【海外移住】フランスの国勢調査を受けたついでに日本と比べてみた

統計グラフ

こんにちは(^O^)

日本でも5年に一度行われている国勢調査ですが、他の国ではどのようになっているかご存知ですか?

というわけで私がフランスに住んでいて国勢調査を受けた時のお話を紹介します。

日本と比べてどのような違いがあるのかも調べましたのでぜひ参考にしてください。



フランスの国勢調査

タブレットでアンケート

まずはフランスの国勢調査の概要について紹介します。

そもそも国勢調査とは国民の人口や世帯の実態を明らかにするために行うアンケートです。

このアンケートを集計して人口はどのくらいいるのかなど国の正式な統計データとして公開されます。

フランスの統計局はINSEEと呼ばれており、私も赤ちゃんの名前ランキングなどの記事を作成する際に参考にしています。


日本の国勢調査は毎年5年おきに行われており、全世帯を対象としています。

一方フランスの国勢調査(Recensements de la population)は以下のように行われます。

・人口10,000人未満の自治体:5年に1度

・人口10,000人以上の自治体:毎年だが、毎年異なる住所8%が対象

このように自治体の人口によって行う頻度が異なります。

ちなみにフランスの自治体はおよそ36,000あり、人口10,000を超える自治体はおよそ80なのでおよそ99%の自治体は5年に一度国勢調査を行う計算となります。

また人口10,000人以上の自治体も毎年と言えど8%つまり10,000人の自治体で800人しか対象にならず、すべて調べるのにも12~13年かかります。

そうなると5年に一度の自治体とは大きな差が出るのではと感じます。

人口比率でみると10,000人を超える自治体はフランス全体のおよそ18%しかないためやはり最新の情報と呼ぶには厳しいものに感じます


実際に受けた時の話

チェックリスト

そもそも私はこれまで国勢調査を受けたことがありませんでした。

日本でも実家暮らしからいきなりフランスに移り住んだため日本でも国勢調査を目にしたことがありませんでした。

現在のフランスのアパートに移り住んで5年経ったとある日、仕事から帰ると部屋のドアの前に不在届のような紙が置いてありました。

それは私の部屋だけでなく他の部屋も同様でした。

私のアパートはオートロックで番号を知らないと入れないので一体誰が来たのかと怖くなりましたが調べると国勢調査に来たけどいなかったよという内容の不在届でした。

ここで初めて国勢調査の対象になっていることに気が付きました。

不在届には次来る日時と担当者の電話番号が書かれていました。

が、私は無視しました

というのもこれが本物かと疑ったからです。

国勢調査と言えば個人情報を与えるものなので偽物だったら大変なことになります。

それにみんなも答えていないから不在届が部屋の前にあるわけなので無視しても問題ないと感じました。


それから数日経つと部屋のドアをノックする音が聞こえてきました。

フランス人は何故かインターホンがあるのにノックしてきます。

覗き窓から見ると体育の授業で切るようなゼッケンを着た男性がいます。

これは国勢調査の人だなと思いましたがやはり疑わしいので居留守すると他の家もノックして回っていましたが誰も出てきませんでした。

それから数日後今度はエリアマネージャーらしき人を連れて来ましたが、これも無視しました。

すると次はいつ来るのかという恐怖が生まれ始めてきました。

そんなある日地元のニュースで国勢調査について取り上げられており、自分が見たのと同じゼッケンの人が家を回っている様子が紹介されていました。

これを見てあれは本物だったのだとようやく信じることができました。

加えて国勢調査を拒否すると違法になることも知り次来たらちゃんと答えることにしました。

ちなみに違法ではありますが実際に処罰を受けた話は出てきませんでした。


国勢調査の内容

アンケート

こうして最初の不在届から1~2週間経った平日20時ごろに国勢調査の方が来ました。

こんな遅い時間に来るのは仕事で答えられない人を狙ったものだというのが分かりましたが、そうでもしないといけないのも大変なお仕事だなと思いました。

係員の方はアンケート用紙を取り出して私が聞かれた質問に答えて記入していく形式でした。

聞かれたのは以下の内容です。

・氏名

・年齢

・生年月日

・国籍

・出生地

・仕事内容

・職場の名前

・家族構成

・家の間取り(1LDKなど)

・床面積

・いつ越してきたか

・家主か借家人か

・暖房器具の有無

・シャワーやバスタブの有無

・車の所有数

すべてメモしたわけではないので若干漏れがあるかもしれませんがこういった内容でした。

私は一人暮らしなので家族構成はすぐ終わりましたが家族がいればもっと詳しく聞かれていたかと思います。

そしてその統計から以前作った赤ちゃんの名前ランキングができたと思われます。

また一戸建てやアパートなのか、エレベーターはあるのかなども本来聞かれますが、係員が実際に家に来ている時点でそれは見れば分かるので聞かれませんでした。


ちなみに日本の国勢調査では以下のものが聞かれます。

※総務省統計局ホームページより抜粋(https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2025/gaiyou.html

・氏名

・男女の別

・出生の年月

・世帯主との続き柄

・配偶の関係

・国籍

・現在の住居における居住期間

・5年前の住居の所在地

・就業状態

・所属の事業所の名称及び事業の種類

・仕事の種類

・従業上の地位

・従業地又は通学地

・世帯の種類

・世帯員の数

・住居の種類

・住宅の建て方

こうやって見ると大体は共通しているようです。

しかしフランスでは暖房やお風呂の有無が聞かれていたり、逆に日本では5年前の住所が聞かれたりと若干の違いがあるようです。


ちなみに回答方法は以下の通りです。

・フランス:訪問、電話(不在届に書かれた番号)、ネット

・日本:訪問、郵送、ネット

若干違いがありますが主流はネットだと思います。

そのため訪問が何度も来たのは驚きました。


実際に受けた感想

そもそも国勢調査を受けることすら始めは知らなかったので新手の詐欺だと疑うところから始まりました。

実際に受けてみるとかなり個人情報を聞いてくるなと感じましたが日本とそれほど違いはないと知りそういうものなのだと分かりました。

ただ訪問で答えると玄関先で個人情報を教えてることになるので他の人に聞かれることが怖くて仕方ありませんでした。

次受けるとしたらネットがいいなと思いました。

以上、フランスの国勢調査を受けてみた時のお話でした。

それでは(^^)/~~~


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