こんにちは(^O^)
フランスをこれまで100都市近く旅行してきて、それぞれに違いがあってどこも魅力的に感じていますが、中には名前がよく似ている町があります。
ここでは私が実際に訪れた町で名前が似ている町とそこがどのようなところなのか紹介します。
これを読んでどっちがどっちなのか分かるようになりましょう。
アルル&アルビ
まず一つ目はアルルとアルビです。
同じ三文字で二文字まで同じ音なのでどっちがどっちなのかこんがらがってしまいそうですが、どちらも行ったことがあるとまったく別物だと分かります。
アルル
まずアルルはプロヴァンス地方にある町で、フランス四大河川の一つローヌ川の近くにあります。
古代ローマ遺跡が町中にいくつも残されており、4世紀にはコンスタンティヌス大帝が滞在し、「ガリアの小ローマ」とも呼ばれていました。
一番の見どころは古代闘技場でローマのコロッセオを彷彿とさせます。
またゴッホが滞在した町としても知られており、彼の作品の舞台となった場所が町中にいくつもあります。
アルビ
一方アルビはフランス南西部オクシタニー地方にある町で、トゥールーズ同様に赤石を使った街並みが特徴です。
中でも圧倒的存在感を誇るセント・シセル大聖堂はトゥールーズ式と呼ばれるこの地方特有の建築様式を用いています。
赤い外観に対して内装は壁や天井が青色と対照的なのも印象的です。
大聖堂のすぐ側にはポスターを単なる広告から芸術に昇華させたトゥールーズ=ロートレックの博物館があります。
また日本でも知る人ぞ知るショコラティエのミシェルブランの本店がここにあります。
ヴァンヌ&ヴァンス
続いてはヴァンヌとヴァンスです。
こちらも一文字違いでかなりややこしいです。
加えてどちらもそこまで有名ではないのでどちらも知らないという方も多いかもしれません。
しかしどちらも見どころがある町です。
ヴァンヌ
ヴァンヌはブルターニュ地方にある町で、ブルターニュの旧名であるアルモニカの首都だった町です。
その時の名残を感じられるお城の庭にはブルターニュのシンボルであるイタチ科のテンを見ることができます。
町にはこの地方で見られる木組みの建物が並び、名物料理であるそば粉のガレットレストランがいくつもあります。
ヴァンス
ヴァンスは海で有名なコートダジュール地方にある町です。
しかし海辺ではなく内陸部にある町でニースからバスで行くことができます。
ヴァンスよりもその手前にあるサン・ポール・ド・ヴァンスが「鷲の巣村」として人気観光スポットのため、二つの町をどちらも行くのがオススメです。
ヴァンスは観光都市ではありませんが、個性的な屋根模様を持つ教会、城壁に囲まれた中心街と見どころはあります。
中でも中心街にある大聖堂はフランス最小の大聖堂と言われており、その中には画家シャガールが手掛けた壁画が残されています。
壁画のためここに来ないと見ることができない貴重な作品です。
ディジョン&ディナン
お次はディジョンとディナンです。
こちらも名前が似ていますが、知名度で言えばディジョンの方が有名なのでディナンをそもそも知らないという方もいるかもしれません。
ディジョン
まずディジョンはブルゴーニュ地方の中心都市でかつてのブルゴーニュ公国の首都でもありました。
そのことから宮殿が今でも残されており、市庁舎や美術館などの複合施設として現在は使われています。
13世紀にこの町にてマスタードは現在の形になったことからマスタードは名産で、ディジョンマスタードと言えば世界的に有名です。
ディジョン南部はワイン畑が広がっているエリアで、ロマネコンティを始めとした有名なブルゴーニュワインの産地としても知られています。
ディナン
一方ディナンはブルターニュ地方ある町です。
ただでさえブルゴーニュとブルターニュは紛らわしいのにディジョンと似ているなんてさらにややこしいですね。
ディナンは中世の街並みが残されている小さな町で、町の中央に時計塔があり、坂を下れば港エリア、郊外に出れば要塞と特別な観光スポットはないながらも一通りのものが揃っている町でもあります。
私が思うヨーロッパの町並みがまさにこのディナンであり、とてもお気に入りなのでぜひとも訪れていただきたいところです。
シノン&シヨン
ここからはフランスを飛び出して他の国も見てきます。
シノン
シノンはフランスのロワール地方にある都市です。
丘の上にお城があり、かつてジャンヌダルクがシャルル7世と謁見したお城でもあります。
シャルル7世は変装していたのにも関わらずジャンヌダルクに見破られたという逸話が残されています。
ロワール地方には数多くのお城がありますが、巨大の壁のような城門は他にはありません。
また、ワインの産地としても有名でワイン博物館もあります。
シヨン
シヨンはスイスにあるお城の名前です。
レマン湖の畔にたたずむこのお城はスイスの中でも上位に入る人気観光スポットで、バイヨンの詩「シヨンの囚人」の舞台にもなっていることが人気に拍車をかけています。
アルプス山脈をバックにしたその姿は多くの絵画にも描かれるほど美しいです。
お城にはモントルーからバスに乗って行くことができますが、モントルーの町自体もQueenのレコーディングスタジオがあることから彼らの聖地として知られています。
リモージュ&リエージュ
お次はリモージュとリエージュです。
こちらも一方はフランスで一方は他の国です。
リモージュ
リモージュはフランスの中央部にあるリムーザン地方にある町です。
アクセスが悪く、ボルドーから何時間も時間をかけて日帰りで行きました。
町は大聖堂や美術館、古い町並みが残るシテ地区と中心街があるシャトー地区の二つのエリアからできています。
リモージュは焼き物が有名で、博物館ではリモージュ焼きを始めとしたかなりの焼き物が展示されているだけでなく、焼き物の作り方や道具も展示されています。
リエージュ
リエージュはベルギー東部にある工業都市です。
ベルギー7大秘宝の一つレニエ・ド・ユ作の洗礼盤が展示されています。
町の一番の見どころは374段もある階段です。
階段の途中には家もあり、町の景色を一望できます。
また、日本で見かける丸いワッフルはリエージュ式と呼ばれており、街中のお店で食べることができます。
ペルージュ&ブルージュ
最後はペルージュとブルージュです。
こちらも一方はフランス、一方はベルギーです。
ペルージュ
ペルージュはフランスのローヌ・アルプス地方にある村でリヨンから日帰りで行くことができます。
村は30分もあれば見終わることができるほど小さいですが、中世の景色が残るところで「フランスで最も美しい村」の一つでもあります。
砂糖とバターを使ったドルチェピザのようなガレットが有名でシードルと一緒にいただくのが定番です。
また毎年初夏には中世祭りを開催し、村人みんなが中世の服装に身を包み、中世の暮らしを再現します。
ブルージュ
ブルージュはベルギー西部にある町で町全体が世界遺産に登録されています。
町には運河が流れており、その景色がとても美しくベルギーの中でも人気の観光地です。
この町にもベルギー7大秘宝の一つもあり、町の中心のマルクト広場にはギルドハウスや鐘楼など見どころが集中しています。
まとめ
以上が名前が似ているフランスの都市です。
途中からフランス以外の国も紹介しましたが、どれもとても似ている名前でありながらまったく別物でした。
それぞれに魅了があるので、気になるところがあればぜひ訪れてください。
それでは(^^)/~~~
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