こんにちは(^O^)
今回はフランスの世界遺産を紹介する第三弾です。
前回はパリやリヨンなど大都市を中心に紹介しましたが、今回はどこが登場するのでしょうか。
あくまで私が実際に行ったところのみ紹介するので予めご了承ください。
過去二回の記事はこちらをご覧ください。
①月の港ボルドー
今回一つ目は大西洋岸地方にあるボルドーです。
ポートワインでも有名なこの町そのものが世界遺産に登録されています。
月の港とは、この町を流れるガロンヌ川が三日月のような形をしていることから来ています。
古くから貿易によって発展したこの町は18世紀に大規模な都市改造に着手します。
その都市改造の保存状態が現代でも良かったことから2007年に世界遺産に登録されました。
その様子が大劇場や「水の鏡」で有名なブルス広場などで見ることができます。
他にも都市改造の際に元々あった城壁の一部を残して凱旋門として残すなどの工夫も町のいろいろにあります。
中心街は大通りから枝分かれするように入り組んだ路地が伸びており迷子になりやすいですが、次の大通りにもすぐ出られるので散策していてとても楽しいです。
②アルビの司教都市
フランスの南西部に位置するアルビは司教都市として世界遺産に登録されています。
司教都市の建物としてはサント=セシル大聖堂やすぐ隣にあるベルビ宮殿、サン=サルヴィ参事会聖堂といったものが登録されています。
サント=セシル大聖堂は旧市街の中心にある巨大な建物で、その迫力に圧倒されます。
実はレンガ造りの聖堂としては世界最大です。
街全体が赤い建物ばかりですが特に赤く感じます。
しかしその内装はビックリするほど真っ青になっています。
これはタイセイという青色塗料を使用したもので、この取引で町は財を築きました。
ベルビ宮殿は司教たちの邸宅として機能していましたがその強固な造りは要塞そのもので他の宗派から守るための場所となっていました。
やがて市の博物館となり、現在はこの町の芸術家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの博物館となっています。
彼は多くの広告用ポスターを作成しており、中にはパリで使われた有名なものもあります。
サン=サルヴィ参事会聖堂は大聖堂と宮殿から数分歩いたところにある8世紀にできた古い聖堂でサント=セシル大聖堂のような豪華な内装はしていません。
この聖堂の見どころは度重なる改修によってゴシック建築とロマネスク建築が混ざった回廊です。
主な建物ですと上記のものですが、町を流れるタルヌ川に架かる橋や対岸のマドレーヌ地区も世界遺産に登録されています。
橋からの景色はとても綺麗でぜひ立ち寄っていただきたいところです。
マドレーヌ地区は住宅街がメインなのであまり見どころがないので注意が必要です。
③ヴォーバンの防衛施設群
ヴォーバンとは町の名前でなく、人の名前です。
ルイ14世に仕えたヴォーバンは築城の名手で彼が手掛けた要塞が世界遺産に登録されています。
フランスには11か所あり、中でも観光として訪れやすいのがフランシュ・コンテ地方にあるブザンソンのシタデルです。
世界遺産への登録申請をしようとしたのもブザンソンであり、ブザンソンのシタデル単体ではなく彼が手掛けた150もの要塞の中からピックアップしたものを一つのグループとして申請した経緯があります。
ブザンソンのシタデルは中心街から丘を登った先にあります。
中心街自体川に周囲を囲まれており、おまけに要塞は丘の上なので守ることに関して言えば抜群の立地に建てられています。
現在は単なる要塞としてではなくいくつもの博物館や動物園などが入った複合施設として利用されています。
城壁からの景色はとても綺麗でそれだけでもこの地を訪れる価値があると感じました。
④ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ
続いては世界的にも有名なブルゴーニュワインの世界遺産です。
これは主にブルゴーニュ地方のワイン畑を指していますが、ブルゴーニュ地方には5つの地区があり、世界遺産に登録されているのはコート・ドール地区だけとなっています。
ロマネコンティもこの地区で作られていることから質のいいワインが作られていることが分かります。
ブルゴーニュでのワインの生産は西暦1世紀から行われとり、修道院がワインを生産するようになってから大きく発展したと言われています。
その後フランス革命が終わったら修道会から農民の手へとワイン畑は渡りました。
表題のクリマとはこの地方ではワイン畑の区画を示しており、農民の手に渡った時に細かく分けたことから一つの区画の中に複数の農家が入っているという珍しい形態になりました。
ブルゴーニュ地方の中心都市であるディジョンから南にワイン街道があり、一面ワイン畑の道がどこまでも続きます。
このブドウ畑は秋になると綺麗な黄色に紅葉し、その景色からコート・ドール(黄金の丘)と呼ばれています。
中心都市はニュイ=サン=ジョルジュで小さな町のため町外れのブドウ畑に行くことができます。
「ワインの首都」と呼ばれるボーヌにはこの地方独特の模様を持つ屋根が特徴的な旧病院が人気の観光スポットで、この病院でもワインの生産は行われていました。
また、この世界遺産に登録にはディジョンの町も含まれています。
なぜワイン畑でもない町が登録されたかというと、ワインの発展に政治が貢献していたからです。
ディジョンはブルゴーニュ公国の首都だった町で、この町の侯爵フィリップ2世がブドウの品種を量ではなく質の良い品種に指定したことが後の発展につながったとされているためです。
⑤ヨーロッパの大温泉保養都市群
実は温泉も世界遺産に登録されています。
これはフランスだけでなくヨーロッパ7か国11か所を指しています。
元々イギリスのバースだけが世界遺産に登録されていましたが後にチェコが他の国も合わせて登録するように申請したことから2021年に登録されました。
フランスからはオーヴェルニュ地方のヴィシーが登録されています。
この町は第二次世界大戦時に傀儡政権があったという過去がありますが昔から温泉療養地として有名でナポレオンも滞在したことがあります。
町には温泉水を飲むための施設やスパなどの施設があります。
なお、スパという言葉は温泉療養地として有名なベルギーのスパが語源となっており、この世界遺産にも登録されています。
⑥リヴィエラの冬季行楽都市ニース
今回最後の世界遺産はニースです。
コートダジュールのリゾート地として有名なニースは実は2021年に世界遺産に登録されました。
リヴィエラとはイタリア語で「海岸」の意味でここではコートダジュールのことを指しています。
ニースはその温暖な気候から18世紀から貴族たちの冬の避寒地として利用されてきました。
このことを認められ世界遺産に登録されました。
まとめ
今回もボルドーやニースといった大都市が登場しましたが、それだけでなく城塞や温泉療養地、ワイン畑のように単体ではなく複数か所と一緒に登録された場所もありました。
また2021年に登録されたばかりというところも登場したことから今後もフランスの世界遺産は増えていく可能性があると言えそうです。
それでは(^^)/~~~
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