福岡
・年に2回しか見れない神秘的な光景
・宗像三女神の総本社
【町の説明】
福岡県には数多くの観光スポットがありますが、その中でも福岡市から日帰りで行くことができる有名観光スポットの太宰府天満宮、宗像大社、宮地嶽神社の3つ紹介します。歴史的にも由緒あるところが多く、福岡市観光が終わった次の日に行くのもおすすめです。
福岡市・博多のモデルコースはこちらをご覧ください。
【オススメ度】
★★★★★
【所要時間】
太宰府天満宮:2時間半
宗像大社・宮地嶽神社:4時間
【費用】
太宰府天満宮:1400円
宗像大社・宮地嶽神社:2920円
【疲れやすさ】
★★★★☆
太宰府天満宮観光ルート
ナビゲーション
【スタート】①西鉄太宰府駅
★ルート 所要時間:10分
駅から通りに出て右に進むと参道に入ります。
そのまま直進すると太宰府天満宮に着きます
★ルート 所要時間:10分
来た道を引き返して駅に戻ります。
西鉄太宰府駅
地図左上の四角いマークを押すと観光スポット一覧が見られます。
右上端の拡大ボタンをスマートフォンで開くとGoogleマップ上に位置情報と一緒にこのモデルコースが表示されます。
また、サイドバーの目次からこの地図にすぐ戻ることができます(スマートフォンの場合は画面下のメニューより「目次」を選択してください)。
【スタート】
太宰府天満宮へのアクセス
電車の場合
所要時間:40分
費用;630円
博多駅から地下鉄空港線の姪浜行に乗り天神駅で西鉄福岡天神駅に乗り換えます。
地下を移動すると10分ほどかかります。
西鉄福岡天神駅から西鉄天神大牟田線に乗り終点の太宰府駅で降ります。
途中で二日市駅で折り返しがありますが降りる必要はありません。
バスの場合
所要時間:40分
費用:700円
博多駅のバスターミナル1階11番乗り場からバスに乗ると太宰府駅まで直行で行くことができます。
時刻表などの詳しい情報はこちらをご覧ください。
西鉄ホームページ
https://www.nishitetsu.jp/bus/rosen/dazaihu_liner/
①西鉄太宰府駅
★ルート 所要時間:10分
駅から通りに出て右に進むと参道に入ります。
そのまま直進すると太宰府天満宮に着きます。
参道を堪能しよう
太宰府天満宮へ続くおよそ400mの参道には90軒近くのお店が並んでいます。
お土産屋さんや福岡名物を食べられます。
特に名物の梅が枝餅や建築家の隈研吾さんが設計した特徴的な外観のスターバックスコーヒーは必見です。
②太宰府天満宮
所要時間:1時間
費用:0円
開館時間:6~19時
(9/23~3/21は6時半から、6~8月は19時半まで、12~3月は18時まで)
休館日:なし
学問の神様で有名な菅原道真のお墓の上に建てられた寺院で全国およそ1200社ある天満宮の総本山です。
年間参列者はおよそ850万人、正月だけでも200万人以上が参拝に来るほどの人気です。
菅原道真は無実の罪で太宰府に左遷されたのち、わずか2年後に亡くなってしまいました。
彼の亡骸を葬送しようとしたところ運んでいた牛が安楽寺の門で止まってしまい、道真がここがいいと言っていると感じてこの場所に廟(お墓)を建てたのが始まりです。
しかしその後疫病や異常気象などが都で起こり、道真の祟りだと考えてこの場所に新たに社殿を作り道真を祀ることにしました。
それでも災いは収まらずに30年の間に天皇1名、皇太子2名、大臣1名が亡くなったことから、本来は天皇や皇族を祀るときに使う天満宮の名がつけられました。
それ以降祟りへの恐れが少なくなり、優れた学者だった部分がピックアップされた結果学問の神様として信仰されるようになりました。
現在本殿は改修中の為、仮殿に祀られており、その建築には2025年大阪万博の会場デザインに携わった藤本壮介さんが担当しています。
主な見どころ
12㎢の広大な敷地には以下のような見どころもあります。
太鼓橋:
心の字を模した心字池に架かる3つの橋で、それぞれ過去・現在・未来を表しており渡ることで3つの時間の邪念を祓うことができると言われています。
飛梅:
梅は菅原道真にとって重要なもので神紋にも使われており、中でも道真が太宰府に左遷されたときに道真を思って京都から飛んできたという伝説が残る飛梅が有名です。
本殿右手前で見ることができ、他にも境内には約200種、約6000本の梅があります。
楼門:
本殿に通じる朱塗りの門で、入るときは屋根が二重で、出るときには一重になっています。
現在のものは石田三成が再建したものです。
宝物殿:
道真ゆかりの刀や故事などをおよそ1万点所蔵している資料館で、展示以外にも天満宮の成り立ちについても紹介されています。
中でも国宝である10世紀の辞典である翰苑(かんえん)は必見です。
御神牛:
道真が丑年生まれなどのことから神の使いとして牛の像が境内には11体あります。
頭をなでると知恵がつくと言われています。
同じく学問の神様として菅原道真が祀られていて有名なところに京都の北野天満宮があります。
宗像大社・宮地嶽神社観光ルート
ナビゲーション
【スタート】博多駅
★ルート 所要時間:30分
博多駅からJR鹿児島本線門司港行きに乗車し、東郷駅で降ります(運賃570円)。
★ルート 所要時間:15分
東郷駅前のバスターミナルから1番線もしくは1-2番線に乗車しバス停:宗像大社で降りてすぐ左の道に進むと宗像大社に着きます(運賃260円)。
★ルート 所要時間:40分
再び同じバス停から1-2番線、光陽台六丁目行きに乗り、消防会館前で降ります(運賃600円)。
バスと反対方向に真っすぐ進むと突き当りに神社の入口の階段があります。
★ルート 所要時間:10分
神社を出て最初の交差点を左に曲がるとバス停の宮地嶽神社前があるので、ここで1-1番線に乗ってJR福間駅に行きます(運賃210円)。
★ルート 所要時間:40分
ここから電車に乗って博多駅に戻ります(運賃480円)。
博多駅
博多駅
★ルート 所要時間:30分
博多駅からJR鹿児島本線門司港行きに乗車し、東郷駅で降ります(運賃570円)。
①東郷駅
★ルート 所要時間:15分
東郷駅前のバスターミナルから1番線もしくは1-2番線に乗車しバス停:宗像大社で降りてすぐ左の道に進むと宗像大社に着きます(運賃260円)。
②宗像大社
所要時間:40分
費用:0円
開館時間:6~17時
休館日:なし
日本神話に登場する日本最古の神社の一つで、全国およそ7000社ある宗像三女神を祀る神社の総本山です。
その総本社ではそれぞれの神が以下のように異なる場所に祀られています。
名称 | 場所 | 祀られている女神 |
辺津宮 | 宗像市 | 市杵島姫神 (いちきしまひめのかみ) |
中津宮 | 大島 | 湍津姫神 (たぎつひめのかみ) |
沖津宮 | 沖ノ島 | 田心姫神 (たごりひめのかみ) |
これら3つを総称して宗像大社と呼ばれており、中津宮と沖津宮は島にあるためここでは辺津宮について紹介します。
なお大島の中津宮はフェリーで行くことができますが、沖ノ島は立ち入りが禁止されており島全体が御神体とされています。
そしてこの3つは一直線上に存在し、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
そもそもこの宗像三女神は天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)と戦った時に天照大神が相手の剣に噛みついて息を吹きかけたところから生まれたと言われています。
そして天照大神の命で北上しているときにこの地に降りました。
宗像三女神は海上安全の女神として知られていることから江ノ島神社など海にまつわるところで祀られていることが多いです。
江ノ島神社についてはこちらをご覧ください。
また神社を担う宗像氏はかつて朝廷と共に海外との交流を行ったり、娘を天皇の后に送り出すなど後続とのつながりもあり、そういった背景も加わって宗像大社は全国に8つしかない国にとって重要な神社の地域である神郡の一角を担っています。
主な見どころ
ここからは辺津宮の見どころを紹介します。
本殿:
国の重要文化財に登録されており、大島にある中津宮の本殿を参考にしています。現在のものは戦国時代の大名である宗像氏貞が1578年に建て直したものです。
摂末社:
本殿を囲むようにある24の社で、かつては三代目藩主の黒田光之が建てたものが75社ありました。ここには121の神様が祀られています。
第二宮・第三宮:
本殿の背後にある二つの社殿で、他の三女神が祀られています。第二宮には沖津宮の田心姫神が、第三宮には中津宮の湍津姫神が祀られており、ここを参拝することで三カ所回ったことになります。なおこの社殿は伊勢神宮のものを利用しています。
高宮祭場:
市杵島姫神が降臨したと言われる場所で、社殿がなく土台のみがあります。宗像大社では毎年10月1~3日に秋季大祭が行われ、ここでは10月3日の最終日に夜神楽として悠久舞を踊ります。この祭りではみあれ祭という沖津宮と中津宮の女神の神輿を船に乗せて辺津宮で集合するのですが、大漁旗を掲げた100隻以上の船のパレードが有名です。
神宝館:
費用:800円
開館時間:9~16時半
宗像大社の宝物を見ることができる施設です。沖ノ島では4~9世紀に天皇の使いが島で祭りをする国家祭祀が行われ、そこで見つかった約8万点のものがすべて国宝に指定されています。それらを見ることができるのがこの神宝館です。こういった経緯から沖ノ島は海の正倉院とも呼ばれています。
★ルート 所要時間:40分
再び同じバス停から1-2番線、光陽台六丁目行きに乗り、消防会館前で降ります(運賃600円)。
バスと反対方向に真っすぐ進むと突き当りに神社の入口の階段があります。
③宮地嶽神社
所要時間:1時間
費用:0円
開館時間:24時間
休館日:なし
息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)を主祭神として祀る神社です。
別名神功皇后(じんぐうこうごう)で仲哀天皇の后であり、応神天皇の母でもあります。
古事記や日本書紀では朝鮮に渡るときに宮地嶽山の山頂から海を臨んで天神地紙を祭壇に祀って祈願して船出したと言われており、何事にも打ち勝つ開運の神様として知られています。
随従に阿曇族の長である勝村大神(かつむらのおおかみ)と勝頼大神(かつよりのおおかみ)と併せて宮地嶽三柱大神として祀られています。
光の道
一番の見どころは海から真っすぐ伸びる参道で、2月下旬と10月下旬の夕方にはその参道に夕日が差し込んで光の道となります。
期間としては7~10日ありますが、ピッタリ参道に収まるのは1日かないため2月と10月の年に2回しか見ることができません。
これに合わせて入口の階段がある男坂では有料席(5000円)が設けられます。
予約は電話予約のみです。
また、14時から無料席の整理券が配られます。
3つの日本一
宮地嶽神社には3つの日本一があります。
①大注連縄
本殿にある注連縄は長さ11m、直径2.6m、重さ3tと日本一の大きさです。
しかも毎年稲から藁にして作り替えています。
②大太鼓
直径2.2mある太鼓で、実際には日本一大きくはありません。
しかし材料はすべて日本から調達しており、鼓面は和牛の皮を使っています。
毎年1月1日の0時に叩きます。
③大鈴
重さ450㎏の銅製の鈴も日本一の大きさです。
信仰心が篤い方より奉納されたもので、昔は大注連縄と共にありましたが重いので現在の場所に置かれています。
奥之宮八社
本殿の背後には奥之宮八社と呼ばれる8つの社があります。
それぞれに祀られている神様が異なり、すべて回ると願いが叶うと言われています。
日本最大級の石室古墳を発掘したのをきっかけに不動明王神社ができたことから誕生しました。
古墳は6世紀末にできたもので、長さ23m、幅5m、高さ5mの石室で中から馬具や瑠璃壺、金を用いた冠など約300点が出土し、うち20点が国宝が指定されています。
8つの社は以下の通りです。
①七福神社:福を運ぶ七福神
②稲荷神社:食べ物とお米の豊作を守る神
③不動神社:災いや厄を除く神
④万地蔵尊:子供の守り神
⑤恋の宮:女性の心身内外を守る神
⑥三宝荒神:かまどや火除けの神
⑦水神社:水が湧き続ける龍神
⑧薬師神社:あらゆる病難から救う神
★ルート 所要時間:10分
神社を出て最初の交差点を左に曲がるとバス停の宮地嶽神社前があるので、ここで1-1番線に乗ってJR福間駅に行きます(運賃210円)。
④福間駅
ここから電車に乗って博多駅に戻ります(40分、480円)。
【ゴール】
博多駅
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