【フランススイーツ】エクレア

こんにちは(^O^)

日本にはフランスにスイーツがたくさんありますが、その起源はどういったものなのでしょうか。

また、実は同じスイーツでも日本とフランスとでは違いがあることもあります。

そういったフランスのスイーツについてもっと深く知ろうというコーナーの第三弾です。

今回はエクレアについて紹介します。

私もエクレアは日本にいたころから大好きでよく買っていましたが、フランスで食べたら違うなと思いました。

それではどういったものなのか見ていきましょう。

過去の記事はこちらをご覧ください。



エクレアとは?

まずエクレアについて改めて紹介します。

エクレアは棒状のシュー生地の中に生クリームやカスタードクリームを詰め、表面の上の部分をチョコレートでコーティングしたものです。

大きさに規定はありませんが、現在は16㎝が平均です。

18世紀の書物によるとフランスでは長さ8㎝、幅2㎝の生地を使用すると記されており、昔よりも大ききなったと言えます。

エクレアの起源

エクレアの起源ははっきりと分かっていませんが、ミルフィーユを開発したことでも知られるアントナン・カレームが19世紀に考案したと言われています。

ただその当時のエクレアは今のようなパイ生地ではなく、棒状のパンに果物の砂糖漬けをサンドし、表面に溶けたチョコレートやカラメルをかけたものでした。

名前もパン・ア・ラ・デュシャス(pain à la Duchesse)=『公爵夫人のパン』と当時は呼ばれていました。

また、フランスの都市リヨンでこのパン・ア・ラ・デュセスが生まれたという説もありますが、誰が考案したのかなどは不明です。

その後生地はシュー生地に代わり、中に挟むものも果物からクリームへと代わりました。

19世紀末には呼び名も今の稲妻の意味を持つエクレアに代わりましたが、その語源は諸説あり、どれが正しいのかは不明です。

具体的には以下のような説があります。

焼きあがった生地の表面の割れ目が稲妻のようだから

焼いているときに聞こえる音が稲妻のようだから

稲妻が落ちるように早く食べてしまうから
 など


フランスのエクレア

このような歴史をたどったエクレアですが、日本のエクレアとフランスのエクレアは若干違います。

日本でもお店によりますが、生地はフランスのエクレアより柔らかいものが多いです。

また、日本では一般的にチョコレートでコーディングされていますが、フランスではそれ以外にもコーヒーやバニラ味スタンダードになっています。

近年ではシュー生地の形はそのままに中に詰めるクリームに味のバリエーションが増え、表面のコーディングもピンクや緑などカラフルなクリームにフルーツも乗せてよりかわいい見た目のものが売られるようになりました。

エクレアの世界一

そんな現代でも発展を遂げているエクレアにも世界一の記録があります。

それがエクレアの長さの世界一記録です。

2016年にベルギーのパティシエが作り出したのはなんと全長676mものエクレアでした。

それまでの503mという記録を大きく更新したもので、20名ほどのパティシエが3時間かけて実現しました。

エクレアのモザイク画表面のコーディングのカラーバリエーションが増えたことでモザイク画を作ったという話があります。

2015年にスイスのジュネーブにて81㎡もある巨大なモザイク画をエクレアで作りました

使用したエクレアは22,500個で使った卵は4,000個で、ギネス記録に認定されています。

完成したモザイク画や詳しい内容は以下の記事よりご覧ください。

https://france3-regions.francetvinfo.fr/auvergne-rhone-alpes/patisserie-la-plus-grande-mosaique-d-eclairs-au-monde-realisee-pour-le-groupe-sida-geneve-865733.html


まとめ

以上がエクレアについての紹介です。

日本にはチョコレート味が一般的ですが、フランスではバニラとコーヒーも同じように普及していること、今なお進化を続けていることなど知ることができました。

特にエクレアを使った世界記録は非常に興味深いものでした。

またフランスのスイーツについて紹介するのでお楽しみに。

それでは(^^)/~~~

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