⑮ir動詞と直接・間接目的語

こんにちは(^O^)

今回はer動詞に次ぐよくある動詞の活用のパターンのir動詞について学びます。

また、目的語を代名詞にしたときの使い方について解説します。

その他、日常会話でよく使うフレーズもたくさん登場します。

今回学ぶこと

ir動詞の活用
直接目的語と間接目的語
強勢形


前回のレッスンはこちらをご覧ください。



まずはブログを見てみましょう。


ブログ

今日は寝坊してしまい、語学学校に行く前に行きつけのパン屋さんでお昼ご飯を買うことができませんでした。

お昼が近づいてお腹を鳴らしていると友達が声をかけてきました。

わたし
わたし

Ah, j’ai faim.
あぁ、お腹が空きました。

わたし
わたし

Il y a quelque chose à manger ?
何か食べ物はありますか?

レア
レア

Non, on va au Macdonald ensemble ?
いいえ、一緒にマクドナルドに行きますか?

わたし
わたし

Non, je dois finir des devoirs.
いいえ、宿題を終わらせないといけません。

ミラ
ミラ

Bon, parce que j’ai un pain au chocolat, je le donne à toi.
そう、一つパンオショコラを持っているからあげます。

わたし
わたし

Oh, tu es si gentille.
おお!あなたはとても優しいです。

わたし
わたし

Merci beaucoup.
ありがとうございます。

ミラ
ミラ

De rien.
どういたしまして。

ミラ
ミラ

Bon courage.
頑張ってください。


解説

①空腹時の表現

文:J’ai faim.

意味:お腹が空きました。

意味表現読み方
お腹が空くavoir + faimファム
喉が渇くavoir + soifソワ

です。

②「何かしら」の表現と-ger動詞の活用

文:Il y a quelque chose à manger ?

意味:何か食べ物はありますか?

「何かしら」の表現

quelque chose

何かquelque(ケルク)
もの、こと:chose(ショーズ)
何かしらのものごと

という英語のsomethingの意味になります。

そこに

à + 動詞の原形
~するべきこと

を表すことができます。

今回のIl y a quelque chose à manger ?では食べるという動詞のmanger(モンジェー)を使って「何かしら食べられるようなものはありますか」が「何か食べ物はありますか」と自然な訳になっています。

このIl y a quelque chose à 動詞の原形?はとても便利で、

Il y a quelque chose à faire.
するべきことがある。

Il y a quelque chose à parler.

話すべきことがある。

といったように使うことができます。

-gerで終わるer動詞の活用

先ほど紹介したmangerはer動詞ですが、-gerで終わるer動詞は活用が若干異なります。

主語活用
Jemange
Tumanges
Ilmange
Ellemange
Nousmangeons
Vousmangez
Ilsmangent
Ellesmangent

Nousのところの活用だけmangonsではなくmangeonsになっています。

同じようなパターンだとchanger(変える:ションジェー)が挙げられます。

Il y a quelque chose à manger ?
イリア・ケルク・ショーズ・ア・モンジェー

です。

③主語代名詞のOn

文:On va au Macdonald ensemble ?

意味:いいえ、一緒にマクドナルドに行きますか?

On(オン)はとても便利な主語代名詞で、「私たちは」のNousの代わりに使うことができますが、活用はIl、Elleと同じです。

On vaとなっているのもそのためです。

それ以外にも「みんなは」という意味でも使えます。

フランスのマクドナルド

以下は余談ですが、フランスではマクドナルドのことをマクドと呼びます。

フランスのマクドナルドには店内に注文用のタッチパネルがレジとは別に設けられており、言葉に自信がなくても買うことができます。

売られているメニューも異なっているので立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

日本よりも割高なのは悪しからず。

④devoirの表現とir動詞の活用

文:Je dois finir des devoirs.

意味:宿題を終わらせないといけません。

devoirの表現

Je dois は以前習った「~しなければいけない」の意味のdevoirの活用です。

後半にもdes devoirsが出ていますが、こちらは名詞で「宿題」という意味です。

具体的にいくつあるのか不明なので不定冠詞の複数形のdesを使っています。

ir動詞の活用

今回のキーワードのir動詞がここで登場です。

まずfinir(フィニー)「終わる」という意味の動詞で、最後にirが付いているのでir動詞と言われています。

それでは活用を見てみましょう。

主語活用読み方
Jefinisジュ・フィニ
Tufinisチュ・フィニ
Ilfinitイル・フィニ
Ellefinitエル・フィニ
Nousfinissonsヌ・フィニッソン
Vousfinissezヴ・フィニッセ
Ilsfinissentイル・フィニッス
Ellesfinissentエル・フィニッス

他にもchoisir(選ぶ:ショワジー)などがあります。

ただし、動詞の最後がirならば常にこの活用になるかと言えばそうではありません

現にすでに紹介したvenir, pouvoir, devoirなどはirで終わっていますが活用はまったく別のものでした。

そのため、その動詞がir動詞の活用かどうかは一つずつ確認していかなければいけません。

Je dois finir des devoirs.
ジュ・ドワ・フィニー・デ・ドゥヴォワーフ

と読みます。

⑤直接目的語と間接目的語

文:Parce que j’ai un pain au chocolat, je le donne à toi.

意味:一つパンオショコラを持っているからあなたにあげます。

Parce que「~なので」という理由を説明する表現でした。

今回は前半と後半の二つの文をつなぐ役割をしています。

日本でも売られているパンオショコラpain au chocolatと書きます。

読み方もそのままです。

直接目的語の代名詞

ここでのポイントは後半の文です。

Je le donne à toi.

これで「あなたにこれを与える」という意味になります。

「これ」というのはパンオショコラのことです。

donner(ドネー)は英語のgiveと同じで「与える」という意味のer動詞です。

ここで英語での文を考えてみましょう。

I give the bread to you.

Je donne le pain à toi.

つまり、主語 + 動詞 + 与える物 + 与える相手の順番になっています。

そして「与える物」にあたるパンが「これ」という代名詞になった結果、

Je le donne à toi.

になりました。

つまりle painはleになった途端に書く場所が主語と動詞の間に変わったのです。

このようにフランス語では代名詞の目的語は主語と動詞の間に置かれるのです。

今回の文のように「~を」にあたる部分は直接目的語と呼ばれています。

今回は男性名詞のパンが直接目的語だったのでleを使いました。

それ以外のものはどうかを見てみましょう。

意味単語読み方
私をme
あなたをteトゥ
彼をle
彼女をla
私たちをnous
あなたたちをvous
彼らをles
彼女らをles
男性名詞le
女性名詞la
複数名詞les



先ほどの文で仮に与える物がリンゴだったら

Je la donne à toi.

複数のリンゴやパンオショコラだったら

Je les donne à toi.

のようになります。

間接目的語と強勢形

そしてJe le donne à toi.「あなたに」の部分はà toiで表現されています。

このように前置詞+代名詞を書くものは間接代名詞と言います。

特にà の後に置かれる代名詞は強勢形と呼ばれています。

強勢形の一覧を見てみましょう。

意味単語読み方
私にmoiモワ
あなたにtoiトワ
彼にluiリュイ
彼女にelleエル
私たちにnous
あなたたちにvous
彼らにeux
彼女らにellesエル



Je le donne à toi.の文で「彼に」とするならば

Je le donne à lui.

「私たちに」ならば

Je le donne à nous.

のようになります。

間接目的語の代名詞

そしてこの「~に」の間接目的語も主語と動詞の間に置くことができます

Je donne le pain à toi.

「あなたに」の部分を主語と動詞の間に置くと

Je te donne un pain.

になります。

この一覧も見てみましょう。

意味単語読み方
私にme
あなたにteトゥ
彼にluiリュイ
彼女にluiリュイ
私たちにnous
あなたたちにvous
彼らにleurリューフ
彼女らにleurリューフ



先ほど同様に「彼に」パンを与えるならば

Je lui donne un pain.

「私たちに」ならば

Je nous donne un pain.

となります。

直接・間接目的語の同時使用

このように「~を」の直接目的語と「~に」の前置詞とセットで書く間接目的語はそれぞれ主語と動詞の間に置くことができます。

そしてこの二つとも同時に主語と動詞の間に置くも可能です。

Je donne un pain à toi.の直接目的語はle、間接目的語はteです。

それを動詞の間に置くと

Je te le donne.

となります。

かなりスッキリとした文になりました。

いきなりこれができるようになるのはかなり難しいので、まずはどちらか一方だけを主語と動詞の間に置くように頑張ってみましょう。

慣れてきたら二つ同時に挑戦してみるのがいいです。

ちなみにそれぞれの目的語は置く優先順位が決まっており、

①me, te, nous, vous
②le, la, les
③lui, leur

の順に主語に近い所から書きます。

Parce que j’ai un pain au chocolat, je le donne à toi.
パスク・ジェイ・アン・パンオショコラ、ジュ・ル・ドヌ・ア・トワ

と読みます。

⑥新しい感謝の伝え方

文:Tu es si gentille.

意味:あなたはとても親切です。

siはここでは「とても」という意味があります。

一般的にはtrès(トヘ)を使いますが、口語表現ではsiもよく使います。

gentille(ジョンティーユ)「親切だ」という意味の形容詞 gentil(ジョンティ)の女性形です。

このことから友達Bは女性だということが分かります。

Tu es si gentille.
チュ・エ・シ・ジョンティーユ

と読みます。

この表現は親切にしてもらったときに感謝の気持ちを示すためによく使います。

単にsi gentilとだけ言うことも多いです。

⑦「どういたしまして」の表現

文:De rien.

意味:どういたしまして

読み方:ド・ヒヤン

ありがとうと言われたらこのように答えましょう。

発音はドリアンにとても似ています。

他にも

Je vous en prie.
ジュ・ヴ・ゾン・プヒ

Je t’en prie.
ジュ・トン・プヒ

「喜んで」という意味の

Avec plaisir
アベック・プレジー

を使う人もいます。

⑧激励の表現

文:Bon courage.

意味:頑張ってください。

読み方:ボン・クハージュ

「勇気」の意味として習ったcourageですが英語のGood Luckのように使うとこのようになります。

仕事がまだ残っている人に対して別れ際にもよく言いますが、目上の人にはあまり使いません。

おさらい

スクリプト

わたし
わたし

Ah, j’ai faim.
アー、ジェイ・ファム

わたし
わたし

Il y a quelque chose à manger ?
イリア・ケルク・ショーズ・ア・モンジェー?

レア
レア

Non, on va au Macdonald ensemble ?
ノン、オン・ヴァ・オ・マクドナルド・オンソンブル?

わたし
わたし

Non, je dois finir des devoirs.
ノン、ジュ・ドワ・フィニー・デ・ドゥヴォワー

ミラ
ミラ

Bon, parce que j’ai un pain au chocolat, je le donne à toi.
ボン、パスク・ジェイ・アン・パンオショコラ、ジュ・ル・ドヌ・ア・トワ

わたし
わたし

Oh, tu es si gentille.
オー、チュ・エ・シ・ジョンティーユ

わたし
わたし

Merci beaucoup.
メフシー・ボク

ミラ
ミラ

De rien.
ドヒヤン

ミラ
ミラ

Bon courage.
ボン・クハージュ


新出語句

意味語句読み方
お腹が空くfaimファム
喉が渇くsoifソワ
何かquelqueケルク
ものchoseショーズ
食べるmangerモンジェー
変えるchangerションジェー
私たちはonオン
宿題le devoirル・ドゥヴォワー
終わるfinirフィニー
選ぶchoisirショワジー
パンオショコラle pain au chocolatアン・パン・オ・ショコラ
与えるdonnerドネー
とてもsi
親切だgentil(le)ジョンティ
どういたしましてDe rien
Je vous en prie
Je t’en prie
ドヒヤン
ジュ・ヴ・ゾン・プヒ
ジュ・トン・プヒ
喜んでavec plaisirアベック・プレジー
頑張れbon courageボン・クハージュ


-gerで終わるer動詞の活用

主語活用
Jemange
Tumanges
Ilmange
Ellemange
Nousmangeons
Vousmangez
Ilsmangent
Ellesmangent


ir動詞の活用

主語活用読み方
Jefinisジュ・フィニ
Tufinisチュ・フィニ
Ilfinitイル・フィニ
Ellefinitエル・フィニ
Nousfinissonsヌ・フィニッソン
Vousfinissezヴ・フィニッセ
Ilsfinissentイル・フィニッス
Ellesfinissentエル・フィニッス


直接目的語の代名詞

意味単語読み方
私をme
あなたをteトゥ
彼をle
彼女をla
私たちをnous
あなたたちをvous
彼らをles
彼女らをles
男性名詞le
女性名詞la
複数名詞les


間接目的語の代名詞

意味単語読み方
私にme
あなたにteトゥ
彼にluiリュイ
彼女にluiリュイ
私たちにnous
あなたたちにvous
彼らにleurリューフ
彼女らにleurリューフ



目的語を主語と動詞の間に置く優先順位

①me, te, nous, vous
②le, la, les
③lui, leur


強勢形

意味単語読み方
私にmoiモワ
あなたにtoiトワ
彼にluiリュイ
彼女にelleエル
私たちにnous
あなたたちにvous
彼らにeux
彼女らにellesエル



まとめ

今回は代名詞の目的語を主語と動詞の間に置く方法を説明しました。英語にはない考え方なので慣れるまで時間がかかるかと思います。少しずつ使うようにして最終的にはすんなり使えるといいですね。

それでは(^^)/~~~

今回学んだこと

ir動詞の活用
直接目的語と間接目的語
強勢形


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