ランス Reims

【街の説明】
シャンパンで有名なシャンパーニュ地方の中心都市。
そのため街の外れにはシャンパン畑やドメーヌがいくつもある。
街の中央にある大聖堂は歴代フランス国王の戴冠式を行ってきた由緒ある場所で、その大きさと荘厳さに圧倒される。
シャンパンのお供として有名なピンク色のビスケット「ビスキュイ・ローズ」もお土産としてお勧め。
【オススメ度】
★★★★☆
【所要時間】
7時間半
【費用】
23€
【疲れやすさ】
★★★★☆
【観光ルート】
【スタート】
①ランス駅
Gare de Reims
★駅前の公園を通り抜けてすぐ右前にある道に進むとレストラン街に入ること徒歩10分
②スベ噴水
Subé Fountain

所要時間:5分 費用:0€
通りの交差点にたたずむ柱のように高い噴水。
1906年に建てられ、上には黄金像が添えられている。
下の部分にはこの地方を流れる4つの川が表現されている。
★そのまま道を直進して広い通りに出たら左折。大聖堂が遠くに見えたらそこに向かうように進むこと徒歩10分
③ランス美術館
Musée des Beaux-Arts
所要時間:1時間半 費用:5€
開館時間:10~12時/14~18時 休館日:火曜日、1/1、5/1、11/1、12/25
街一番の美術館。細い通りの赤い扉に入口がある。
アールヌーヴォーの家具や各時代の絵画、特にこの街で洗礼を受けた藤田嗣治の作品も展示されている。
④観光案内所
所要時間:5分 費用:0€
ここで地図を手に入れよう。
⑤ノートルダム大聖堂
Cathédrale Notre-Dame de Reims

所要時間:30分 費用:0€
開館時間:7時半~19時半 休館日:なし
世界遺産にも登録されているこの街のメインスポット。
13世紀に着工されたゴシック建築の最高峰。
左右対称の外観に所狭しと彫刻が施されている。左側入り口の「微笑む天使」は特に有名。
内部はシンプルな装飾だが、振り返ると綺麗なバラ窓があり、祭壇の奥にはシャガールが手掛けた青いステンドグラスがある。
⑥トー宮殿
Palais du Tau
所要時間:1時間 費用:8€
開館時間:9時半~18時半(9~5月上旬までは9時半~12時半/14~17時半
休館日:月曜日、1/1、5/1、11/1、11/11、12/25
大聖堂のすぐ隣にあるかつて司教の館だった宗教博物館。
大聖堂の宝物や巨大なタペストリーなどが展示されている。
中でも国王が身に着けていた王冠などが必見。
★ここから街の外れに向かう。距離があるので体力に自信がない方は⑨から続ける。
⑦に行く場合は大聖堂の正面の道から大聖堂が左後ろになるように道を進む。
突き当りを右に曲がり、さらに突き当りを左に曲がるとガンベッタ通り Rue Gambettaに出る。
そこから15分くらい歩くと右手に公園のようなものが見えてきて、さらに道を進むとその敷地に教会が見えてくる。
⑦サン・レミ・バジリカ聖堂
Basilique Saint-Remi

所要時間:15分 費用:0€
開館時間:9~19時 休館日:なし
フランス王国の初代国王であるクロヴィスに洗礼を受けた聖レミが眠る聖堂。
ロマネスク様式とゴシック様式が取り入れられているとても興味深い外観をしている。
内装はステンドグラスが少ないが、中央の巨大なシャンデリアが印象的。
タイミングによっては施錠されていて中に入れないので注意。
行く前に観光案内所で確認するのがよい。
⑧サン・レミ博物館
Musée Saint-Remi
所要時間:1時間 費用:5€(企画展も見る場合は別途追加)
開館時間:10~12時/14~18時 休館日:月曜日、1/1、5/1、11/1、12/25
⑦のすぐ隣にある博物館。主に古代からの古い時代の展示物を扱っており、絵画などはほとんどない。
建物自体も見どころであり、柱が多く並ぶ部屋などがある。
★来た道をそのまま引き返すこと徒歩15分。⑥のトー宮殿の横にある建物を目指す。
⑨カーネギー図書館
Bibliothèque Carnegie

所要時間:15分 費用:0€
開館時間:10~13時/14~19時 休館日:日曜日、月曜日、祝日
市民図書館だが、入り口ロビーの天井にはアール・デコ装飾を見ることができる。
地下にはお手洗いもあるので休憩に向いている。
★図書館から大聖堂の背後を進み、ロイヤル広場 Place Royalを抜け、
駐車場として使われているフォーラム広場 Place de Forumまで進む。
ここまでおよそ徒歩10分
⑩古きランス博物館
Musée-Hôtel Le Vergeur

所要時間:1時間 費用:5€
開館時間:14~18時※毎時00分にツアー開始(最終17時) 休館日:月曜日
ガイドツアーのみ見学可能な博物館。
昔この地でシャンパンで成長した名家の邸宅を博物館にしたもの。
家具なども並べられており、解説とともにその生活ぶりや歴史を学ぶことができる。
ガイドは英語とフランス語に対応。
★広場を抜けると正面に中央に黒い時計塔がある市庁舎が見えてくる。
市庁舎が前の広場まで来たら向かって左斜め前の道ティエール通り Rue Thiersをまっすぐ進む。
やがて路面電車の線路と合流し、公園にたどり着き、線路を気にせず直進する。全体で徒歩およそ15分
【ゴール】
ランス駅
【おまけ】
⑪フジタ礼拝堂
Chapelle Foujita
所要時間:20分 費用:5€(ランス美術館と共通券あり)
開館時期:5月上旬~11月下旬 10~12時/14~18時 休館日:火曜日
藤田嗣治がシャンパンの企業からの支援を受けて建てた礼拝堂。
内部には彼が手掛けたフレスコ画が施されており、藤田自身も妻と一緒にここに眠っている。
もし向かうのであれば⑩から駅に戻る途中で足を延ばすのがよい。