
フランス中部にあるブルゴーニュ地方はかつてブルゴーニュ公国があった場所です。
現在ではワインが有名な地方ですが、それ以外にも名物はたくさんあります。
【道しるべ】

ブルゴーニュ地方の街には道路上に模様が描かれたプレートが置かれています。
これは観光ルートを案内しているもので、これを辿って行けば街を観光できるというものになっています。
描かれている模様はその都市にまつわるものが描かれています。
【ブルゴーニュの屋根】

ブルゴーニュ地方の屋根には他の地方では見られない模様が描かれています。
一般住宅ではあまり見かけられず教会や邸宅でよく見られます。
特にボーヌのオテル・デューの屋根はとても綺麗で観光スポットとしても有名です。
【ブルゴーニュワイン】

この地方の名物で外せないのがワインです。
中心都市ディジョン南部から始まるワイン街道にはかの有名なロマネコンティを始めとしたワイン畑が延々と広がり、紅葉した時期に眺めるその景色は「黄金の丘」とも呼ばれています。
一般的には車でワイナリー巡りをするが、ボーヌからは見学ツアーに参加することもできます。

【マスタード】

中心都市ディジョンの名物といえばマスタードです。
肉料理の添え物として使われることが多いですが、そこまで辛くないので辛子が苦手な人でも食べることができます。
中でもマイユMailleのお店は有名で、このブランドはディジョンに限らずフランスのスーパーならばどこでも買うことができます。
【エスカルゴ (Escargots) 】

フランス料理の中でも目を引く料理エスカルゴはブルターニュ地方の名物料理です。
バジルとニンニクのソースを加えてオーブンで加熱していただきます。
フランスでは一般的にクリスマスに食べる料理の一つですが、フランス人の中でも好き嫌いが分かれる料理です。
食感としては貝類ととてもよく似ています。
【 ウフ・アン・ムーレット (Œufs en meurette) 】

赤ワインをベースにしたスープとポーチドエッグを組み合わせた料理です。
スープ自体は赤ワインの風味が強いですが、ポーチドエッグの黄身を割ることで味がより滑らかになり飲みやすくなります。
【 ブルゴーニュ風ハム(Jambon persillé de Bourgogne )】

ブルゴーニュ産のハムをゼラチンで固めた前菜料理。
ゼラチンにはパセリが入っていてハムも弾力があり割とさっぱりとした味になっています。
【ブッフ・ブルギニョン( Boeuf bourgignon) 】

直訳するとブルゴーニュ風牛肉。
牛肉やベーコン、野菜をブルゴーニュワインで煮込んだこの地方を代表する料理の一つです。
ワインの風味とコクが感じられる味に深みのあるビーフシチューです。
【コック・オ・ヴァン( Coq au vin )】

鶏肉をブルゴーニュワインでじっくり煮込んだ料理です。
長時間煮込んだことにより鶏肉にもしっかりとワインの味とコクがしみ込んだ料理です。
【ガストン・ジェラルドのチキン( Poulet Gaston Gerard )】

ディジョン名物のマスタードを使った鶏肉料理。
かつてディジョン市長ガストン・ジェラルドの奥さんが客人にチキンを振舞おうと準備していた際に誤ってマスタードを加えてしまったことから生まれた料理です。
そのことからソースにはマスタードが入っており、他にも生クリーム、白ワイン、コンテチーズが加えられています。
チーズの味が強く反映されている濃厚なソースと簡単に身が崩れる鶏肉との相性は抜群です。
【 パン・デピスとカシスのアイス(Pain d’epices à la glace cassis )】

パン・デピスはジンジャーなど香料を使ったパンという意味の通り香料、そして蜂蜜が加えられたパンです。
このパン自体はフランスに限らずヨーロッパに古くからあるものですが、ディジョンの生産量がフランスの中でも多く有名です。
カシスはワイン街道にある村の一つ、ニュイ・サン・ジョルジュが名産地で町の外れにはカシス博物館があります。
【ゴゲール( gaugère )】

見た目がシュークリーム生地にとてもよく似ているパン。
中にはクリームが入っておらず、本当に生地だけのような味と食感がします。
主にブルターニュ地方のパン屋さんで目にすることができます。