トゥルニュ Tournus

【町の説明】
ソーヌ川の畔にある石造りの家が残る小さな町。紀元前1世紀ごろに要塞都市として発展し、その後ノルマン人から逃れた修道士たちが暮らし始めた歴史がある。そのことから修道院がこの町の一番の見どころである。他にもかつて病院として使われていた博物館や色合いが豊かな家が並ぶマドレーヌ地区などがある。見学する場所が開いているのが4~10月の間に限られているところがあるので行く時期は気を付けなければならない。
【オススメ度】
★★★☆☆
【所要時間】
3時間半
【費用】
5€
【疲れやすさ】
★★★☆☆
【観光ルート】
【スタート】
①トゥルニュ駅
Gare de Tournus
★駅前の通りを右に進むと左手に円柱状の建物に挟まれた通りの先に修道院が見えてくるのでその先に進み、修道院の前に着いたら左に進む。徒歩5分。
②観光案内所
所要時間:5分 費用:0€
ここで地図などを手に入れよう。
③ サン・フィリベール修道院
Abbaye Saint Philibert

所要時間:20分 費用:0€
開館時間:8~19時(冬は18時まで) 休館日:なし
赤っぽい尖塔の模様が特徴的なベネディクト派の修道院。
11世紀頃に建設されたもので、聖フィリベールの聖遺物が祀られている。
内装は白っぽくて落ち着いた雰囲気だが、地下礼拝堂(クリプト)は広くモザイク画などを見つけることができる。
すぐ隣の回廊へも通じている。
★修道院を出て左に進み、駐車場の横を通ると円柱状の建物の隣に通りがあるので進む。その先の突き当りを左に曲がると向かう先に教会がある。徒歩5分。
④サン・ヴァロンタン教会(外観のみ)
Église Saint-Valérien

所要時間:5分 費用:0€
11世紀に建てられた所々に濃い黄土色の石が組み込まれているロマネスク教会。
内部は椅子などが並べられていないのでイベントなどの機会がなければ一般公開していない。
★教会の右横の道を進むと町の中心地に入る。しばらく道なりに真っすぐ進み、左手に橋が見える交差点に来たら反対方向の右に進む。その先の最初の左の道に進み、その先の分かれ道を左に進む。突き当りを右折して進み、さらにその次の突き当りを左に曲がると右手に入口が見える。全体で徒歩10分。
⑤オテル・デュー-グルーズ美術館
Hotel Dieu – Museum Greuze

所要時間:1時間半 費用:5€
開館時間:4~10月の13~18時 休館日:火曜日、5/1
かつて病院として使われていた施設。
大広間に患者用のベッドが並べられており男女、兵士用と分けられている。
礼拝堂や薬の保管庫などの装飾は芸術的で見どころでもある。
併設したグルーズ美術館では絵画を中心に見ることができ、この町で有名かつ美術館の名前にもなっているグルーズの自画像も見ることができる。
★オテル・ドューの前の通りをそのまま進むと市庁舎がある広場に出る。広場にはグルーズの彫刻が建てられている。彫刻が向く方向に進み突き当りを右に曲がる。中心街の通りを進むと左手に教会が見えてくるので右の通りに進む。徒歩10分。
⑥ マドレーヌ地区
Quartier de Sainte-Madeleine

所要時間:15分 費用:0€
パステルカラーの家が所狭しと並んでいるエリア。
★先ほど見えた教会に進む。
⑦サン・マドレーヌ教会
Église Sainte-Madeleine

所要時間:15分 費用:0€
開館時間:9~18時 休館日:なし
12世紀に建てられたロマネスク建築の教会。
旧市街にたたずむ石組の教会の中は外観とは異なり白く落ち着いた雰囲気がする。
金色の服を身にまとったマリア像が見どころ。
曜日によっては教会前に市場が立つ。
★教会の右隣りの通りを進むとソーヌ川沿いの道に出るので左に曲がる。しばらく川沿いを歩くと橋が見えてくるので途中まで渡って町を振り返ってみる。徒歩10分の距離。
⑧フォトスポット

所要時間:5分 費用:0€
橋の上からだと町の様子が綺麗に見える。
★橋を引き返して正面の道を進むと一度通った道に戻るので右折して駅へと戻る。徒歩10分。
【ゴール】
トゥルニュ駅
【おまけ】
⑨ミシェル・グレゾードの自転車博物館
Musée du Vélo Michel Grezaud

所要時間:1時間 費用:6€
開館時間:4~10月の14~18時 休館日:月曜日、10月の平日
町はずれにある自転車博物館。
200以上の様々な形の自転車が展示されている。
変わった形の自転車の試乗もできる。
訪れる場合は⑦サン・マドレーヌ教会前の通りを真っ直ぐ進み、大通りに出たら右手に見える。