【フランス移住】長期滞在ビザ申請書の書き方

こんにちは(^O^)

今回は長期滞在ビザの申請に必要な申請書の書き方について説明します。

フランスに滞在するためのビザは様々で、それぞれ必要書類は異なりますが申請書は共通しています。

私も過去にオペア、ワーキングホリデー、就労ビザの申請のために3回同じ書類を書いてきました。

一般の人よりも回数は多いので申請書の書き方も慣れています。

なお、ビザについてはこちらをご覧ください。



申請書のサンプル

それでは早速ですが申請書の書き方を説明します。

まずはこちらをご覧ください。

これが申請のサンプルです。

赤字で番号が振られているところが記入すべきところで記入例も記してあります。

それぞれどういったことを書くのか見て行きましょう。

各項目の内容

番号 項目内容
1名字すべて大文字で書いてください。
2名前1文字目だけ大文字にします。
3生年月日日/月/年の順番に書きます。
4出生地生まれたときの都道府県を書きます。
5出生国フランス語でJaponと書きます。
6国籍申請者の性別に関係なくフランス語でJaponaiseと書きます。
7性別男性:Masculin 女性:Fémininどちらかにチェックします。
8婚姻状況未婚:Célibataire 既婚:Marié(e)
9パスポートの種類普通はPasseport ordinaireです。
10パスポート番号写真のページにあるパスポート番号を書きます。
11パスポート発行年月日写真のページを見て書きます。
12パスポート失効年月日写真のページを見てパスポートの有効期限を書きます。
13パスポートの発行機関外務省(Ministère des Affaires étrangères)と頑張って枠内に書きます。
14現住所日本の住所を書きます。 書き順は日本と逆です。
15メールアドレス連絡が取れるアドレスを書きます。
16電話番号日本の電話番号を書きます。
17職業無職:sans profession
会社員:employé(e)
学生:étudient(e)
仕事をしている場合はすぐ下の欄に勤め先の情報を、学生は学校の情報を書きます。
18ビザの内容申請するビザの種類をチェックします。
仕事:Actiivté professionnelle
留学:Etudes
結婚:Mariage
19受け入れ先機関就労:就職先
学生:学校
その他:滞在先
の施設名、住所と電話番号を記入します。
20滞在先フランスでの住所を書きます。 ホテルでも可能です。
21入国日フランスではなくシェンゲン国(ヨーロッパ)の入国日を書きます。
22滞在期間半年以内、半年~1年、1年以上から選びます
23滞在中のお金貯蓄:épargne
給料:salaire
24申請書の提出日申請する場所なのでTokyoとまず書き、申請日を記入します。
25サインパスポートのサインが漢字ならば漢字で書きます。

以上が各項目の解説となります。

補足

チェックボックス

性別やパスポートの種類などにあるチェックボックスは×マークを入れます。

フランスではこちらが一般的です。

住所の書き方

フランスの住所は日本とは反対に小さなところから大きなものへと書きます。

試しに東京のフランス大使館を例にすると以下のようになります。

日本での書き方
〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44

フランスでの書き方
4-11-44 Minamiazabu, Minato-ku, Tokyo, 106-8514, Japon

また、⑳滞在先がホームステイなど個人の家の場合は冒頭にchez 受け入れ人の名前を書くことで「~さんのお家」と表現できます。

宅配や郵便を依頼するときは宛先にこれを書かないと届かないことがあるので気を付けましょう。

ただし申請時にその家の人との関係性を聞かれることもあります

婚姻状況

⑧の婚姻状況の各項目の内容は以下の通りです。

・Célibataire:未婚
・Marié(e):既婚
・Séparé(e):別離
・Divorcé(e):離婚
・Veuf(ve):死別
・Autre:その他


パスポートの種類

項目⑨のパスポートの種類について、一般的なパスポートは有効期限が5年もしくは10年の2種類ですが、それ以外にも公務など役職により違う種類も存在します。

日本には以下の4種類があります(色はパスポートの表紙の色です)。

種類表紙の色意味
一般旅券青、赤普通のパスポート
外交旅券皇族や内閣総理大臣など限られた役職に与えられるパスポート
公用旅券国会議員や公的機関の職員などに与えられるパスポート
緊急旅券在外公館でパスポート発券の機械が壊れるなど緊急時に発行されるパスポート


職業

⑰の職業は仕事を辞めて移住するならば無職(sans porfession)でいいかと思います。

駐在などで行く場合は仕事を辞めるわけではないので会社員(employé(e))と記入し、すぐ下の欄にお勤め先の名前、住所、電話番号を記入します。

学生の場合は学生(étudient(e))と記入し、すぐ下の欄には在学中の学校名、住所、電話番号を記入します。

私は1回目の申請の時に日本の仕事を辞めて渡仏したのですが、申請時に日本の勤め先を記入したら在職証明書の提出を求められました。

その結果ビザが出るまで時間がかかることになってしまったので、仕事を辞めて行く場合は無職と書いた方がそういったことは避けられるかとあくまで私個人の体験からですがそう思います。

ビザの種類

⑱のビザの種類の各項目は以下の通りです。

・就労:Activité professionnelle
・学生:Etudes
・研修:Stage / formation
・結婚:Mariage
・医療上の理由:Raision médicale
・家族の元に行く、家族同伴:Etablissement familial
・ビジタービザ:Etabilissement privé / Visiteur
・再入国:Visa de retour
・公務:Prise de fonctions officielles
・その他:Autre

なお、ワーキングホリデーはその他にチェックし横にVacances Travailと書きます。

過去にフランスに長期滞在していたことがある場合

今回のビザ申請が初めてでない場合は2枚目の最後の項目32に過去の滞在履歴を書く必要があります。

上の欄にはビザの種類と滞在期間を、下の欄にはその時の住所を記入します。

私のように過去に複数回フランスに長期滞在したことがある場合は

①Au pair Visa entre 01/09/2015 et 31/08/2016

②Visa Vacances Travail entre 11/10/2018 et 10/10/2019

のように番号を振り分けて下の欄にもこの番号の後に住所を書くようにすれば大丈夫です。

まとめ

以上が長期滞在ビザの申請書の書き方です。

人によって書く内容は若干変わってくるかもしれませんが、多くの方はサンプルの赤字部分を書けば問題ありません。

もちろん書くときは黒字のボールペンで書いてくださいね。

この手書きのせいで何枚書き損じをしてきたか今思い出してももったいないことをしたと思います。

どうしても例外的すぎて分からない場合は申請時に窓口で聞くという方法もあります。

私はどちらの方法で書けばいいか分からなかった時はどちらのパターンも用意して窓口でどちらがいいか聞いてから提出しました。

何も調べず考えずに聞きに行っても突っぱねられる可能性があるので考えなしで大使館に乗り込むのだけはやめておきましょう。

それでは(^^)/~~~

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コメント

  1. 岡本優理 より:

    こんにちは

    来年1月から初めて語学学校へ通おうとしている39歳女性です。
    フランスは20歳の時に留学半年、スタージュ半年と辻調製菓フランス校から留学しておりました。23歳でワーキングホリデーを取得し、1年きっちり働きました。
    ちゃんと帰国し、その後はずっとパティシエとして、働いて、その間2回、仕事と旅行でフランスへ行きました。今回はケーキは学んできましたがフランス語を上達させてもっとフランス人の心や習慣、文化を身に付けたくて、早く覚える為には留学と思い8ヶ月から1年かけてパリのイスマックと言う安めの語学学校に一月末辺りから行きたいので長期学生VISAを申請するつもりで今動いてますが、私のように留学経験などある人は難しいって本当でしょうか?落ちる怖さがかなりあり、不安でして、アドバイス頂けないですか?

    • Lyon より:

      岡本様

      ご質問ありがとうございます。
      ビザの申請をするとき落ちるのではないかと不安になりますよね。
      それでもフランスで学びたいという志は素敵です。
      私は留学支援の専門家でもないのでこれはあくまで私見でお答えしますが、志望動機をどう伝えるかによるかと思います。
      学生ビザの申請の場合面談がありますが、そこで学生ビザは相応しくないと思われれば落とされます。
      そこでどういった人は学生ビザに相応しくないかを考えてみましょう。
      極端な話、仕事や結婚を目的にしている人はそれに対応したビザがあるので落とされます。
      学生としてちゃんと滞在する場合でも、岡本様のようにすでに留学経験がある場合はフランス語のレベルの確認はあるはずです。
      そこでペラペラだとしたら語学学校に行く必要もないので審査は通らないことが予想されます。
      ペラペラの基準ですが、フランスの大学の編入試験でB2以上の取得者はフランス語の入学試験は免除されるのでこれより上かどうかが判断基準とできそうです。
      すでにB2以上ならば大学で専門分野を学びたいと言った方がまだ通りそうに思います。
      B2以下なら語学学校に行っても良さそうですが、すでにフランスに滞在経験もあるのでフランス人の心や習慣、文化はある程度ご存知なのではと感じました。
      そういった状態で、具体的にどういった行動をしてフランスへの理解を深めるのかは聞かれるだろうと思います。
      こういったことから私でしたらフランスの公立大学に編入することを検討します。
      公立ならば学費は無料ですし、フランス語の授業も受けられますし、フランス文化の授業を履修すれば学問の視点から学べます。
      それに語学学校の生徒はフランス語圏以外の人ですが、大学ならばフランス人が圧倒的に多いので交友関係を通じて実際の習慣や文化も学びやすいように感じます。

      これはあくまでお話を伺った範囲から私が感じたことなので、岡本様なりの考えをまとめるのが一番です。
      そこで大事になるのが相手の立場に立って考えることで、そこをしっかりできれば自ずと大使館もご自身も納得できる一番いい方法が見つかるかと思います。
      無事にビザを取得し、フランスでの生活を満喫できるよう応援しています。