【渡仏前に見ておきたい】携帯電話で準備しなければいけないこと

こんにちは(^O^)

今回は海外に留学などによって長期にフランスに滞在する場合に携帯電話をどうすればいいのかについて解説します。

フランスで携帯電話を使えるようにすることももちろん大事ですが、日本で使用している携帯が使えるのか、日本の契約プランはどうすべきなのかなど意外と考えることがあります。

これを読んでスムーズに携帯電話を使えるようにしておきましょう。



出国前にするべき公的手続きはこちらをご覧ください。


日本の携帯電話は使えるのか?

まず日本で使っている携帯電話がフランスで使えるのかという問題があります。

SIMカードを差し替えればそれで使えるのでは?

とお考えの方、実はそんなに単純な話ではないのです。

主な問題として以下の二つがあります。

・SIMロック
・バンド


SIMロック

まずSIMロックについて解説します。

SIMロックとは日本の携帯ショップで購入した携帯電話では他の会社のSIMカードが使えないというものです。

SIMカードは携帯電話会社の電波を受送信するために必要なため、これが使えないと電話やメール、インターネットなどが使えません。

日本では長い間このSIMロックが適応されており、ソフトバンクで買った携帯電話ではドコモやauなどの他社のSIMカードは使えないといったような状態が続いていました。

そのためこの状態でフランスに持ってきても当然フランスのSIMカードは使えないことになります。

しかし現在はSIMロックは撤廃されることになりました。

そのため今後はSIMロックの心配は必要ないのですが、問題は撤廃される前に購入した携帯電話はまだSIMロックされているということです。

ではどうすればいいのかというと、購入したキャリア(ソフトバンクやドコモなどの携帯会社)のお店に行けばロックを解除してくれます。

このSIMロックは日本独自のもので海外ではないものなので、フランスに来てからSIMロックを解除しようとしてもできません。

まだSIMロックを解除していないのであれば早めに解除してもらいましょう。

バンド

SIMロックが解除されたらこれでフランスのSIMカードも使えると思ったらもう一つ問題があります。

それがバンドつまり周波数に関する問題です。

携帯電話の電波と言うと4Gや5Gなど聞いたことがあると思いますが、実は携帯電話に使われる電波は国によって種類が違います。

そして日本の携帯電話は日本の周波数に対応した携帯電話が販売されています。

反対に言えば日本の携帯電話はフランスの周波数に対応していない可能性があるということになります。

これはSIMカードというよりも機種の問題になるためフランスの周波数に対応していない携帯電話にフランスのSIMカードを使っても電波がつながらないことになってしまいます。

そのため日本の携帯電話をフランスで使う場合は自分の持っている機種がフランスの周波数に対応しているかあらかじめ確認しておく必要があります。

まずフランスの周波数について紹介します。

国によって周波数は異なると説明しましたが、さらにキャリアによっても電波の種類が違います。

そのため「ここではソフトバンクの電波はいいけどドコモは悪い」といったキャリアによって差が生まれます。

なおバンドの単位はHz(ヘルツ)です。

フランスの主なキャリアとバンドの種類は以下の通りです。

キャリアバンド(4G)
Orangeバンド1(2100MHz)
バンド3(1800MHz)
バンド7(2600GHz)
バンド20(800MHz)
バンド28(700MHz)
Bouyguesバンド3(1800MHz)
バンド8(900MHz)
バンド7(2600GHz)
バンド20(800MHz)
バンド28(700MHz)
SFRバンド1(2100MHz)
バンド3(1800MHz)
バンド7(2600GHz)
バンド20(800MHz)
バンド28(700MHz)
Freeバンド3(1800MHz)
バンド7(2600GHz)
バンド28(700MHz)


このように見ると大体3,7,20,28がよく使われていることが分かります。

次に自身の携帯電話が対応しているバンドを調べます

取扱説明書にも記載されているかと思いますが、メーカーのホームページから機種を調べ、仕様を見ると「対応バンド」という欄があるのでここを見ます。

この欄に上記のフランスのバンドが載っていなければフランスのSIMカードには対応していないことになります。

ちなみにiPhoneは世界対応のため基本的にはすべてのバンドに対応しているようです。

日本のSIMカードをどうするか

これで自分の持っている携帯電話をフランスでも使う下準備はできました。

次に行うのは現在の日本で行っている契約をどうするかについてです。

フランスにいる間、当然日本のSIMカードを使うことはありません。

しかし月々の契約料は引かれてしまいます。

ということで考えられる対処法は以下の二つがあります。

・解約する
・番号お預けサービスを使う


解約する

手っ取り早い方法が解約することです。

そうすれば月々の支払いもなくなります。

しかしこれまで使ってきた電話番号を失うことになるので再度日本に帰国した場合、契約し直し新しい電話番号を伝え直す必要が出てきます。

現在ではLINEやFacebookなどのSNSがあるので電話番号以外で連絡しているという人も多く、その必要性を感じない人もいますが仕事などで必要な場合は電話番号を伝え直すのは手間となります。

番号お預けサービス

このように解約することでまた契約し直し、新しい電話番号を伝え直す手間が起きてしまうことから番号お預けサービスというものがあります。

これは契約プランによる月々の支払いをストップする方法です。

しかし電話番号とメールアドレスは維持費用が毎月数百円ほどかかり、最初の申し込み費用も1,000~2,000円ほどかかります。

これはキャリアによって異なるのでご自身で確かめてください。

ソフトバンク
https://www.softbank.jp/mobile/service/oazukari/

ドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/keep_number/

au
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/contract/stopping/

いずれにしても日本で本人が手続きする必要があるので出国前に済ませておく必要があります

キャリアによっては委任状で家族などに代理申請してもらえますが出国前にご自身で行うのが確実です。

まとめ

今回はフランスに行く前、日本で確認すべきこと、行うべきことについて紹介しました。

普段何気なく使っている携帯電話も海外で使おうとなると意外と知るべきことがあります。

単なる海外旅行ならばこれほど気にする必要はないですが、住むとなると話は変わってくるのです。

フランスに来てからでは手遅れになってしまうこともあるので忘れずに準備しておきましょう。

次回はフランスに着いてからSIMカードや携帯電話の購入、解約などについて紹介します。

それでは(^^)/~~~


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