにあったと言われ、参道に燈籠を並べるのはここが起源とも言われています。
毎年2月3日、8月14、15日の夜にはすべてに火が灯されます。
⑫若宮神社
所要時間:1時間
費用:1500円
開館時間:9~15時
休館日:なし
62社ある春日大社の摂社・末社の中でも別格の神社で大宮とほぼ同じ造りをしています。
大宮の4主祭神の天児屋根命と比売神の子供である天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)が祀られています。
毎年12月15~18日には春日若宮おん祭と呼ばれる祭りが行われ、1136年から続く若宮の例祭です。
当時の関白であった藤原忠通が天下安寧、五穀豊穣などを祈ったのが始まりで重要無形民俗文化財に登録されています。
17日深夜0時に若宮を迎えに行き、18日の0時までの返すもので、流鏑馬やお渡り式と言われる行列など様々な催し物が街中で行われます。
この若宮神社を含めた若宮15社めぐりと呼ばれる他の摂社・末社をめぐることもできます。
受付は日本で唯一夫婦の大國様を祀り夫婦円満や縁結びにご利益がある夫婦大國社で行います。
それぞれ祀られている神様も異なり、ご利益それぞれ異なります。
★ルート 所要時間:5分
来た道を戻り、大宮の入口に戻ったら左に曲がって坂道を下ります。
鳥居を出たら右手に駐車場があるので、そこに隣接する博物館に行きます。
⑬春日大社国宝殿
所要時間:40分
費用:500円
開館時間:10~17時
休館日:なし
春日大社の宝物を所蔵する博物館で、国宝354点、重要文化財2526点所蔵しています。
その多くが平安時代のものであることから平安の正倉院とも呼ばれています。
工芸品や甲冑、刀など特別展のテーマによって展示されるものは変わり、バリエーションに富みます。
1階には源頼朝が寄贈したと言われる高さ6.57mもある日本最大のだ太鼓が展示されています。
★ルート 所要時間:40分
駐車場に戻ったら左に進み、分かれ道を左に進むと車道に出ます。
車道に沿って左に進むと南大門に続く交差点に戻るので同じ道を通って奈良駅に戻ります。
【ゴール】
奈良駅
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