ヴェルサイユ Versailles

【宮殿の説明】
ルイ14世によって作られた世界的にも有名で豪華な宮殿。パリから電車で30分ほどで行くことができる。宮殿は贅の限りが尽くされた部屋が並び、中でも「鏡の間」は有名。見どころは宮殿だけではなく、その広大な庭園にも及ぶ。庭園はあまりにも広大で見学時間の大半はむしろこちらに費やされる。たくさん歩くため動きやすい服装で向かうのがオススメ。移動手段としてレンタサイクルやプチトランを利用することもできる。
【オススメ度】
★★★★★
【所要時間】
6時間半
【費用】
20€(噴水ショーなし)/ 27€(噴水ショーあり)
【疲れやすさ】
★★★★★
【観光ルート】
【スタート】
①ヴェルサイユ宮殿・リヴ・ゴーシュ駅
Gare de Versailles Château Rive Gauche
パリを走る電車RERのC線(黄色)の終点。
★駅を出て目の前の通りを右に進み、最初の交差点を左折して直進すると到着。徒歩10分。
②ヴェルサイユ宮殿
Château de Versailles

所要時間:1時間半 費用:18€
※パリ・ミュージアム・パス利用可
開館時間:9~18時半 休館日:月曜日、公式行事がある日
元はルイ13世の狩猟用の小さな館だったがルイ14世が最も大きくて豪華な宮殿にするべく建てられた。内部は順路に沿っての見学となる。いずれの部屋も豪華絢爛な造りでルイ14世やマリーアントワネットの肖像画も見ることができる。有名な「鏡の間」以外にも礼拝堂や寝室、オペラ劇場など見どころがとても多い。入口は個人とグループで分けられており、個人で行く場合はAの表記がある左側の入口。朝早く行ってもすでにたくさんの人が並んでいるのでパリ・ミュージアム・パスをあらかじめ用意しておくと待ち時間を大幅に短縮できる。
【パリ・ミュージアム・パス】
パリおよび近郊の観光スポットの入場券が込みになったパス。空港や主要美術館の窓口にて購入することができる。滞在期間によって値段が変わるので自分の日数に合ったものを購入するとよい。ヴェルサイユ宮殿やルーブル美術館なども待たずに入場できるので初日に購入がお勧め。
詳しくは以下の公式サイトより確認(日本語あり)
http://www.parismuseumpass-japon.com/
あ
★宮殿を出て宮殿の左手を抜けると庭園への入口がある。
③庭園
Jardin

所要時間:4時間(庭園全体の所要時間)
費用:0€(大噴水祭の時は9.50€)
開館時間:8時~20時半 休館日:なし
800ヘクタールもある広大な庭園。庭園はいくつもの区画に区切られており、それぞれがシンメトリーが綺麗な形をしており、建設中にルイ14世自らがチェックに入り修正を加えたと言われている。すべてを見て回ろうとすると時間が足りないので要所を抑えて行くことがオススメ。毎年4~10月の週末(5月末~6月末は火曜日も追加)には音楽に合わせて噴水の水が動くスペクタクル、大噴水祭を見ることができる。主に11~12時、15時半~17時に庭園内の各噴水で行われる。
★入場口から直進して階段をおり、目の前の植物迷路のような道を進むと区画の中央の噴水にたどり着く。そこから直進して最初の区画を抜けると別の噴水が現れる。それぞれの区画の中央には基本的にこのような噴水がある。そこから右に二つ隣の通りをひたすら真っ直ぐ進む。全体で徒歩20分。
④アポロ噴水
Le char d’Apollon
所要時間:5分 費用:0€
区画庭園を抜けた先にある有名な噴水の一つ。太陽神アポロンが4頭の馬の上に乗っている彫刻が中央に置かれている。
⑤ヴェルサイユの噴水
Grandes Eaux de Versailles
所要時間:5分 費用:0€
十字に作られた運河の一端。ここから先へと続く広大な庭園を眺めることができる。この先はあまりに広い上に見どころがないので、ここからマリーアントワネット所縁の地に向かう。
★⑤の周りをなぞって進むと右手にレストランが現れる。このレストランの左手にある道を直進する。徒歩およそ10分。
⑥大トリアノン宮殿
Le Grand Trianon
所要時間:1時間
費用:12€(⑦小トリアノン宮殿、⑧王妃の村里込み)
※パリ・ミュージアム・パス利用可
開館時間:12~18時半 休館日:月曜日
ピンクの外壁が特徴的な宮殿。ルイ14世がマントノン夫人と過ごすために建てられた。内装も豪華な家具が置かれており、宮殿の優雅な暮らしを見ることができる。
★宮殿を出て左手にある庭園を進むとシンメトリーに配置された植物が並ぶ先に次の目的地がある。徒歩10分。
⑦小トリアノン宮殿
Château du Petit Trianon
所要時間:40分
費用:12€(⑥大トリアノン宮殿、⑧王妃の村里込み)
※パリ・ミュージアム・パス利用可
開館時間:12~18時半 休館日:月曜日
ルイ15世とボンバドゥール夫人のために建てられた宮殿だが、マリーアントワネットのお気に入りの屋敷になった。建築はロココ様式を取り入れ、宮殿と言うには質素な外観だが内装はマリーアントワネットの暮らしを覗くことができる豪華な内装をしている。色合いがヴェルサイユ宮殿よりも落ち着いているのはマリーアントワネットが宮殿暮らしに疲れて癒しを求めて住んでいたことによる。
★小トリアノンの後ろは庭園というよりも公園のようになっている。左前方を真っ直ぐ進むように歩いていくと池が見えてくる。徒歩15分。
⑧王妃の村里
Le Hameau de la Reine
所要時間:40分
費用:12€(⑥大トリアノン宮殿、⑦小トリアノン宮殿込み)
※パリ・ミュージアム・パス利用可
開館時間:12~18時半 休館日:月曜日
宮殿に似つかわしくない素朴な農村。ここはマリーアントワネットが疑似的に農村生活を子供たちと楽しむために作られた。素朴な建物とは裏腹に内装はとても豪華で、見張り台も農村と言うよりも華やかな宮殿らしさを感じられる。
★村里からヴェルサイユ宮殿へと戻る途中に川が流れているのでそこを伝っていくと池が現れる。徒歩15分。
⑨愛の神殿
Temple de l’Amour
所要時間:5分 費用:0€
マリーアントワネットが恋人との逢引きに使っていた場所。キューピッドの彫刻が施されている。
★愛の神殿から小トリアノン宮殿の裏手に戻り、右折して直進すると宮殿前の区画庭園に戻ってくる。庭園を縫うように見学しながらヴェルサイユ宮殿前まで戻ってくる。徒歩30分。
⑩ラトナの噴水
Bassin de Latone

所要時間:5分 費用:0€
ヴェルサイユ庭園の中でも有名な噴水の一つ。アポロンとダイアナの母であるラトナが悪い農民たちをカエルに変えていく様を表現している。大噴水祭のスペクタクルでの見どころの一つでもある。
★ヴェルサイユ宮殿を出て駅へと戻る。徒歩15分。
【ゴール】
ヴェルサイユ宮殿・リヴ・ゴーシュ駅