フランスの語学学校はこんなところだった②

今回は前回に引き続き私が通っていたフランスの語学学校での生活について紹介します。

前回はフランスではどんな学校があるのか、入学前と入学当初はどういったことがあったのか、カリキュラムはどういったものだったのかについて紹介しました。

今回は授業の具体的な内容や学校でのイベントについて紹介します。

前回の記事はこちらをご覧ください。




授業の内容

語学学校の授業はDELFとDALFに則した内容でした。

DELFとDALFとはヨーロッパ言語のレベルを指標で分けたもので、試験に合格することでそのレベルの資格を得ることができます。

このDELFとDALFの詳しい内容はこちらをご覧ください。


授業ではこのDELFとDALFを意識した作りとなっており、そもそもクラスもこのDELFとDALFと同じレベルでクラス分けがされています。

初級レベルのA1、A2と中級B1のクラスでは日常会話、文法がメインとなってきますが、中級B2と上級C1以上になると試験対策を意識した授業に変わっていきました。

授業では読む、聞く、話す、書くの4つを身につけることが意識されており、文章をみんなで読んだりリスニングをしたり文法問題を解いたりと日本の英語の授業と同じ部分も見られます。

ただ日本の授業と大きく違うのは話すことに重点を置かれていることです。

自分の意見を順番に話したり、討論したり、グループで意見をまとめた発表したりといった取り組みをするのは日本の英語の授業では私はあまりやってきませんでした。

しかし海外ではとにかくまず話すことに重点が置かれているため他の国の生徒はばんばんと発言していました。

私は彼らがフランス語をペラペラ話せていることと自分の意見をちゃんと持っていることにビックリし、自分がいかに話せないのか、何も考えていないのかを嫌なほど痛感しました。

これは読み書きを重視する日本とコミュニケーション重視の海外の違いなので仕方がないのですが、多くの留学生が直面する壁ではないかと思います。

クラスのレベルが上がってくると10分ほどの発表をすることも増えました。

これはあらかじめ原稿を作って暗記すればいいだけなので私は得意分野でした。

文法は日本の教科書に載っているようなものはB2序盤くらいで大体終わり、それ以降はマニアックな文法がちょくちょく出てくる程度に減っていきます。

このサイトでもフランス語文法の解説をしているので、これを最後まで勉強すればB2レベルの文法は身に着くようになっています。


進級テスト

語学学校では定期的にテストが行われます。

私の学校では3か月ごとに行われました。

日本の学校のように試験範囲はないので実力テストというのが相応しいです。

内容は基本的にそのクラスのDELFとDALFの試験を意識したものが出てきます。

そのため読む、聞く、話す、書くの4種類のテストを行います。

このテストで合格点に達すれば上のレベルのクラスに行くことができ、ダメだったら引き続き同じクラスで授業を受けることとなります。

上のレベルに行くほど合格者は減っていき狭き門になるのでクラスメイトの顔ぶれも変わってきます。

進級とクラスの様子

私は2年間同じ語学学校に通ってA2からC1にまで行きました。

私の語学学校ではC1までしかないのでこれが実質一番上のクラスでした。

ほとんどの生徒が1年間で卒業するので2年通うのは少数派です。

クラスを進級していくとクラスメイトも変わっていきました。

一緒に進級する子もいれば、進級した先に留まっている生徒もいるからです。

私の場合何故だか進級するにつれて中国人が増えていきました

多い時はクラスの半数が私含めてアジア人になってしまい、ここはフランスなのか?と思うようになりました。

中国人の生徒たちとも友達になれましたし、彼らが日本の古典文学を読んでいるのを見たときには本当に勉強熱心なのだと驚きました。

2年目からは集中講義も受けるようになりました。

これは13~14時の授業で追加料金もかかるため普段の授業よりも人数はぐっと減りました。

内容は先生と日によってバラバラで文法の時もあれば模擬面接をしたこともありました。

しかし次第に参加する生徒は減っていき、最終的には私含めて3人だけになりました。

そして授業最終日は私1人だけが授業に参加し、内心これは中止でいいのではと思いながら一緒にビデオを見て終わりました。

2年目は集中講義も追加したことで最終的には誰よりも授業を受けている生徒になりました。

宿題

学校なので当然宿題も出てきます。

私の学校では曜日によって先生が違ったのでそれぞれの先生から出されていました。

しかしこの宿題が成績に関わることもないので多くの生徒は宿題をやって来ていませんでした。

クラスに15人いて3人くらいが宿題をしてきた、なんてものは日常茶飯事でした。

宿題の内容は様々で自分で文章を作成したり、文法の問題集をするなどがありました。

作文は先生の添削が入るので私は特に力を入れて取り組んでいました。

レクリエーション

学校だからといっていつも勉強をしているわけでなく、たまにレクリエーションがありました。

例えばみんなで美術館に行ったり、スタンプラリーをしたりと外に出ることも月に1回くらいはありました。

クリスマスの時期にはみんなで映画を見たり、外から芸術家などを呼んでお話を聞くこともありました。

レクリエーションは他のクラスと一緒にすることもあったので新しい友達ができる交流の場でもありました。

こういったものは授業の一環として行われていましたが、週末にチョコレート工房の見学やバスケットボールの試合など希望者参加型のイベントもいろいろとありました。

イベント

こういったレクリエーションは不定期に開催されますが、定期的開催されるイベントもありました。

クリスマス会

まず一つがクリスマス会です。

夜の学校でみんなで食べ物を持ち寄って立食パーティーをします。

基本的にみんな自分の国の食べ物を持ってくるので並ぶ料理は国際色豊かになります。

私は餃子とたこ焼きを持っていったらあっという間になくなりました。

全員参加のプレゼント交換会も行われ、引いたくじの番号と同じプレゼントをもらいました。

プレゼントは2ユーロまでということで内容はかなりしょぼいですが、そのしょぼさをみんなと比べるのもまた楽しかったです。

私はカップヌードルを用意しましたが、それを入れる袋が3ユーロくらいしたので実質袋の方が高かったです。

ちなみにもらったのはスーパーで売っているクレームブリュレでした。

けれども中には大当たりがあり、高級レストランの無料チケットが入っていました。

ピクニック

もう一つのイベントがピクニックです。

フランスの学校では入学式や卒業式といった式典がありません

授業初日に行ってはじめまして、授業最終日に行ってまたね、だけの結構ドライな感じです。

語学学校でも同じなのですが、夏休みに入る前の最後の授業ではみんなでピクニックに出掛けました。

みんなで持ち寄ったお菓子やジュースをつまみながらワイワイと楽しめました。

授業最終日

2年通った語学学校もついに最後の日、私はクラスメイトに折り紙をプレゼントすることにしました。

最後の授業はそれぞれのお気に入りの本を紹介するというものだったので、私は折り鶴のしおりを用意しました。

授業が終わったらクラスメイトみんなに配り、その後に職員室に行ってお世話になった先生にも配りました。

先生の中には入学当初の担任だった人もいて泣いて喜んでくれる人もいました。

2年間語学学校に通った感想

正直なところ、通い始めた当初はかなり苦痛でした。

授業は何を言っているのか分からないですし、クラスメイトはフランス語をペラペラ話せているし、もう劣等感しかありませんでした。

しかしそれに食らいついていくしかその時の私にはできなかったので必死に毎日を過ごしていたことを覚えています。

学校に慣れてきたのは入学して半年後くらいだったと思います。

その後夏休みの間に毎日10時間ほど勉強し続けた結果、2年目では一気にフランス語が上達したことで進級もとんとん拍子で進み、授業も楽しくなってきました。

最終的にはその語学学校では一番上のレベルのクラスに入ることができ、その後フランス語を使って海外で仕事ができているのであの2年間は無駄ではなかった、頑張ってよかったと思っています。

まとめ

以上が私が通っていた語学学校についての紹介です。

大変なことがほとんどでしたがそれがちゃんと実を結んだこと、劣等感だらけの苦しい生活の中でも友達ができたり楽しい思い出ができたことは生涯の宝になっています。

これから留学を考えている方は劣等感に苛まれることを覚悟しておいた方がいいですが、それを乗り越えれば自分の夢を叶える力にもなることを忘れずに励んでいただければと思います。

それでは(^^)/~~~

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