こんにちは(^O^)
ベルギーの首都、ブリュッセルでは2年に一度花を敷き詰めて絵柄を作る巨大なフラワーカーペットを作ります。
世界遺産に登録されているグランプレスで開催されるだけに毎回多くの観光客がフラワーカーペットを見に来ます。
私もひょんなことから特等席で製作から完成後までの様子を見ることができたのでそのときのことをお話します。
フラワーカーペットとは？
まずこのイベントについて紹介します。
ブリュッセルのフラワーカーペットは以下の内容で行われます。
日時：偶数年の8月15日の週の3～4日間
場所：ブリュッセルにあるグランプレス
料金：無料
写真でもお分かりのように広場に花を敷き詰めて絵柄を作るのがこのイベントの趣旨です。
偶数年なので前回は2022年に開催されました。
よって次回は2024年の8月です。
その歴史は1971年までさかのぼり、前年にブリュッセル市議会議員が他の都市でフラワーカーペットを見かけて取り入れたことが始まりです。
そして1986年に不定期だった日程を上記の内容に決めました。
フラワーカーペットに描かれるものは毎回異なり、私が訪れた2018年はメキシコの都市グアナファトでした。
2016年のときは日本がテーマにされており、松や鯉、鶴などが描かれました。
グランプレスとは？
グランプレスはブリュッセルの中心街にあるこの都市最大の広場で世界遺産に登録されています。
四方を市庁舎、ギルドハウス、博物館などに囲まれており、それぞれの建物が美しいです。
場所も駅から進んで中心街を入ってすぐにあるのでブリュッセル観光でまず立ち寄る場所となります。
ブリュッセル観光についてはこちらをご覧ください。
タイトルの特等席とは？
2018年、私はこのフラワーカーペットを見るためにブリュッセルに滞在したのですが泊まった場所はこのグランプレス内の宿でした。
実は知り合いの方が元々宿を取っていたのですが体調不良で行けなくなってしまい、事前精算で払った上にキャンセルもできないということで私に譲ってくださいました。
私もどのような場所なのか知らずに行ったのですが、行ってみてビックリ！！窓からグランプレスが一望できました。
ここからなら部屋でくつろぎながらフラワーカーペットを見られます。
フラワーカーペットができるまで
フラワーカーペットの大きさは長さ75ｍ、幅24ｍ、総面積1800㎡と巨大なものなので何日もかけて花を敷き詰めていくのだろうと思っていましたが違いました。
ここからは完成までの様子を日ごとに見ていきましょう。
8月14日
この日に私はブリュッセルに到着しました。
この段階ではまだ花もまだなく、大枠があるくらいです。
8月15日
この日はリエージュに日帰り旅行に行ってきました。
観光はこちらをご覧ください。
リエージュから戻った夕方の様子がこちらです。
前日よりも敷かれているビニールが増えてはいますがまだ花はありません。
もう15日なのに間に合うのか？と見ていて心配になりました。
8月16日
朝8時ごろ起きて窓の外を見たらこのようになっていました。
昨晩まで何もなかったのにもうすでに半分くらい埋まっています。
1㎡あたり300本の花を植えるらしく、一体何時から始めていたのだろうとビックリしました。
この日はアントワープに日帰り旅行に行ってきました。
観光情報はこちらをご覧ください。
夕方戻るとすでに完成していました。
あのペースを見ると午後過ぎには完成したと思われます。
そしてこの日の夜22時にオープニングセレモニーが開かれました。
フラワーカーペット公開中の夜は音と光による演出が何度も行われますが、オープニングセレモニーの時のみ花火が上がりました。
花火が上がり過ぎて音と光の演出はどうだったのかは不明ですが最高の思い出になりました。
加えてこの晩だけメキシコのアーティストが伝統音楽を生演奏していました。
8月17日
フラワーカーペットはすでに完成しており、日中は演出もないので自由に見るだけです。
今回は運よく特等席を譲ってもらいましたが、宿を取っていない人は上から見られないのかというと、実は見られます。
それは市庁舎のバルコニーに行くことです。
実はこのイベント期間中は入場料を払えば市庁舎のバルコニーに行くことができます。
ということでせっかくなので市庁舎にも行ってみました。
このひときわ高い塔があるのが市庁舎です。
部屋から見ていたらバルコニーにも人がいるぞと思ってその足で行ったのでかなり並びました。
ホームページから事前予約ができるようなのでこちらで予約するのがオススメです。
フラワーカーペット公式サイト
https://www.flowercarpet.brussels/fr
料金は一人7€でした。
バルコニーまでの道のりは長く1時間以上待たされましたが、その道のりで普段では見られない市庁舎の中の様子を見られてよかったです。
そしてバルコニーから見た景色がこちらです。
ここからだと正面から見られるのでオススメです。
せっかくなので音と光の演出を一回見てから帰りました。
これだけじゃないフラワーカーペット
フラワーカーペットはこのグランプレスがメインですが実は別会場ではプチカーペットを見られます。
ここには各国からの作品を見ることができました。
日本の作品もありました。
場所はグランプレス近くにある証券取引所前の広場です。
他にもグランプレスすぐ側にあるアーケード街、ギャルリ・サンテュベールには過去のフラワーカーペットのパネルが掲げられていました。
まとめ
以上がブリュッセルのフラワーカーペットの様子です。
あのような巨大なものをわずかな時間で完成させていたなんてかなり意外でした。
とても綺麗な絵柄でメキシコを感じられるもので素晴らしかったですし、音と光の演出も素敵でした。
それを特等席で見ることができたものかなりラッキーでこの夏一番の思い出になりました。
2年に一度しかないので行かれる際は事前にしっかり準備してからいきましょう。
それでは(^^)/~~~
ホテルを取るならどこ？
ブリュッセルで宿泊する場合は中心街がオススメです。
グランプレスがある中心街へは駅から近く、レストランが多いので便利です。
ただ石畳の道が多いのでキャリーケースを持っての移動は注意が必要です。
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