鎌倉
・中にも入れる名物の大仏
・アジサイと海を堪能できる
【町の説明】
神奈川県にある鎌倉はかつて幕府があった歴史ある町で数多くの寺院が残されています。加えて海水浴場としても有名です。ここではそれらを訪れることができる人気の江ノ島電鉄に乗って観光するモデルコースを紹介します。
【オススメ度】
★★★★★
【所要時間】
3時間半
【費用】
1500円~
【疲れやすさ】
★★★☆☆
江ノ電とは?
まずは今回のモデルコースの移動手段となる江ノ電について紹介します。
1902年に運行が開始した江ノ電こと江ノ島電鉄は鎌倉駅から藤沢駅を結ぶ路線です。
およそ10kmの距離の間に15の駅がありますが、運行開始当初は藤沢駅から江ノ島駅まででした。
緑の車体に黄色の窓枠が有名ですが異なる色の電車もあります。
正面の行き先が書かれたパネルはクリスマスや正月など時期によってデザインが異なるのも見どころです。
江ノ電はこれから紹介する観光名所を訪れるのに便利な交通手段だけでなく、区画によって見せる景色が異なるのも魅力の一つです。
観光には一日乗車券ののりおりくん(800円)を購入するとお得です。
券売機でも購入できますが、スマートフォンでも電子チケットとして購入可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。
江ノ電公式サイト
https://www.enoden.co.jp/tourism/ticket/noriorikun
観光ルート
ナビゲーション
【スタート】①鎌倉駅
★ルート 所要時間:15分
鎌倉駅から江ノ島電鉄に乗車して長谷駅で降ります。
鎌倉駅からこの区間は住宅街の中を走り、場所によっては民家のすぐ横を走ります。
長谷駅で電車を降りたら踏切を渡りそのまま道を直進します。
右手の木が生い茂るところに門があるので中に入ります。
★ルート 所要時間:5分
来た道を引き返し、一つ目の信号のある交差点を右に進むと突き当りに門が見えてきます。
★ルート 所要時間:10分
信号のある交差点まで戻ったら右折し、青い看板の駄菓子屋さんの向かいの道に右折して入ります。
そのまま道なりに直進すると突き当りで御霊神社に入るので左に曲がって神社を出ると踏切に着きます。
★ルート 所要時間:10分
踏切を渡ってそのまま道を直進します。
突き当り右に曲がり少し進むと上り坂に入り、左手に墓地が見えてきます。
その墓地の階段を上って門をくぐると次の目的地に着きます。
★ルート 所要時間:5分
階段を降りて車道に出たら左進みます。
分かれ道に着いたら右手の橋を渡りすぐ左に曲がって線路沿いに歩くと右手に門が見えてきます。
★ルート 所要時間:15分
道を引き返し橋を渡ったら右に曲がって坂を下ると極楽寺駅に着きます。
ここから藤沢駅方面の電車に乗ります。
次の稲村ヶ崎駅駅を越えると海沿いの見晴らしのいいところを走ります。
鎌倉高校前駅で降りて道沿いに進むとかの有名な踏切に着きます。
★ルート 所要時間:20分
再び江ノ電に乗って藤沢駅を目指します。
次の腰越駅から江ノ島駅までは路面電車となります。
時間があれば江ノ島観光もオススメです。
江ノ島駅から藤沢駅までは序盤と同じく住宅街を進むことになります。
⑧藤沢駅
地図左上の四角いマークを押すと観光スポット一覧が見られます。
右上端の拡大ボタンをスマートフォンで開くとGoogleマップ上に位置情報と一緒にこのモデルコースが表示されます。
また、サイドバーの目次からこの地図にすぐ戻ることができます(スマートフォンの場合は画面下のメニューより「目次」を選択してください)。
【スタート】
①鎌倉駅
このモデルコースでは鎌倉駅から藤沢駅を目指すルートを紹介します。
藤沢駅から出発する場合は順番が逆になります。
鎌倉駅周辺の観光情報はこちらをご覧ください。
★ルート 所要時間:15分
鎌倉駅から江ノ島電鉄に乗車して長谷駅で降ります。
鎌倉駅からこの区間は住宅街の中を走り、場所によっては民家のすぐ横を走ります。
長谷駅で電車を降りたら踏切を渡りそのまま道を直進します。
右手の木が生い茂るところに門があるので中に入ります。
②高徳院
所要時間:30分
費用:300円
開館時間:8~17時半
(10~3月は17時まで)
休館日:なし
国宝の阿弥陀如来坐像を祀る浄土宗のお寺で、屋外にある大仏が有名です。
台座を含めて高さ13.35m、重さ121tもあるこの巨大な大仏は昔は金箔で覆われていました。
今でこそ屋外にありますが、かつては建物の中にあったものの強風や地震などで建物が倒壊してしまったため屋外になりました。
その証拠に礎石と思われる巨石が53個も発見されています。
またこの大仏は50円で中に入ることができ、大仏の中身がどうなっているのか見ることができる貴重な場所でもあります。
他にも長さ1.8mもある巨大な藁草履が回廊に飾られています。
これは戦後間もないころに「大仏様に人々を幸せにするために日本中を歩いてほしい」と茨城県常陸太田市松栄町の子供たちが寄贈したもので、3年ごとに贈られています。
入ってくる際に通った仁王門は18世紀初めに仁王像と共に他の場所から移されたものであり、敷地内には大仏はイケメンといった内容の与謝野晶子の歌碑があります。
また、大仏の背後から回廊を出た先にある観月堂はもともとソウルの朝鮮王宮の建物でしたが、その所有者である山一合資会社社長が寄贈しました。
中には徳川秀忠が所有していた聖観音像が祀られています。
★ルート 所要時間:5分
来た道を引き返し、一つ目の信号のある交差点を右に進むと突き当りに門が見えてきます。
③長谷寺
所要時間:40分
費用:400円
開館時間:8~16時半
(4~6月は17時まで)
休館日:なし
あじさい寺として有名なお寺です。
由比ガ浜の海や町が一望できる眺望散策路には40種2500株ものあじさいが植えられています。
あじさい以外にも様々な花を年間通して見ることができ、鎌倉の西の極楽浄土を表現したとも言われています。
本尊の十一面観音菩薩像は9.18mと国内最大の木彫り仏です。
この観音像はお寺を作った徳道は二つの十一面観音像を作り、一つは奈良県の長谷寺に、もう一つは海に流しました。
その15年後に鎌倉の海で見つかったものをこのお寺に祀られました。
その漂流の時に牡蠣の殻が付着して身を守っていたことから、長谷寺にはかきがら稲荷があり、かきがら絵馬という珍しいものもあります。
また2015年に宝物館をリニューアルした観音ミュージアムでは東日本最古の尊像である大黒不像を始め多くの観音像や梵鐘、絵巻などが展示されています。
阿弥陀堂に祀られている阿弥陀如来坐像は源頼朝が42歳の厄除け祈願のために作ったもので、今はなき誓願寺から移されたもので鎌倉六阿弥陀の一つです。
他にもほんのり癒し顔の和み地蔵は必見です。
★ルート 所要時間:10分
信号のある交差点まで戻ったら右折し、青い看板の駄菓子屋さんの向かいの道に右折して入ります。
そのまま道なりに直進すると突き当りで御霊神社に入るので左に曲がって神社を出ると踏切に着きます。
④極楽寺トンネル
所要時間:5分
江ノ電唯一のトンネルであじさいが咲く時期には人気のフォトスポットとなります。
★ルート 所要時間:10分
踏切を渡ってそのまま道を直進します。
突き当り右に曲がり少し進むと上り坂に入り、左手に墓地が見えてきます。
その墓地の階段を上って門をくぐると次の目的地に着きます。
⑤成就院
所要時間:20分
費用:志納
開館時間:8~17時
(11~3月は16時半まで)
休館日:なし
不動明王を祀る縁結びで有名なお寺です。
入口は東西二つありますが一つに繋がっており、階段からの由比ガ浜のビーチは必見です。
かつては262株のあじさいが植えられた有名なあじさい寺でしたが、宮城県南三陸町に寄贈して代わりに宮城県の花の萩が植えられています。
空海が巡礼の時に100日間にわたり真言を100万回唱える修行をした場所で、そのおよそ400年後の1219年に北条泰時が北条家繁栄を祈り建てました。
また山門の先にはなでがえるという舌が出たカワイイかえるの像があり、善き心幸せを招きかえるという意味があり、撫でるとご利益があります。
★ルート 所要時間:5分
階段を降りて車道に出たら左進みます。
分かれ道に着いたら右手の橋を渡りすぐ左に曲がって線路沿いに歩くと右手に門が見えてきます。
⑥極楽寺
所要時間:30分
費用:志納
開館時間:9~16時半
休館日:なし
釈迦如来が本尊の真言律宗のお寺です。
元寇の時に幕府と朝廷が退散を祈るように命じられて忍性が建てました。
しかし名前とは裏腹にこの地はかつて地獄谷と呼ばれる死骸や行き場をなくした人が集まる場所だったと言われています。
それでも49もの寺院がある巨大なお寺でしたが、度重なる戦や火災、地震などにより現在はこの本堂のみ残されています。
病院もかつてはあり、本堂の前には忍性が薬を作るときに使っていた石鉢や石臼が置かれています。
他にも北条時宗が植えた桜の木があり、一重桜と八重桜が混ざったものになっています。
宝物館(入場料300円)には様々な資料が展示されています。
★ルート 所要時間:15分
道を引き返し橋を渡ったら右に曲がって坂を下ると極楽寺駅に着きます。
ここから藤沢駅方面の電車に乗ります。
次の稲村ヶ崎駅駅を越えると海沿いの見晴らしのいいところを走ります。
鎌倉高校前駅で降りて道沿いに進むとかの有名な踏切に着きます。
⑦鎌倉高校前駅踏切
所要時間:5分
スラムダンクで登場した海を背景にした踏切です。
国内に留まらず海外でも有名で海外からもこの地を見に訪れます。
通行の邪魔にならないように見学しましょう。
★ルート 所要時間:20分
再び江ノ電に乗って藤沢駅を目指します。
次の腰越駅から江ノ島駅までは路面電車となります。
時間があれば江ノ島観光もオススメです。
江ノ島駅から藤沢駅までは序盤と同じく住宅街を進むことになります。
江ノ島観光はコチラをチェック!!
【ゴール】
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