【ニューカレドニア旅行】フランスと違うところ同じところ

日本から最も近いフランス領であるニューカレドニア。

「天国に最も近い島」の舞台にもなった島国で海が綺麗な南国ですが、フランスとはどのように違うのでしょうか?

ここでは実際にニューカレドニアにしばらく滞在してみて感じたフランスとの違いを紹介します。

ニューカレドニアの観光情報はこちらをご覧ください。



フランスと違うところ

ニューカレドニアは南半球にあるため日本やフランスと季節が逆になります。

年末年始は真夏ですし、お盆は寒いです。

亜熱帯気候で季節はあるにはありますが、日本ほどはっきりしたものではありません。

寒い時期に当たる6~8月でも朝晩冷え込みはするものの、日中は半袖で出歩けるほど暖かいです。

そのため雪が降ることはなく年中半袖で過ごせるので服装は楽です。

一方1~4月はサイクロンが度々やってきます。

フランスでは台風やサイクロンはないのでこれも大きな違いです。

また、南半球であることから見られる星座も北半球と大きく異なります。


ニューカレドニアはフランスと言ってもフランスの海外領土なので住んでいる人たちも違います。

もちろんフランス人も多くいますが、先住民のカナックが多く住んでいます。

メラネシア系の人たちで女性はポピネ(Popinée)と呼ばれる南国らしいカラフルで綺麗なローブを着ている人が多いです。

ポピネはRobe missionとフランスで呼ばれており、かつてキリスト教がこの地に広まった時に修道僧のローブを現地のもので作ったものが起源とされています。

また、フランスではアルジェリアやアフリカ、中国からの移民を見かけますが、ニューカレドニアはこれらの移民はほとんど見かけずアジア系移民はフィリピンが多いです。


フランスと言えばヨーロッパらしい建物が並んでいていますが、ニューカレドニアは全く異なります。

石造りの古い建物が多いヨーロッパとは異なりコンクリートの白い建物が多い印象です。

サイクロンが来るためなのかビルのような高層の建物はあまりなく、モダンな建物も少ないです。

そのため、フランスと同じような雰囲気を期待してくると思っていたのとは違うと感じると思います。


フランスと大きな違いの一つが通貨です。

フランスのユーロに対してニューカレドニアはパシフィックフラン(XPF)と呼ばれています。

2021年以降は最低硬貨は1XPFから5XPFに変更されて現金精算の場合は下1桁は四捨五入されるようになりました。

ちなみにフランス領であることからユーロとの為替レートは一定です。


通貨に続いてフランスと大きな違いはとにかく物価が高いことです。

レストランでスパゲッティを食べるだけでも2000円くらいしてビックリしました。

そのため旅行中すべての食事をレストランで食べるとかなりの出費となります。

中でも電化製品の価格はかなり高く、参考にニンテンドースイッチを同じ型で調べると日本が32978円(税込み)に対し、ニューカレドニアは58347円(2023年6月の為替レート参照)です。

為替の変動があることを含めてもおよそ25000円もの差があります。

これは島なので物品が少ないこともありますが、関税が加わっていることも考えられます。

国を挙げての転売価格みたいになっていて住むとなったら大変そうです。


日本の学校の一年は4月に始まり3月に学年末を迎えます。

では、フランスとニューカレドニアはどうでしょうか。

フランス:9~7月

ニューカレドニア:2~12月

フランスは他のヨーロッパと同じように9月始まりですが、ニューカレドニアはなんと2月始まりです。

これはバカンスを考えると分かりやすいのですが、フランスの夏休みは7~8月と日本と同じです。

一方ニューカレドニアは南半球のため夏休みは12~2月になります。

こういったことからニューカレドニアの一年はフランスとも日本とも大きく異なります。


フランスには電車やバス、町によってはトラム(路面電車)や船といった移動手段があります。

しかしニューカレドニアは小さな島国のため電車がありませんし、トラムもありません。

主な移動手段はバスや車と言った自動車社会です。

また、ウーバーのようなドライブシェアサービスはないので観光するならばバスかタクシーを使うことになります。

余談ですが、首都ヌメアにはなんとエスカレーターが1つしかなく、島から出たことがない人はエスカレーターを見たことがないという人もいるほどです。


フランスで携帯電話を使えるように契約するならばOrange、SFR、Bougues Telecom、Freeといった会社があり自身で選ぶことができます。

しかしニューカレドニアにはOPTという郵便局しかありません

電話線もOPTが独占しており、家のネットワークは電話線から繋ぐため家でWi-Fiを使うには郵便局に行って契約する必要があります。

これは未だにADSL回線を使っていることが理由なのですが、このことからネット回線速度が日本やフランスよりも遅いと言えます。

光回線にするための工事を行ってはいますが、普及まではまだまだ時間がかかるようです。


フランスと同じところ

続いてフランスと同じところを紹介します。

まずフランス語が公用語です。

話す言葉も目にする文字も基本的にフランス語を用いられています。

しかしあくまでフランス領なので先住民の言葉は残されています。

フランス語で通じますが会話をよく聞くと現地民同士の会話は島の言葉を使っていることがあります。


また、フランスでは使われないここならではの言い回しもあります。

代表的なのはCasse pas la tête.(カッス・パ・ラ・テット)です。

直訳は「頭を割らないで」という意味ですが、「心配しないで」という意味で使われます。

ちなみに「天国に一番近い島」によって日本人観光客が増えたこともあって街中で日本語を見かけることができます。

現地の大学での日本語の授業を履修している生徒は多いようですが会話ができる人はあまりいません。


電化製品を使う際のコンセントのプラグはフランスと同じCとSEタイプの二つです。

基本的にCタイプを持っていれば問題ありません。

電圧も220Vとフランスと同じなので手持ちの電化製品はそのまま使えるのか確認し、対応していないならば変圧器を用意しましょう。


基本的にニューカレドニアの祝日もフランスと同じです。

7月14日の革命記念日はパリと同じように軍事パレードを行いますし、イースターでチョコレート探しをするといったイベントも同じように行われます。

しかしフランスの祝日が年間11日に対してニューカレドニアは12日あります。

実は9月24日はフランスに併合された日としてニューカレドニア独自の祝日があります。

フランスよりも祝日が多いなんて何だかお得に感じますね。

フランスの祝日はこちらをご覧ください。


仕事のシステムはフランスと同じです。

雇用形態も有休も同じなのでそのままフランス人が移り住むには不自由はないようです。

これはお店の営業時間も同じということであり日祝は休みですし、お昼休みがあるお店があるのも同じなので観光する際は曜日と時間に注意が必要です。

ただ、レストランの終了時間は22時くらいが多いので夜はゆっくりお食事できないですし、日曜日に休みのレストランが多いのも困りました。


フランス領ということでフランスにあるお店は一部ニューカレドニアでもあります。

身近なところで言えばスーパーや銀行が同じです。

Carrefour、Casino、AuchanといったスーパーはありますがJohnstonなど地元のスーパーもあります。

私はフランスでAuchanの会員なのでニューカレドニアでもそのまま使おうとしましたが対応していないと言われました。

同じスーパーでもサービスは異なるようです。

他にもFnacやPicardといったフランスのチェーン店もあります

フランスと言えばワインとチーズですが、フランス領なのでこのあたりは品揃えしっかりしています。

スーパーのお酒売り場は夕方以降になると条例により入ることができなくなりますが、ワイン専門店であれば購入可能というニューカレドニア独自のルールがあるので注意が必要です。


まとめ

以上がフランスとニューカレドニアの違いです。

フランスでありながら街並みや住民、通貨などフランスとは異なる部分があるためフランス旅行の延長として考えるとその差に驚くことになります。

その他にも同じところや違うところがありましたらコメント欄にご記入ください。

それでは(^^)/~~~


ニューカレドニアの観光情報はこちらをチェック!!


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