【CDDとCDIの違い?】フランスの雇用形態を各種詳しく解説

パリ リヨン駅

こんにちは(^O^)

今回はフランスの雇用形態の種類について紹介します。

現在私はフランス企業で働いていますが、同じ職場内でも雇用形態は様々です。

日本でも正社員もいればアルバイトやパートの方もいます。

フランスでは日本とどういった違いがあるのか見ていきましょう。

フランスで実際に就職して感じたことをこちらでまとめているのでご覧ください!!


フランスの履歴書の書き方はこちらをご覧ください。


無期限雇用と期限付き雇用

一番大きな違いは雇用契約の期限が有限かどうかです。

フランスでは無期限雇用のことをCDIと呼び、期限付き雇用のことをCDDと呼びます。

CDI(Contrat de travail à durée indéterminée)

雇用契約期間に制限がない雇用形態で日本の正社員にあたります。

重大な過失を起こしたり会社が潰れたりしなければとりあえず安泰の形態と言えます。

CDD(Contrat de travail à durée déterminée)

一方契約期間が決められているのがCDDです。

契約期間はその仕事によりますが最大18か月の期間で、一度だけ更新ができます

契約期間が終了を迎えたら更新をするか、そのまま契約終了となるか、CDIになるかに分かれます。

いずれにしても決めるのは職場側なのでそれまでの働きぶりを評価されての判断となります。

2020年から世界中を襲ったコロナウイルスにより経営が悪化した一部の企業では人員削減のためにCDDの任期が切れたら更新やCDIにしないで退職してもらう方法をとりました。

こういったことを考えるとCDIよりも立場が弱いと言えます。

プロジェクト型CDD

他にもCDDには建築や工事などプロジェクトが完了するまでの雇用形態があり、これは18か月以上になる場合でも認められています(ただし上限あり)。

季節型CDD

大学生の夏休みのアルバイト(Job d’été)がこれにあたります。

私も友達の大学で開催されている夏休み向けの仕事相談会に行ったことがありますが、マクドナルドやブティックといった接客業や家庭教師など様々な仕事がありました。



また農業に関する季節型CDDもあります。

例えばワイン生産のためのブドウ摘みはブドウが成る8月末から9月にかけて行われますが、この時期だけ人手がいるので人を雇います。

私が聞いたブドウ摘みのアルバイトは数日間住み込みで朝早い涼しい時間にブドウを摘み始め午後はゆっくり過ごせるようです。

場所によって違うかと思いますが、一緒に住み込みする人たちと交流できるメリットもあり、ワーキングホリデーや学生ビザで参加もできます。

毎年開催するイベントで人手が欲しい場合もあります。

例えばパリで開催されるジャパン・エキスポではたくさんの飲食店が出店します。

その時に人手が必要ということでこのイベントの期間限定でアルバイトを募集するところがあります

この雇用形態もイベントの間という期間が決められているのでCDDと言えます。

フルタイムとパートタイム

このように雇用期間に期限があるかどうかでCDIかCDDに分かれますが、それぞれフルタイムとパートタイムがあります。

日本の感覚だと正社員ならフルタイムだけのイメージがありますが、一日4時間労働などのパートタイムが存在します。

もちろん給料はパートタイムになれば時間に応じて変わってきますが、CDIのパートタイムならばそう簡単にクビになることもないです。

日本ではパートタイムと言えば女性が多い傾向がありますが、こちらは男性でも利用しています。

職場を見ると子育てのためパートタイムを利用している人が多い印象です。

スタージュ(Stage)

日本のインターンシップにあたるのがスタージュです。

実際の職場で働いてみてその職種の経験を積む方法です。

日本同様に学生向けに行うことが多く、期間は数か月にわたります。

そのほとんどが無給で行うため一人暮らしの場合はその間の生活費を確保しなければなりません。

ほとんどは大学で専攻した分野に関連した職場にスタージュに行き、卒業後の就職に役立てます。

私の職場にもスタージュ生が何人かいましたが、仕事内容は我々と同じでした。

コロナウイルスが起きてから真っ先に契約終了したのがスタージュ生で、これは学校側から要請があったからのようでした。

経験を積むために必要ではありますが、仕事内容が他と同じなのに無償なのはどうなのかなと思いました。

中には給料をもらえるところもあるので一概には言えません。

アルターナンス(Alternance)

これは仕事と学業を両立する雇用形態です。

大学生をしながらアルバイトをするというよりかは、社会人だけど学校にも通っているというイメージです。

仕事の経験を積みながら学業にも励むことができ、給料ももらえます。

仕事メインと学業メインの2種類があり、仕事メインは給料が高いですが学業に専念できる時間が少なく、学業メインは給料は低いですが学校に行く時間を多く持てます。

先ほど紹介したスタージュは期間中は仕事がメインになりますが、給料が出ないところが多いです。

それと比べると仕事と学業をどちらもできるというのがアルターナンスの特徴です。

ちなみに雇用形態はCDDとCDIのどちらもあります

アンテラン(Intérim)

これは派遣社員にあたる雇用形態です。

まず派遣会社に登録し、派遣先の企業にあっせんされる方法をとります。

雇用期間は最大18か月で派遣先の会社でCDIなど雇用契約を結ぶことはできません

期限付きのため産休の間の穴埋めなどで募集されることがあります。

個人事業主(Auto-entrepreneur)

会社に雇用されるものではないですが、個人事業主として働く方法もあります。

確定申告を自分で行う必要はありますが、もともとフランスではみんな自分で確定申告をするのでそこは手間とは感じません。

実は日本人でも学生ビザや配偶者ビザなどで滞在している人も個人事業主になることができます

ネットから個人事業主として登録すれば事業を行うことができます。

ただし、ワーキングホリデービザやビジタービザでは登録できないので注意が必要です。

まとめ

以上がフランスでの雇用契約の紹介でした。

日本のように正社員、契約社員、派遣社員といった形態がありますが日本とは違うルールがありました。

CDIで雇われるのが一番ですが、キャリアアップを目指してCDDやスタージュ、アルターナンスなどを利用することも考えられます。

日本人がいきなりフランスで働くのは労働許可証や就労ビザが必要なのでかなり難しいですが、様々な働き方を知ることは仕事を探すうえで何かヒントになるかもしれません。

それでは(^^)/~~~

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