パリ Paris

【街の説明】
言わずと知れたフランスの首都。他の都市と比べて見どころが圧倒的に多いため3つのコースに分けて紹介する。このルートでは最初にモンマルトルを訪問し、そのあとオペラ座からマレ地区・バスチーユに向かう。途中にパリのアーケード「パッサージュ」をいくつか通る。
【オススメ度】
★★★★★
【所要時間】
8時間半
【費用】
31.80€(ミュージアムパス使用しない場合)
【疲れやすさ】
★★★★★
【観光ルート】
【スタート】
①アンヴェール駅
Anvers
地下鉄②号線にて下車。
★地下鉄から地上に出たら白とベージュの建物の間にある緩い坂道を上る。
登りきると目の前に目的地が見えるが、広場に入らずに通りを左に進む。徒歩5分。
②フニキュレール
Funiculaire – Gare Basse

所要時間:15分 費用:1.90€(地下鉄の切符で利用可能)
モンマルトルの丘の上まで登ることができるケーブルカー。
地下鉄の切符は最初の乗車時から1時間以内は何度も使用していいので、時間内であれば、①に来た時に使用した切符を使うとよい。
③サクレ・クール寺院
Sacré-Cœur

所要時間:1時間 費用:0€(ドームに上る場合は5€)
開館時間:6~22時半 休館日:なし
モンマルトルの丘の上にある寺院。
1919年に建てられたこの寺院からパリを一望することができる。
有料ではあるが、ドームの上に上ればさらに高い位置からパリを眺めることができる。
しかし、300段もの階段を上る必要があるので登りきった時は息を切らしてしまうので注意。
★サクレ・クール寺院を背にして目の前の通りを右に進み、道なりに進むこと5分。
④テルトル広場
Place du Tertre
所要時間:15分 費用:0€
モンマルトルの丘の広場で常に人でにぎわっている。
モンマルトルがまだ畑も豊かだった村だった時代に役場があったところである。
にぎわっている理由は多くの画家が似顔絵を描いているからである。
旅の思い出に一枚お願いするのもいいが、高額請求してくるところもあるので注意が必要。
★来た道を引き返し、①アンヴェール駅から次のエリアを目指す。
1駅次のピガール駅Pigalleから⑫号線モンパルナス方面に乗り換え、4駅先のサン・ラザール駅St-Lazareで③号線ガリエニGallieni方面にさらに乗り換えて1駅進む。
⑤アーヴル・コマルタン駅
Havre – Caumartin
ここから次の目的地へと向かう。
★地上に出るとパリ二大デパートの一つプランタンPrintempsに出る。
興味がある方は中を散策するのも良い。プランタンを左手に通りを進むこと徒歩5分。
⑥ギャラリー・ラファイエット
Galeries Lafayette

所要時間:30分 費用:0€
営業時間:9時半~20時半(日曜日は11~20時) 休館日:基本的になし
プランタンと並ぶパリ二大デパートの一つ。ギャラリー・ラファイエット自体はフランス各都市にあるが、ここは天井が特徴的である。
現在はガラスの上を歩けるようになっているのでブティックを見ない人でも訪れる価値がある。
最上階にはお土産コーナーもあるのでここで揃えるもの楽である。
クリスマスシーズンには屋外ショーウィンドウが名物となっている。
★ギャラリー・ラファイエットの目の前の広場を挟んだ先にあるのがオペラ座である。見学用の入口に行くためにオペラ座の右側の通りを進む。徒歩5分。
⑦パレ・ガルニエ
Palais Garnier

所要時間:1時間 費用:14€(企画展がない時は12€)
開館時間:10~16時半 休館日:1/1、5/1他
宮殿のような豪華な造りのオペラ座。ナポレオン三世の命令によって作られた19世紀の建物で、「オペラ座の怪人」の舞台でもある。
名前は設計士のシャルル・ガルニエが由来。
劇場では天井にシャガールの作品「夢の花束」を見ることができる。
グランド・ホワイエはシャンデリアがきらめき、宮殿そのものである。
休館日は例外的な時が多いため以下のサイトより確認すること。
https://www.operadeparis.fr/visites/palais-garnier/informations-pratiques
★オペラ座の正面の広場から全体を眺めた後右斜め後ろのBNP Paribaという銀行の左側の9月4日通り Rue du 4 septembre を進む。しばらく進むと右手側に地下鉄の入口が見えてくる。その入口の奥の二手に分かれた道のうち左を進むと突き当り正面に入口が見えてくる。徒歩10分。
⑧パッサージュ・ショワスウル
Passage Choiseul
所要時間:15分 費用:0€
パッサージュと呼ばれるアーケード街。
もともと抜け道として使われていたが店が設けられるようになり、この界隈に特に多く残っている。
パリらしいオシャレな景色に出合うことができる。
★パッサージュを出たら左に直進する。少し進むとレストランの間に次のパッサージュの入口が現れる。徒歩5分。
⑨ギャルリー・ヴィエンヌ
Galerie Vivienne

所要時間:15分 費用:0€
二つ目のパッサージュは床に模様もあり明るい雰囲気を感じられる。
入口も先ほどの物よりも派手なので分かりやすい。
本屋やカフェなどのんびり見ながら歩くと楽しい。
★パッサージュを出て先ほどの道を少し戻り反対側の通りを進み、突き当りを左折すると柱の間から通り道があるので進む。徒歩5分。
⑩パレ・ロワイヤル庭園
Jardin du Palais Royal

所要時間:20分 費用:0€
開館時間:8~20時半 休館日:なし
都会のど真ん中にある宮殿に囲まれた庭園。
周囲のアーケードにはブティックやレストランが並び、建物自体は文科省などが入っているため見学はできない。
太陽王ルイ14世が住んでいたことからこの宮殿の名が付いた。
庭園には白黒のストライプのオブジェが並ぶ場所もあり現代アートを見ることができる。
★パレ・ロワイヤルを出て左に進むと右手に広場が見えてくる。位置としてはルーブル美術館の隣である。広場を横目にすぐ左手に曲がって進むと右手に歩行者用の道があるので真っ直ぐ進む。横断歩道を渡った目の前のカフェの左隣に次のパッサージュの入口がある。徒歩10分。
⑪ギャルリー・ヴェロ・ ドーダ
Galerie Véro-Dodat

所要時間:10分 費用:0€
今回訪れる最後のパッサージュ。足元が白黒のシックなものになっている。
楽器やアートなど芸術関連のアトリエをのぞくことができる。
★パッサージュを出たら右折して通りに出たら左折する。そのまま直進するとやがて広場に出るので左端のベルジェ通り Rue Berger に入り直進する。徒歩15分。
⑫ポンピドゥーセンター
Le Centre Pompidou

所要時間:1時間半 費用:14€(ミュージアムパス使用可)
開館時間:11~21時 休館日:火曜日、5/1
パリの街並みに突如現れる奇抜な外観の多目的施設。
芸術が好きだったフランス大統領の名前から取った。
中には映画館や図書館などがあるが、見どころは国立現代美術館である。
ピカソを始め有名なアーティストの作品を数多く見ることができる。
所蔵作品数があまりにも多いため年に数回展示品を入れ替えているため見る時期によって出会える作品が異なる。
屋上からのオススメで、パノラマのみの見学の場合は5€で見ることができる。
【パリ・ミュージアム・パス】
パリおよび近郊の観光スポットの入場券が込みになったパス。空港や主要美術館の窓口にて購入することができる。滞在期間によって値段が変わるので自分の日数に合ったものを購入するとよい。ヴェルサイユ宮殿やルーブル美術館なども待たずに入場できるので初日に購入がお勧め。
詳しくは以下の公式サイトより確認(日本語あり)
http://www.parismuseumpass-japon.com/
★ポンピドゥーセンター横のサン・メリ通りRue Saint-Merriを直進し、突き当りまで来たら左折すると右手に歩行者専用道路に着くので進む。徒歩10分。
⑬ロジエ通り
Rue des Rosiers

所要時間:20分 費用:0€
18世紀の建物が残るマレ地区の中でも有名な通り。
ユダヤ系が住むエリアとしても有名でユダヤ料理のレストランも数多く並ぶ観光スポット。
パリの中でも一味違った雰囲気を楽しむことができる。
★ロジエ通りを抜けたら左折して次の交差点を右折して直進。徒歩10分。
⑭ヴォージュ広場
Place des Vosges

所要時間:15分 費用:0€
マレ地区の中にある大きな公園。
赤いレンガの壁に青い屋根の建物に囲まれており、かつては貴族たちの社交場としても利用されていた。
★先ほどの道に戻り、大通りに出たら右折して直進すること徒歩5分。
⑮バスチーユ広場
Place de la Bastille

所要時間:20分 費用:0€
フランス革命の発端となった「バスチーユ襲撃事件」が起きた場所。
広場の中央には黄金の像が頂上に立つ7月革命記念柱があり、周りには新オペラ座と呼ばれるオペラ・バスチーユやサンマルタン運河がある。
★この広場にある地下鉄に乗って滞在先へ帰る。
【ゴール】
バスチーユ駅
Bastille
地下鉄①⑤⑧号線の駅。