【初海外】初めての一人旅でパリに行ったらいろいろありすぎた話

こんにちは(^O^)

当サイトでは100以上の都市のモデルコースを紹介しており、そのすべてが私が実際に行ったところです。

今でこそ海外旅行に慣れていますが、初めての時はもうドキドキでした。

その時の様子をお伝えします。

この記事は後編なので前編をまだ読んでいない方はまずこちらをご覧ください。


前回までのあらすじ

大学3年生の夏、人生初の一人旅の行き先をパリに選んだ私はついに念願のフランスへと降り立ちました。

初めての長時間フライトでふらふらになりながらホテルに着くも部屋の鍵をどこかになくしてしまったのでした。


鍵はどこへ行った?

ホテルの部屋の鍵を失くしたと気付いてから心当たりがある場所をすべて探しました。

部屋からは一歩も出ていないので部屋のどこかにあるはずなのにありません。

その結果私はそのまま寝ました

これ以上探しても無駄だと分かり、疲れもあったのでさっさと寝ました。

移動の疲れもあってぐっすりと眠れました。


翌朝再度部屋を探してもやっぱり鍵は見つかりませんでした。

もうフロントに正直に伝えるしかないとドキドキしながら廊下へ出るとなんと鍵はドアに刺さったままでした

まさかのオチにビックリしたとともに夜中に誰も入って来なくてよかったと思いました。

どうしてこうなったのか思い返すとフランスの鍵が日本と違ったからでした。

鍵を差し込んで右に何回か回さないと開かないようになっており、ドアを開けるだけで10分以上苦戦してようやく入れたので鍵のことなんてすっかり忘れていたのでした。


温かな朝ご飯

ホテルは朝食込みだったのでご飯を食べに行くとすでに数人が食事をしていました。

初めてのフランスでどうすればいいのか分からずとりあえず「ボンジュール」と言いながらレストランに入るものの、誰も返事をしてくれませんでした。

ちょっと寂しい思いをしながらも朝食を食べます。

クロワッサンやパンオショコラを食べましたがやはり日本と違った美味しさがあって感動しました。

じっくりフランスのパンを味わっていると先にご飯を済ませた人が出ていくときに私に向かって「ボンジュルネー(良い一日を)」と声を掛けてくれました。

突然のことでオウム返ししかできませんでしたが、言葉が通じて温かな気持ちになりました

フランス語のあいさつはこちらでしっかり予習しましょう。


初めて見るパリの町並み

朝食を済ませたらいよいよパリ観光です。

到着時は夜でほとんど見えませんでしたが長年夢見ていたヨーロッパの町並みに感動しました。


地下鉄に乗ってまず向かったのが凱旋門でした。

凱旋門は大きなロータリーの中心にあるため横断歩道で渡って行くことができないのですが、そうとは知らず20分くらいかけて一周してしまいました。

最終的に地下への階段から行くことが分かり地上に上がると凱旋門の真下でした。

凱旋門は上ることができ、頂上からはパリの町並みが広がっていました。

遠くに見えるエッフェル塔。

目の前から伸びるシャンゼリゼ通り。

石造りで青い屋根の街並みがどこまでも広がっており30分くらいここから景色を見ていました。

それからシャンゼリゼ通りを歩くと誰かが「オー、シャンゼリゼー♪」とお馴染みのあの歌を歌っていてこちらもルンルン気分でした。


ガッチガチのパリ観光

その後もシャンゼリゼ通りに沿ってパリ観光をしたのですが、その胸の内は緊張感で溢れそうでした。

何に緊張していたのかと言うとスリです。

見るからに観光客である私はスリの格好の餌食です。

前編でも紹介したように旅行の準備のほとんどを犯罪情報について調べることに使っていたので警戒心が常にありました。


町並みや観光名所などの写真を撮るときも背後は壁など人が通れない位置に立ち、周りに人がいないことを確認していました。

写真を撮ってほしいと頼まれたときはカメラを向けているときにポケットやカバンから何か盗られるかもしれないと気を付けていました。

電車をホームで待つときは危険性の低いマダムの近くにいるようにしましたし、電車内ではカバンは壁際に寄せていました。

こんなことを旅行中ずっとしていたので幸い被害には遭いませんでしたが、十二分に楽しめたとも言えませんでした

防犯対策はその後旅行をしていく中で慣れてきて段々と慣れていったものの初めてのこの旅行は警戒しっぱなしでした。

防犯対策についてはこちらにまとめてあるので気になる方はご覧ください。


フランスの人たちの生活とカルチャーショック

シャンゼリゼ通りを抜けた先にあるチュイルリー公園に着いてその整った美しさに感動しました。

そしてたくさんの人がのんびり過ごしていることに気が付きました。

平日の午後なのに割合多い気がしました。

ベンチに座って友達とお話している人。

芝生のところでお昼寝している人。

噴水の周りで読書をする人。

どちらかと言えば観光客よりもパリ在住者が多い印象を受けました。

それを見て感じたのはプライベートも充実していることでした。

この時の印象は今でもずっと残っていて、このプライベートの時間も確保できる生活がいいと思って後にフランス移住へとつながることになります。

今現在フランスで働いていますが日本で働いていたよりもプライベートの時間は遥かに多いので私としては満足しています。


ここで初めて買い物をしました。

公園内にあるフードトラックでサンドイッチを買いました。

たどたどしいフランス語で必死にショーケースの中にあるサンドイッチを指差しながら買ったのを覚えています。

そしてサンドイッチにカルチャーショックも受けました。

フランスのサンドイッチにはフランスパン、つまりバゲットが使われています。

小学生の頃に給食で出て何人も歯が抜けた記憶がよみがえります。

それよりかは固くないですが、柔らかくもなく食べるのに苦戦しました。

この体験からできたフランス語旅行会話はこちらです。


その後は公園内にあるオーランジェリー美術館でモネの睡蓮を見て感動し、ルーブル美術館でモナリザやミロのヴィーナスなど教科書で見たものを見て感動しました。

ルーブル美術館は地図を持たずに入ったため毎度になりながらモナリザにたどりついたときはお宝を見つけたような気持ちでした。

しかし巨大なルーブル美術館を地図なしでは周り切ることができず閉館時間に出てしまいました。

思えば美術館というものも初めて行ったのはこの時でした。

教科書で見たことがある絵が思った以上巨大だったり、初めて見るミイラにゾッとしたり疲れも忘れるくらい夢中になって見て回りました。


初めての夕食はレストランに行くことにしました。

と言ってもチュイルリー公園の中にあるところでしたが。

初めてのレストランで使い方が分からず、なかなか入れずにウロウロしていたのを覚えています。

皆さんはそうならないようにこちらでレストランの使い方を予習しておきましょう。


勇気を振り絞って入ったレストランでメニューを見ても何が何やら分かりませんでした。

とりあえずパスタの欄のトマトソースと書かれたものを頼みました。

パスタなら失敗しないだろうと思っていましたが、出てきたはグラタンのようなもので混乱しました。

フォークですくっても麵が出てこない。

それどころか一反木綿のようなものが出てくるではないですか。

今思い返せばあれはラザニアでした。

そんなことも知らない当時の私は食べ方も分からず一枚一枚食べました。

私のようにレストランで失敗したくない方はこちらをご覧ください。


パリの光と影

その後もパリ観光は続くのですが、すべて書くと長くなってしまうので割愛してパリに滞在していて感じたことをここからは書きます。

あくまで大学だった当時の私が感じたことなので今の時代とは違うところもあるかもしれませんがご了承ください。


初めて行ったパリの町並みはとても美しく、どこに行っても絵になるように感じました。

しかし一方で落書きの多さには驚きました。

特に地下鉄は窓にも描かれていますし、鉄橋の上にも描かれていました。

一体何が突き動かしてこんなところに上ってまで描くのだろうと思いましたが正直美しい町並みと合わない残念なところに思いました。

また町を歩くとゴミが落ちていたり犬の落とし物もよく見かけました

それにホームレスや物乞いの多さにも驚きました。

町を歩けばお金を恵んでほしいと声を掛けられ、電車に乗れば自分の身の上を書いた紙を渡してきてはやっぱりお金を恵んでほしいと言われました。

日本ではこういったことはなかったのでかなり驚きました。

またある晩駅前でホームレスをいじめている人たちも見かけました。

すぐに警察が駆けつけて事態は収まりましたが怖いと思いました。

こういった実際にパリに行ってみて日本とは違うネガティブな部分を目の当たりにしてイメージが変わりました。


その一方でパリに行って見つけたいいところもあります。

先ほど紹介したようにプライベートの時間を日本以上に大事にしているのはいいところに感じました。

また外国人移住者が思ったよりも多く働いていることもいいところに思いました。

電車の中ではスーツを着た黒人の方を何人も見かけ、美術館の学芸員でも黒人はもちろん他の国の人もいて外国人の立場もある程度受け入れられている面があると感じました。


帰国の飛行機で思ったこと

このように初めての海外旅行でパリ観光を堪能しつつもパリでの生活やその光と影を目の当たりにしましたが、ついに帰国となりました。

事前にしっかり計画を立てたおかげで無事飛行機に乗りました。

眼下にはパリの町明かりが見え、それを見ながらまだいたかったと思いました。

行きはあんな苦痛な長時間フライトに耐えてまで来る価値があるのかと思っていましたが、来る価値は十二分にありました。

できるならもう一度来たいと思いながら日本に帰るのですが、もう一度どころか結局住むことになるとはこの時はまだ思いもしませんでした。


家に帰ったら驚きの事実が!?

無事日本に帰国し、迎えに来てくれた家族の車の中で旅行の土産話をたくさんしました。

そこで知ったのが旅行中の家族の様子です。

家族というより母がとても心配していたらしく、毎日ご飯をおでんしか作れなかったらしいです。

なぜおでん?と思いながらも心配をかけた申し訳なさと心配してくれる人がいることへの有難みを感じました。

当時はLINEなどのSNSもまだなく、旅行中の連絡は一切取れなかったので無理はないかと今は思います。

ちなみにこの後私が何度もフランスに旅行に行くようになり、母も慣れていったようで私が海外旅行に行くときは家族で美味しいものを食べに行くという羨ましいイベントを開催するようになっていました。


初めての海外一人旅をした感想

これが100都市以上訪れた私の最初のお話です。

ここまで詳しく覚えているのはそれほど印象に残ったからです。

初めての海外旅行を初めての一人旅にしたのは私の中では挑戦でした。

それが無事達成して成長できたように感じます。

そしてこの旅行で学んだことがいくつかあります。


今回は一人旅だったので何をするのにも自由でした。

凱旋門の屋上からの景色を30分も眺めたのもツアーではできなかったでしょう。

そういった自由を感じつつも何が起きてもすべて自己責任と感じながら旅行していました。

だからこそ過剰なまでに防犯意識を持っていましたし、計画もかなりきっちり仕上げていきました。


パリ旅行でいい意味でも悪い意味でもカルチャーショックをたくさん受けました。

その結果、日本で当たり前と思っていることでも外に出ればそうではないと感じました。

ということは自分が当たり前と思うことでも人にとってはそうではないということがあると言えます。

そのことから自分の考えを人に押し付けるのは良くないと学びました。


これは何度も書いていますが、パリで見つけた人々の生活はプライベートの時間も大事にしていました。

それをちゃんと確保できる社会の仕組みができているのだと旅行しながら感じました。

旅行中に地下鉄の窓口で切符を買おうとしたところ、もう定時だからと断られました。

私からしたらそれくらい対応してくれてもいいではないかと感じましたが、ここではそれが当たり前なのだと思いました。

その当たり前でできた社会だからちゃんとワークライフバランスが取れるのだと感じました。

当時大学生だった私はぼんやりとした感想でしたが、日本で社会人になってからはプライベートの時間がほとんどなかったので仕事だけが人生じゃないというこの当時の考えがフランス移住に突き動かしたのは間違いありません。


憧れていたパリのネガティブなところを実際に目にしてもなおフランスに移住したのは、こういった初海外で学んだことが忘れずに自分の中にあってもっと学びたいというこれまでとは違う憧れをフランスに抱いたからです。

この旅行が私の人生を変えたのは間違いありませんし、これがなければこのサイトが生まれることもありませんでした。

そう思うと非常に大事な旅行だったと言えますね。

長話となってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございました。

それでは(^^)/~~~


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