ここではフランス旅行に行くに前にどのように行き先を決めるのかを紹介します。
これまで90以上のフランスの都市を訪れてきた中でどの街をどの順番に行けばいいのかを決めるテクニックがあることに気付きました。
今回はそのテクニックをここで紹介します。
これを読んでフランス旅行の計画を立てれば無理のない日程が組めますよ!
旅行の準備について詳しくはこちらをチェック!!
行きたい都市を決めよう
パリ以外を訪れる場合、フランスの地方都市を回る方法と地方を限定して訪れる方法があります。
地方都市を回る場合
パリ→ストラスブール→リヨン→ニース→帰国といったようにフランス中を巡るため移動時間が多くなります。
また、最後の都市の空港から帰ることができます。
このタイプはフランスの地方のそれぞれの特色や料理などを楽しむことができる分、ホテルを転々とする手間があります。
地方を限定する場合
例えばニースに拠点を構えて日帰りでモナコなどの地中海の街を訪れる方法です。
こちらのタイプは移動時間が短く、その分観光に時間を当てることができます。
個人的には都市を回るタイプはフランス全体を大まかに知ることができ、旅をしている感覚を得られるので好きですが、移動の度にキャリーケースも持ち運ぶため体力的に大変なのとスリに遭うリスクが上がると考えています。
一つの都市に特化する場合はフランス全体を知ることはできませんが、その地方の特色に深く触れる利点があります。
他の街に行くときも不要な荷物はホテルに置いておけばいいので楽なのでこちらがオススメですが、フランスの主な都市を制覇するには何回もフランスに来なければいけません。
第三の方法
別の方法として最初の数日はパリ周辺を、後半は南仏を巡るというような拠点を変えながら複数の地方を巡るという上2つの間を取った方法もあります。
当然滞在できる日数が長いほど行くことができる都市は増えるので、まずは時期と日数を決めてからどのタイプのスタイルで滞在するべきか決めることをお勧めします。
行く都市について調べよう
フランスでパリ以外の地方に行きたい場合、その地方の主要都市にまず行くことをお勧めします。
アルザス地方ならストラスブール、コート・ダ・ジュールならニースといったようにまずはその地方の代表都市について調べましょう。
そうすることでその地方にはどんな特色があるのかが分かります。
ストラスブールならドイツ風の建物や文化、ニースなら海とカジノがあり、その近辺の小さな都市でも同じような特色を見ることができます。
また代表都市ほど観光スポットも多く、名物料理を扱うレストランやホテルが多く、電車やバスも多いです。
そのため周遊旅行でも特定の地方に特化する場合でも代表都市に滞在すると観光が楽になります。
以下に各地方の代表都市を記載します。
超ざっくり地方紹介
アルザス地方
パリから電車に乗って数時間で行くことができるアルザス地方はクリスマスマーケットが有名です。
ドイツに近いことから独特の言語や食べ物などに特色があり、中心都市のストラスブールはパリから日帰りでも行くことができます。
イル・ド・フランス地方
パリがあるイル・ド・フランス地方ではまずパリの観光がおすすめです。
見どころが多いためパリだけで何日も必要となりますが、ヴェルサイユ宮殿も日帰りで行くことができます。
オーヴェルニュ地方
フランス中央部にあるオーヴェルニュ地方は火山地帯で温泉やミネラルウォーターが有名です。
中心都市のクレルモン・フェランは火山岩を利用した黒い建物が並んでおり、他とは違う雰囲気を感じることができます。
コートダジュール地方
地中海に面するコートダジュール地方はフランス屈指のリゾート地です。
夏になれば世界中からバカンスを過ごしに観光客が訪れます。
観光の拠点にはニースがおすすめで、モナコやカンヌ、鷲の巣村のエズなどへのアクセスが便利です。
ノール地方
フランス北部のノール地方はベルギーに近いことからその文化を町並みや食べ物で見ることができます。
中心都市のリールにはベルギーと共に鐘楼が世界遺産に登録されており、交通面でもヨーロッパの北の玄関口として知られています。
フランシュ・コンテ地方
スイスに接するフランシュ・コンテ地方はジュラ山脈の恩恵を受けている地方です。
コンテチーズやフランスでも珍しい黄色ワインなど食にも特色が出ています。
中心都市のブザンソンにはレミゼラブルの著者ビクトール・ユゴーの生家や世界遺産に登録されている要塞があります。
ブルゴーニュ地方
フランシュ・コンテ地方に接するブルゴーニュ地方はワインで有名な地方でロマネコンティの産地でもあります。
ワインを使ったブッフブルギニョンなどの郷土料理が多いのも特徴で、マスタードで有名な中心都市のディジョンは高貴な街並みで観光スポットも多い見どころ満載な町です。
ブルターニュ地方
フランス北西にあるブルターニュ地方はケルト文化が残る地方で、ブルトンという独自の言語があります。
そば粉のガレットやクイニーアマンなど日本でも知られている名物が多く、西の玄関口であるレンヌはパリから電車で数時間で行くことができ、モンサンミッシェル行きのバスの乗り継ぎ場でもあります。
プロヴァンス地方
南フランスに当たるプロヴァンス地方にはフランス第二の都市であるマルセイユがあります。
ブイヤベースで有名な町ですが、他の町とは違うエキゾチックな雰囲気を感じられるのも特徴です。
内陸部にはフランス四大河川の一つローヌ川に沿うように古代ローマ遺跡が残る町がいくつもあります。
リムーザン地方
フランス中央部のオーヴェルニュ地方の西にあるリムーザン地方は山間の地方です。
中心都市のリモージュは焼き物の町として世界的にも有名で、その博物館では製作工程も見ることができます。
ローヌ・アルプス地方
スイスに接するローヌ・アルプス地方はその名の通りアルプス山脈の近くにある地方です。
中心都市のリヨンはフランス第三の都市で美食の町として有名です。
リヨンを拠点にヨーロッパで最も透明な湖があるアヌシーやフランスで最も美しい村の一つペルージュなどに行くことができますし、ジュネーブまで電車で数時間で行けます。
ロレーヌ・シャンパーニュ地方
パリとアルザス地方の間にあるのがロレーヌ・シャンパーニュ地方です。
中心都市のナンシーはアールヌーボが発展した町で建物の装飾がオシャレで見どころがあります。
ナンシーを拠点にシャンパンで有名なランスやメッス、ルクセンブルクなどに日帰りで行くことができます。
ロワール地方
パリ南部にあるフランス最大級の地方がロワール地方です。
フランス四大河川の一つロワール川沿いには数多くのお城があり、人気観光スポットも数多くあります。
その中でもトゥールは観光の拠点にはおすすめで、観光案内所ではお城巡りツアーの申し込みもできます。
オクシタニー地方
フランス南西部にあるオクシタニー地方はそれぞれの町に違った特徴があることが特徴です。
中でも地方最大都市のトゥールーズは赤石を使った建物が並んでいることからバラ色の町と呼ばれています。
それぞれの町に距離があるため都市ごとに宿を変えていくのがおすすめです。
大西洋岸(アキテーヌ)地方
大西洋岸に面するこの地方は南北に広がる地方で中心都市のボルドーは月の港として町自体が世界遺産に登録されています。
南部分はバスク地方と呼ばれており、独自の文化が色濃く残っていることでも有名です。
都市の行く順番を決めよう
周遊旅行の場合
周遊旅行の場合、行きと帰りの空港の場所によって旅程が変わります。
パリに着いてニースから帰国するならばその2都市を結ぶ間にある都市に行くことができます。
例えば、パリ→ストラスブール→ディジョン→リヨン→マルセイユ→ニースと言った具合です。
ただし、都市を移動する分移動時間もかかるので注意が必要です。
拠点を構える場合
一つの都市に拠点を構える場合は近辺の街に日帰りで行くことになります。
フランスの都市はパリを除いてほとんどの場合1日もあれば一通り観光することができます。
小さい町となると半日で済んでしまうところも多いので、午前と午後に同じ沿線上の都市を複数巡ることができます。
曜日にも注意
また、どちらの都市でも言えますが、日曜日と祝日は公共交通機関の本数が極端に減るところが多いので、曜日も意識しなければいけません。
他にも月曜日は多くの美術館がお休みを取っていることが多く(場所によっては火曜日)、レストランは日曜と月曜に休みとなるところが多いです。
こういったことからも曜日は計画を立てる際にとても重要な要素となります。
まとめ
以上がどの街に行くのかを決めるかを決める際のテクニックです。
複数都市行く場合は周遊旅行にするのか、地域を絞って行くのかによってそれぞれのメリットとデメリットがあります。
限られた滞在時間の中で自分にとってどの方法が一番なのかじっくり考えるきっかけになったのならば幸いです。
旅行に便利なリンク集
【航空券予約はこちら】
お安く航空券を購入したいならばこちらがオススメです。
期間限定でクーポンを発行していることもあるので要チェックです。
世界的に有名な旅行サイト。
航空券も買えるので便利です。
【ホテル予約はこちら】
ホテル情報ならばこちらが多いです。
キャンセル料無料のところが多いのも嬉しいです。
お得なホテル情報が多数掲載されており、いろいろな国の人のコメントも見られます。
こちらも航空券と一緒に予約できます。
【電車・バス検索予約はこちらから】
ヨーロッパの国を中心に手軽に交通情報を調べることができます。
現地での移動を調べられるだけでなく予約もできて便利です。
【ポケットWi-Fi予約はこちらから】
海外旅行には欠かせないポケットWi-Fiを手配できます。
大手なので安心で今なら1000円割引キャンペーン実施中です。
旅行準備はこちらをチェック!!
フランス情報はこちらをチェック!!
コメント