㉟さまざまな逆接表現

こんにちは(^O^)

今回はフランス語の逆接についていろいろな表現方法を紹介します。

逆接とは「しかし、だが」など前の内容と逆のことを言うときの接続詞です。

フランス語にはいろいろな方法があるので見ていきましょう。

今回学ぶこと

さまざまな逆接表現
動詞pleuvoirの活用
動詞pouvoirの接続法現在形

まずはブログを見てみましょう。



ブログ

今日は週末を利用してみんなで遠出してピクニックに来ています。

私「Il fait beau ici aujourd’hui alors qu’il pleut en ville.(街では雨ですが、今日ここはいい天気ですね。)」

友達「Oui, c’est bien pour le pique-nique.(はい、ピクニックにはいいです。)」

私「Cependant, pourquoi Emilie ne vient pas ?(しかし、どうしてエミリーは来ないのですか?)」

友達「Parce qu’elle va à l’école aujourd’hui.(なぜなら彼女は今日学校に行っているからです。)」

私「Elle est à l’école malgré le week-end ?(週末にも関わらず学校にいるのですか?)」

友達「Oui, elle n’a pas fini les devoirs encore.(はい、彼女はまだ課題が終わっていないです。)

Bien qu’on puisse les finir en semaine, elle a oublié de les faire.(平日に終えられるのに、彼女はすることを忘れていました。)」

私「Ah, c’est dommage. Je pense qu’il prend au moins trois jours pour les finir quand même.
(あぁ、残念です。しかし私は終わらせるには最低3日はかかると思います。)」

友達「Tu as raison. Donc, elle a beau faire l’effort, ce n’est pas possible de finir ce week-end.
(その通り。だから、彼女が努力をしたところで今週末に終わらせることはできません。)」

私「Bon courage, Emilie.(がんばれ、エミリー。)」

ピクニックは楽しくみんなで過ごすことができました。

週明け、エミリーはくたびれた様子でどうにか課題を終わらせたみたいでした。

解説

【Il fait beau ici aujourd’hui alors qu’il pleut en ville.】

意味:街では雨ですが、今日ここはいい天気ですね。

早速逆接表現が出てきました。

文B alors que 文A もしくはAlors que 文A, 文B:文Aだけど文Bだ。

という意味になります。

これは二つの文を対比するときに使います。

Alors que(アロー・ク)は前半に持ってきても大丈夫です。

Alors qu’il pleut en ville, il fait beau ici aujourd’hui.



同じ意味でtandis que(トンディ・ク)も使うことができます。

Il fait beau ici aujourd’hui tandis qu’il pleut en ville.
Tandis qu’il pleut en ville, il fait beau ici aujourd’hui.

対比と言うことでここではピクニックの場所と街の天気を比べています。

二つを比べるので他にも

Alors que mon gâteau est petit, ton gâteau est grand.
(私のケーキは小さいけれども、あなたのケーキは大きい)

などにも使うことができます。

同じく対比で使うもので「逆に」という表現があります。

・à l’inverse(ア・ランヴェフス):逆に
・Contrairement à 名詞(コントヘーフモン・ア):~とは逆に

これらは文頭に置きます。

Il pleut en ville. A l’inverse, il fait beau ici aujourd’hui
Il pleut en ville. Contrairement à la ville, il fait beau ici aujourd’hui



「晴れる」は熟語でil fait beauを使います。

ここでのilは非人称代名詞なので特定のものを指してはいません。

「雨が降る」は動詞pleuvoir(プリュヴォワーフ)を使いますが、こちらも主語は非人称代名詞のilしか使わないです。

しかし、活用は特殊なので見ておきましょう。

現在形:Il pleut(プリュ)
半過去形:Il pleuvait(プリュヴェイ)
単純未来形:Il pleuvra(プリュヴハ)
条件法現在形:Il pleuvrait(プリュヴヘイ)
接続法現在形:Il pleuve(プリューヴ)
複合過去:Il a plu(プリュ)



「街」はla villeでしたが、「街中で」はen villeと書きます。

Il fait beau ici aujourd’hui alors qu’il pleut en ville.イル・フェ・ボ・イシ・オージョードゥイ・アロー・キル・プリュ・オン・ヴィーユと読みます。

【Cependant, pourquoi Emilie ne vient pas ?】

意味:しかし、どうしてエミリーは来ないのですか?

ここでは一番単純な「しかし」の意味の逆接が登場しています。

一番一般的なのはMaisですが、

同じ意味で他にも

・Cependant(スポンドン)
・Toutefois(トゥートゥフォワ)
・Or(オーフ)
・Par contre(パー・コントフ)
・En revanche(オン・フヴォンシュ)

などもあります。

すでに登場したものも含まれていますが、いつもMaisばかりでなくこれらも織り交ぜながら使うと表現力がレベルアップします。

Cependant, pourquoi Emilie ne vient pas ?スポンドン、プフクワ・エミリー・ヌ・ヴィヤン・パ?と読みます。

【Elle est à l’école malgré le week-end ?】

意味:週末にも関わらず学校にいるのですか?

ここでは「~にも関わらず」という逆接表現が使われています。

この「~にも関わらず」は先ほどの対比とは違い週末は授業がないのが普通にも関わらず、学校に行っているというように、普通はこうなのに、そうではないというときに使います。

この「~にも関わらず」という表現には後に名詞だけ来るもの文が続くものがあり、今回は前者です。

malgré + 名詞(マルグヘ):~にも関わらず

同じ意味で

en dépit de + 名詞(オン・デピ・ドゥ)も使えます。

Elle est à l’école malgré le week-end ?エ・レ・ア・レコール・マルグヘ・ル・ウィークエン?と読みます。

【Bien qu’on puisse les finir en semaine, elle a oublié de les faire.】

意味:平日に終えられるのに、彼女はすることを忘れていました。

ここでは「~にも関わらず」の文が後に続く方法が登場しています。

Bien que 文A(接続法), 文B:文Aにも関わらず、文B

ポイントは文Aでは接続法が使われるところです。

以前習った接続法の発動条件である感情、義務、願望、不確実のいずれでもないですが、接続法の発動条件には該当しない例外が実はたくさん存在します。

出合う度に一つずつ覚えて行けば十分です。

このことからこの文の動詞pouvoirは接続法現在形になっています。

この動詞の活用は特殊なので見ておきましょう。

接続法現在形

Je           puisse                  ピュイッス
Tu          puisses                 ピュイッス
Il            puisse                  ピュイッス
Elle        puisse                  ピュイッス
Nous     puissions              ピュイッシオン
Vous      puissiez                ピュイッシエ
Ils          puissent               ピュイッス
Elles      puissent               ピュイッス

今回の文では平日に取り組めば普通終わる課題にも関わらず、忘れていたのでできていないという逆接表現が使われており、対比とはまた違うニュアンスがあります。

「平日に」はen semaine(オン・スメーヌ)で表現できます。

Bien qu’on puisse les finir en semaine, elle a oublié de les faire.ビヤン・コン・ピュイッス・レ・フィニーフ・オン・スメーヌ、エラ・ウブリエ・ドゥ・レ・フェーフと読みます。

【Je pense qu’il prend au moins trois jours pour les finir quand même.】

意味:しかし私は終わらせるには最低3日はかかると思います。

ここでも「しかし」という逆接表現が使われていますが、特殊な使い方をします。

quand même(コン・メーム):しかし

先に紹介したMaisやCependantと同じ意味なのですが、これは文頭ではなく文中もしくは文末に置く特徴があります。

文頭に置く習慣がある日本語からすると使うのが難しいです。

そのため、文頭にMaisを置いて

Mais je pense qu’il prend au moins trois jours pour les finir quand même.

と書くこともできます。

「最低、最小、少なくとも」au moins(オ・モワン)を数値の前に置くことで表すことができます。

反対に「最大、多くても」はau plusを使います。

Je pense qu’il prend au moins trois jours pour les finir quand même.ジュ・ポンス・キル・ポーン・オ・モワン・トワ・ジューフ・プーフ・レ・フィニーフ・コン・メームと読みます。

【Elle a beau faire l’effort, ce n’est pas possible de finir ce week-end.】

意味:彼女が努力をしたところで今週末に終わらせることはできません。

ここでは特殊な形に逆接表現が使われています。

avoirの活用 + beau + 動詞の原形、文B:~したところで、文B

ここで使われるbeauには「美しい」という意味はありません。

いわば熟語のようなもので、前半部分のことをしてもいい結果にはならないことを示す熟語です。

今回の文では3日かかる課題を週末2日いくら頑張っても間に合わないことを言っており、これも一種の逆接表現です。

意図的に使おうとしてもなかなか難しいかもしれませんが、新聞などを見るとたまに出てきます。

「努力する」faire l’effort(フェーフ・レフォー)です。

Elle a beau faire l’effort, ce n’est pas possible de finir ce week-end.エラ・ボ・フェーフ・レフォー、ス・ネ・パ・ポッシーブル・ドゥ・フィニーフ・ス・ウィークエンと読みます。

おさらい

私「Il fait beau ici aujourd’hui alors qu’il pleut en ville.
(イル・フェ・ボ・イシ・オージョードゥイ・アロー・キル・プリュ・オン・ヴィーユ)」

友達「Oui, c’est bien pour le pique-nique.(ウィ、セ・ビヤン・プーフ・ル・ピクニック)」

私「Cependant, pourquoi Emilie ne vient pas ?(スポンドン、プフクワ・エミリー・ヌ・ヴィヤン・パ?)」

友達「Parce qu’elle va à l’école aujourd’hui.(パスケル・ヴァ・ア・レコール・オージョードゥイ)」

私「Elle est à l’école malgré le week-end ?(エ・レ・ア・レコール・マルグヘ・ル・ウィークエン?)」

友達「Oui, elle n’a pas fini les devoirs encore.(ウィ、エル・ネ・パ・フィニ・レ・ドゥヴォワーフ・オンコーフ)

Bien qu’on puisse les finir en semaine, elle a oublié de les faire.
(ビヤン・コン・ピュイッス・レ・フィニーフ・オン・スメーヌ、エラ・ウブリエ・ドゥ・レ・フェーフ)」

私「Ah, c’est dommage. Je pense qu’il prend au moins trois jours pour les finir quand même.
(アー、セ・ドマージュ。ジュ・ポンス・キル・ポーン・オ・モワン・トワ・ジューフ・プーフ・レ・フィニーフ・コン・メーム)」

友達「Tu as raison. Donc, elle a beau faire l’effort, ce n’est pas possible de finir ce week-end.
(チュ・ア・ヘゾン。ドンク、エラ・ボ・フェーフ・レフォー、ス・ネ・パ・ポッシーブル・ドゥ・フィニーフ・ス・ウィークエン)」

私「Bon courage, Emilie.(ボン・クハージュ、エミリー)」



逆接表現

「しかし」

・Mais
・Cependant(スポンドン)
・Toutefois(トゥートゥフォワ)
・Or(オーフ)
・Par contre(パー・コントフ)
・En revanche(オン・フヴォンシュ)
・quand même(文中もしくは文末に置く)



「逆に」

・à l’inverse(ア・ランヴェフス)
・Contrairement à 名詞(コントヘーフモン・ア):~とは逆に



「文Aだけど、文B(対比)」

・文B alors que 文A もしくはAlors que 文A, 文B
・文B tandis que 文A もしくはTandis que 文A, 文B



「~にも関わらず」

・malgré + 名詞(マルグヘ)
・en dépit de + 名詞(オン・デピ・ドゥ)
・Bien que 文A(接続法), 文B



「~したところで、文B」

avoirの活用 + beau + 動詞の原形、文B



動詞pleuvoirの活用

現在形:Il pleut(プリュ)
半過去形:Il pleuvait(プリュヴェイ)
単純未来形:Il pleuvra(プリュヴハ)
条件法現在形:Il pleuvrait(プリュヴヘイ)
接続法現在形:Il pleuve(プリューヴ)
複合過去:Il a plu(プリュ)



動詞pouvoirの接続法現在形

Je           puisse                  ピュイッス
Tu          puisses                 ピュイッス
Il            puisse                  ピュイッス
Elle        puisse                  ピュイッス
Nous     puissions              ピュイッシオン
Vous      puissiez                ピュイッシエ
Ils          puissent               ピュイッス
Elles      puissent               ピュイッス



まとめ

今回はさまざまな逆接表現を紹介しました。

単に逆接表現と言ってもいろいろな表現がありますし、名詞が続くものもあれば文が続くものもあります。

特に文が続くものはさっと作ることが難しければMaisでつなげても問題はありませんし、間違いもないです。

このようにすでに事足りる内容でも他の表現を覚えることで語学力は上がっていきます。

それでは(^^)/~~~

今回学んだこと

さまざまな逆接表現
動詞pleuvoirの活用
動詞pouvoirの接続法現在形

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