ヴァンス Vance

【町の説明】
サン・ポール・ド・ヴァンスよりもさらに山に入り込んだところにある町。中心地は城壁に囲まれておりその中に時間を閉じ込めたかのように中世の雰囲気が残っている。鷲の巣村でもなければ見どころもそれほどないのでサン・ポール・ド・ヴァンスを訪れたついでに行くのが良い。
【オススメ度】
★★☆☆☆
【所要時間】
2時間(往復バスの時間を含めると4時間)
【費用】
6€(往復バス代込みは9€)
【疲れやすさ】
★★★☆☆
【観光ルート】
【スタート】
★ニースからサン・ポール・ド・ヴァンスへ向かうバス400号線の終点なので降り間違えはない。もしくはニースと同じ出発点アルべート1世から94号線に乗って同じ終点まで向かう方法もあるが、こちらはサン・ポール・ド・ヴァンスへは寄らない。30分に1本のペースでバスは出ている。
費用:片道1.50€
所要時間:1時間
バス時刻表
https://www.lignesdazur.com/ftp/lines/170125ligne-94.pdf
①バス停 ララ・バスステーション
Halte Routière de l’Ara
ここでバスを降りる。
★バスを降りたら目の前のロータリの対極にある道に向かう。その先の分かれ道を左に進み突き当りを右に曲がると変わった屋根の建物が見えてくる。徒歩5分。
②ペニテント・ブラン礼拝堂
Chapelle Penitents Blancs

所要時間:15分 費用:0€
開館時間:11~18時 休館日:月曜日
17世紀に建てられた礼拝堂。
南国を感じさせる壁の色合いもさることながら、鐘楼の屋根の装飾が特徴的である。
元々は貧困者や病人を助けるために建てられたものであるが、現在は展示会場として地元の美術館と協力して開催していることがある。
★そのまま通りを直進すると中心地の入口が見えてくる。道の中央に木が立つ場所まで来たら左に進みテラスの上から景色を眺める。徒歩5分。
③テラス

所要時間:5分 費用:0€
ここから山間の景色がよく見える。
★道を戻って木の背後にある左手の塔のところにある建物に入る。
④ ヴィーユヌーヴ城
Château de Villeneuve

所要時間:40分 費用:6€
開館時間:11~18時 休館日:月曜日
かつてこの地の領主だったヴィーユヌーヴの住まいを美術館として現在利用している。
現代アートを中心とした企画展が行われている。
城自体は17世紀に完成したもので、城壁とともに町を守ってきた。
★塔の右横にある門から壁内へと進む。
⑤ペイラの噴水
Fontaine du Peyra

所要時間:5分 費用:0€
壁内に入ってすぐにある広場の噴水。
もともと別の噴水があったが、1822年に現在のものへと取り換えられた。
夜になるとライトアップが行われる。
★噴水のある広場から左に進み、すぐに右折。その先の突き当りを右に曲がる。徒歩数分。
⑥クレモンソー広場
Place Clemenceau

所要時間:5分 費用:0€
壁内の中心地となる広場。
市庁舎や大聖堂、レストランなどが立ち並んでいる。
★広場にある大聖堂に進む。
⑦ノートルダム大聖堂
Cathédrale Notre Dame de la Nativité

所要時間:20分 費用:0€
開館時間:9~18時 休館日:なし
広場の一角に黄金のマリア像を扉の上部に飾ってある大聖堂。
11世紀に建てられたもので、フランスの中で最も小さい大聖堂と呼ばれている。
入口こそ派手な装飾であるが、他の外観は石造りの落ち着いたものとなっている。
内装には聖書の内容を人形で再現したものが特徴的であるが、一番の見どころはマルク・シャガールが作成した洗礼所にある壁画である。

★あとはバス停に戻るだけなので自由に壁内を散策してから向かう。壁内は広くないので迷うことはない。外に出ても壁に沿って歩けば着た場所に戻れる。散策を20分ほどして10分歩いてバス停に戻る。
【ゴール】
バス停 ララ・バスステーション