こんにちは(^O^)
今回はフランスの住みやすい町ランキングを紹介します。
これは電子新聞の20minutesの記事で紹介されたもので、観光ではなく仕事や生活をする点で考えた場合のランキングです。
記事はこちらをご覧ください。
このランキングはフランスの主な都市21か所から選ばれたもののため田舎の村というよりかは大きな都市を対象としたものです。
早速ランキングを見てみましょう。
フランス人に人気の赤ちゃんの名前ランキングはコチラ
①リヨン
第一位に選ばれたのはリヨンです。
ローヌ・アルプス地方の中心都市でフランス第三の都市でもあります。
古くからパリとイタリアを結ぶ交易路の要所として発展し、その中で様々な食材が手に入り多くの郷土料理を生み出した「美食の町」として知られています。
町には独自のレストラン形態を持つ「ブション」や50年以上ミシュランの3つ星を維持していたポールボキューズといった美食の町といえる魅力的なレストランがあります。
旧市街は細い路地に赤やオレンジといった建物が並びこれらは世界遺産にも登録されています。
また12月には町中でイルミネーションやプロジェクションマッピングといった催し物が見れる「光の祭典」が開催され多くの人がこの時期に訪れます。
実は私はリヨンに3年間住んでいたことがあり、また住めるならばリヨンがいいと思っているので今回のランキングは納得です。
まずリヨンは第三の都市と言いながらもパリやマルセイユといった都市よりも規模が小さく移動には時間がそれほどかかりません。
加えて公共交通機関もバス、地下鉄、路面電車（小規模ながら水上バス）があり、実はこれらが揃っているフランスの都市はあまり多くありません。
今回のランキングでもこういったインフラが整っていることが評価のポイントとして挙げられています。
他にも今後の経済発展が期待されていること、雇用機会が多い部分も人気の理由です。
②レンヌ
第二位はブルターニュ地方西部にあるレンヌです。
パリからこの地方に電車で行く際の玄関口となっている都市で、ここからモンサンミッシェル行きのバスが出ているため自力でモンサンミッシェルに行く人が立ち寄る町でもあります。
市庁舎付近の中心街は建物や道が洗練されており、その側には伝統的な木組みの家を見ることができる旧市街が広がっています。
この町の大聖堂は内装が茶色の柱に金の天井という他では見ない装飾が施されており立ち寄った際は必見です。
レンヌは前回のランキングでは第一位だった町で、リヨンにその座を譲ったものの第二位で留まっている点を見ると変わらず人気の町であることがわかります。
観光としては見るところが他よりも少ない印象ではありますが、住むことを考えると町はきれいに整っておりバスや地下鉄でいろいろなところにアクセスしやすいので住みやすいところと言えます。
パリにも電車で2～3時間で行くことができるという点も住むとなればポイントと言えます。
③ナント
第三位はロワール地方のナントです。
フランス四大河川の一つロワール川の畔にある都市で大西洋にもこの地方の中では近くにあります。
位置としてはブルターニュ地方の南にあるため街中にはブルターニュ名物のガレット屋さんがたくさんあります。
ロワール地方の特徴であるお城もあり、「ナントの勅令」が発令された場所でもあります。
またロワール川にはいくつか島があり、等身大の像を機械で再現したテーマパークがあり観光でも非常に見どころが多い都市です。
街中を走る路面電車で主な場所にも行くことができ、中心街は広範囲にわたりお店が集中しているため生活をするのに快適な環境と言えます。
④トゥールーズ
第四位はフランスの南西部に位置するトゥールーズです。
赤石を使った建物が多くその外観の色から「バラ色の町」と称されています。
スミレが名産でスミレを使った飴や紅茶など人気のお土産も多いです。町の規模は大きく、大聖堂や美術館、憩いの場であるガロンヌ川など観光地としてもとても魅了があります。
中心街は細い路地も多いことから地下鉄の移動がメインとなります。
エアバスの本社もあることから航空宇宙産業はヨーロッパの中でも有名で、あの「星の王子さま」の著者サンテグジュペリもパイロットとしてこの町に滞在していました。
そのため雇用市場の規模も他よりも多いのが魅了です。
⑤メッス
第五位はロレーヌ地方地方にあるメッスです。
日本でも食べられているキッシュの本場の地方でパリとストラスブールの間にある地方です。
アルザス地方同様にドイツの影響を受けている部分もあり、町の外れにはドイツ門という強固なお城のような橋があります。
教会のステンドグラスにはシャガールやコクトーの手がけた作品があり、加えてパリのポンピドゥーセンターの別館も駅近くにあることから芸術的にも見どころがあります。
他の上位四位と比べると町の規模は大きくないので意外でした。
しかしポンピドゥーセンターから先のエリアは新興開発地区でこれから町も発展していくことが期待でき、より住みやすくなっていくことが期待できます。
まとめ
以上がフランスの住みやすい街ランキングでした。
意外にもパリ、ストラスブール、ニース、ボルドーといった世界的にも有名な都市が入っていませんでした。
実際に住むことを考えてのランキングのため知名度や観光という観点とは違う順位になったことが考えられます。
私もフランスの都市を観光する中で「この町は住みやすそうだな」と感じる町がいくつかありました
ランキングの都市は観光としても魅力的なのでぜひその地方に行った際は立ち寄ってみてください。
それでは(^^)/~~~
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