こんにちは(^O^)
みなさんが住んでいる街には姉妹都市がありますか？
様々な市町村区がいろいろな国の都市と姉妹都市提携をしています。
今回はその中でフランスの都市と提携している日本の都市を紹介します。
もしかしたらみなさんがお住まいの都市が登場するかもしれませんよ。
姉妹都市とは？
姉妹都市という言葉は聞きますが具体的に何のことなのかまずは見てみましょう。
姉妹都市とは都市間における文化交流などを目的に提携した都市を指します。
これから紹介するような海外との都市との提携のイメージが強いですが実は日本国内の都市同士での姉妹都市も存在しています。
また、姉妹都市と言いつつも都道府県単位で提携していることもあります。
姉妹都市の提携には以下の3つの条件が必要とされています。
・両首長の提携書にサインがされていること
・交流分野が特定のものに限られないこと
・議会の承認を得ること
です。
あくまで日本の場合なので他の国では他に承認が必要なところがある場合もあります。
姉妹都市の見つけ方
そもそもどうやって姉妹都市を探すのでしょうか？
その理由は様々ですが多いのは共通点を持っていることがきっかけとなることが多いです。
例えば綿織物産業がお互い盛んな街だから提携するようなものです。
他にも緯度が同じといったような地理を理由にする場合もありますし、長崎市が江戸時代にオランダと交易していたような歴史的なつながりがあるところもあります。
他には個人の推薦によるものもありその経緯は十人十色と言えます。
どういった取り組みがあるの？
姉妹都市の相手とどのような取り組みを行っているかはその都市によって大きく異なります。
お互いの都市の間でホームステイを行ったり、提携先がデザインしたものを展示することもあります。
それぞれの自治体のホームページを見ると活動内容が記載されているので興味がある方は見てみましょう。
姉妹都市紹介
①パリ
まずはフランスの首都、パリの姉妹都市です。
ルーブル美術館やエッフェル塔、凱旋門など国の中枢だけでなく人気の観光スポットが数多くありますが、姉妹都市は東京都と京都市です。
なんと二つも提携先があるというモテモテな町です。
首都同士まずは東京と姉妹都市になったのかと思ったら実は京都市が先です。
経緯としては1957年に当時の京都市長がパリ市長に姉妹都市にならないかと手紙を送りその後パリ市長が京都を訪問、その翌年1958年に京都とパリが姉妹都市となりました。
一方東京は1982年に提携しています。
経緯は当時の在日フランス大使が都知事を訪問したときに都知事が姉妹都市提携を結びたいと話したことから最終的にパリ市長の賛成を得て提携になりました。
まさか一つの都市で二つも日本の都市と提携していたとは初っ端から驚きです。
②ベルサイユ
パリから電車で行ける人気の観光スポットの一つベルサイユも日本の都市と姉妹都市提携を結んでいます。
ルイ14世やマリーアントワネットが住んでいた宮殿が有名で特に「鏡の間」は必見の場所となっています。
個人的には宮殿だけでなく果てしなく広い庭園もオススメです。
そんなベルサイユの提携先は奈良県奈良市です。
経緯はベルサイユ市から奈良市に姉妹都市提携を結んでほしいという要望が届いたことがきっかけでした。
その後お互いの都市を訪問し、最終的に1986年にベルサイユにてサインして晴れて姉妹都市となりました。
世界的にも人気なベルサイユがお願いしてきたというのが日本人として何だか嬉しく感じます。
③ランス
パリより東にあるシャンパーニュ地方の都市ランスも姉妹都市提携を結んでいます。
お察しの通りシャンパンの産地としてとても有名な地方で、この地で作ったもの以外シャンパンと名乗ってはいけないという決まりがあります。
そのシャンパーニュ地方の中心都市ランスは歴代フランス国王が戴冠式を行ってきた大聖堂がある歴史のある都市です。
そんなランスと提携したのは愛知県の県庁所在地である名古屋市です。
提携したのは2017年と意外と最近です。
経緯は2013年に美術館の友好提携を結んだことから姉妹都市になろうという動きが生まれました。
お互いの都市を訪問し、戦争の被害から復興を遂げたという新たな共通点も見つけて提携することとなりました。
④ナンシー
ランスよりさらに東に行ったところにあるロレーヌ地方の都市ナンシーも日本の都市と提携を結んでいます。
ナンシーはキッシュで有名な地方の中心都市で、曲線や自然美を取り入れたアールヌーボを開花させた町として知られており、その装飾が見られるスタニスラス広場などが世界遺産に登録されています。
また、この地方にサンタクロースのモデルとなった聖人のお墓があることから毎年12月には彼を祝うイベントも開催されます。
そんなナンシーの提携先は石川県金沢市です。
提携した理由としては古い町並みが残されていること、芸術や文化のある学術都市であることが共通していたことが理由です。
提携45周年の2018年にはスタニスラス広場で日本庭園を設置しイベントを開催し、反対に金沢ではフランス風庭園を設置する取り組みを行いました。
偶然私は2018年にナンシーに行ったのですが、街中に鳥居のある庭園がありました。
恐らくこの45周年イベントの一環だったのだろうと今思います。
⑤レンヌ
パリから西に行ったところにあるブルターニュ地方の玄関にあたる都市がレンヌです。
モンサンミッシェルに自力で行くときにも立ち寄る場所です。
町としてはとても洗練されていながらも旧市街には木組みの家が残され、大聖堂は茶色の大理石に黄金の装飾ととても豪華な内装をしています。
そんなレンヌの提携先は宮城県仙台市です。
経緯は当時の在日フランス大使が仙台市を訪れた際にレンヌが姉妹都市になりたいということを伝えたことがきっかけでした。
お互いに古い歴史を持っていることなどの共通点があり、その後お互いの都市を訪問した結果、1967年に提携となりました。
2017年には提携50周年として仙台市ではフランス語講座やワイン講座など様々なブースを設けたイベントが開催されました。
⑥ブレスト
ブルターニュ地方の西端にあるのがブレストです。
海に面する都市で、海軍駐屯所があることから軍艦を見ることができます。
また、かつてはパリからブレストまでを結ぶ自転車レースが開催されており、このイベントの際にタイヤをイメージしたスイーツのパリブレストが誕生しました。
第二次世界大戦時に大きな被害を受けたため中心街は近代的な建物が多いのも特徴です。
そんなブレストの提携先は神奈川県横須賀市です。
経緯は横須賀の発展に貢献した「横須賀製鉄所」の建設に携わったフランス人技師がブレストの海軍で勤務していたことがきっかけで1970年に提携しました。
これまでとは異なり具体的な人物が二つの都市の架け橋になったケースです。
毎年高校生の交換留学を行うだけでなく職員の研修も行われています。
まとめ
今回はパリを中心にフランス北部の都市を紹介しました。
まだまだ紹介できていないので今後も紹介していきます。
次回もお楽しみに！！
それでは(^^)/~~~
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