こんにちは(^O^)
今回は前回の続きで私が語学学校に2年通ってA2からC1になるために行った勉強方法を紹介します。
前回をまだご覧でない方はこちらをご覧ください。
そもそもA2?C1?フランス語のレベルとは??という方はこちらをご覧ください。
それでは続きをご覧ください。
ビデオ
動画を見て実際にフランス語を聞く練習をするのも大事です。
リスニング対策としてラジオを聞くのもオススメですが、慣れないうちは視覚的に状況が分かる動画を見ることから始めるのがいいです。
映像を見て例えば「これは料理の話をしているのだな」と分かるという意味でもありますが、話している人の口の動きが見られるという意味で視覚的に状況が分かるのがビデオの利点です。
話す人の口の動きを見るというのは意外に大事なことで、どのように発音しているのかを知ることができます。
赤ちゃんがどうやって言葉を覚えて行くのかと言うと、親の口の動きを見て覚えているという研究結果もあるくらい口の動きを見ることは大事なことなのです。
そのためビデオを見るのは初心者ほど行った方がいいと考えています。
ではどんなビデオを見たらいいかというと、正直自分に興味がある分野のものを見るのが一番吸収しやすいです。
その分野に関する知識も多いでしょうし、何より楽しくできるからです。
YouTubeならば検索すればたくさん出てきますし、スピードも設定で変えられるのでオススメです。
一番理想的なのは話している人の口元を見ながら実際に声に出して真似てみることです。
とはいえ、何でもいいからオススメを教えてほしいという方は、以下の動画をご利用ください。
TV5 MONDE
フランステレビ局によるサイトで、フランス語学習者のためのページが作られています。
難易度もA1、A2とレベル分けされているので自分のレベルに合ったものが選べます。
動画を見て問題に答えるクイズ形式ですが、フランス語初心者がいきなりやると難しいと思います。
【TV5 MONDE】
https://apprendre.tv5monde.com/en
Easy French
YouTubeにあるチャンネルです。
フランス語学習者向けの動画を投稿しており、毎回一つのテーマについて街頭インタビューをしています。
学習者向けの動画のため字幕表記がされており、何より話している人の口の動きを見ることができるのがポイントです。
街頭インタビューのためいろんな人の話し方を見られるのも勉強には役に立ちます。
初心者向けには「Super Easy French」があります。
とはいえ、いずれもフランス語のみなのである程度勉強していないと単語が分からず内容が入って来ないので注意が必要です。
Extra French
こちらもYouTubeの動画で、フランス語学習者向けなのですが「フルハウス」のようなドラマ仕立てです。
会話がメインになるので気軽に見られるのもポイントです。
La Quotidienne
フランスのテレビ局France5のお昼の情報番組です。
個人的に一番見ていたのがこの動画です。
番組自体はもう終了していますが、アーカイブがYouTubeに残されています。
フランス国内ではすべての動画を見ることができますが、それ以外では一部の動画しか見ることができません。
これも新聞と同じくB2対策で見始めたのである程度フランス語を学習していないと難しいと思います。
他にも探せばいろんな動画があると思うのでご自身のお気に入りを見つけてみましょう。
ちなみにフランスのテレビ局のホームページに行けばいろんな番組のアーカイブを見ることができます。
問題集
DELF、DALFの試験を意識するならば問題集は買っておくべきです。
日本にも対策本は売られていますが、私はフランス滞在中だったので現地で買いました。
私は「abc DELF / DALF」という問題集を使いました。
本の紹介はコチラ(フランス語)
https://livre.fnac.com/a8119173/Isabelle-Barriere-Dalf-C1-C2-livret-cd-audio
レベルはB1をまず買い学校の授業と並行して勉強し、夏休みにはB2を買って毎日解いていました。
そしてクラスがC1になってからC1+C2のテキストを買って放課後に図書館に行って解いていました。
要は自分のその時のレベルに合わせて補足的な位置づけで使っていました。
収録されている問題は実際の試験問題に沿ったものになっており、それぞれの本を何周も解きました。
B2に至っては6~7周はしたと思います。
そのおかげで夏休み明けにはB2からすぐにC1に行けました。
様々な勉強の中で私はこれを毎日繰り返し解いていたのが一番効果的でした。
私と同じ問題集を買う必要はありませんが、あれもこれもと手を伸ばすよりも1冊をじっくり何度も解いた方がしっかり身に付きます。
10分間スピーチ
これは話す練習としてよく行います。
毎回テーマを決めて10分間フランス語で話すというものです。
テーマは何でもよく、初めは自己紹介や趣味などでいいです。
書いたり読むのはできるけれども話すのは苦手という方向けです。
実際に声に出して話すことでとっさにフランス語で話す練習になります。
話しているうちに自分のよく使う単語や言い回しが出てくるので、まずはそれを身につけ、そこからいろいろな表現方法へと発展させていきます。
慣れてきたら発音や文法にも気を付けていきます。
一人で話すので難しいですが、相手にちゃんと伝わるようにはっきりゆっくり話すなど聞き手を意識することも取り入れて行くといいです。
自分の言い回しのパターンが分かってくるとさっと言葉が出るようになるだけでなく、他の人の別の言い回しにも気づけるようになり、それを真似してさらに表現力の幅を広げて行くことができるようになります。
いつでもどこでもできるのでオススメです。
メール交換
いきなりスピーチと言われても言葉が出てこないという人はまずは自由に書くことから始めるのがいいです。
私も始めは日記をフランス語で書くことから始めました。
最初は言葉や書くことが出てこなくて苦痛なのですが、これも言い回しのパターンが出てきたり、書くネタを自分から探すようになるので段々とスムーズなります。
しばらく日記を書いてから始めたのがメール交換です。
これは文法を勉強しているときに並行して行っていました。
「Langage Exchange mail」とネットで検索すればいろいろなサイトが出てくるので登録してメール交換をする相手を見つけてやり取りを行います。
私が昔使っていたサイトはもう閉鎖されてしまったので紹介できませんが、日本に興味を持つフランス人は案外多いので見つけやすいです。
中には女性目的に近づいてくる人もいますが、そういった人はブロックしてしまえばいいです。
このメール交換の利点は読んでくれる相手がいることです。
相手に読まれると意識すると書き間違いはないか気にするようになりますし、相手にちゃんと伝わる文を書くようになります。
そして相手によっては添削してくれるのでどんどん上達していきます。
その反面相手の日本語を添削する手間が増える場合がありますがお互い様ということでしっかりチェックしましょう。
それに仲良くなるといろいろいいことがあります。
例えば、お互いに贈り物を送り合うなんてことも一時私はしていました。
お正月に「星の王子さま」を送ってきてもらったときはとても嬉しかったですし、たくさんの映画のDVDや本をもらったこともあります。
フランスに実際に行ったときに会ってカフェでお茶をしたこともあります。
ネット上の付き合いでもそういった温かい交流が生まれるのも魅力です。
結局大事なのは?
ここまでいろいろな勉強方法を紹介しましたが、一番大事なのはインプットとアウトプットをバランスよく行うことです。
インプットとは情報を取り込む作業のことで、文法や単語を覚える、新聞や本を読む、映像や音を見聞きするといったものです。
そしてアウトプットは実践に当たる部分で、話す、書くということをここでは指します。
いくら文法をマスターし、単語をたくさん知っていてもそれを使って自分の考えを表現できなければ相手に伝わることはありません。
反対にいくら話すことに慣れていても文法が分からなければ自己表現さえできません。
こういったことからインプットとアウトプットはどちらも欠かせないものであり、日々それぞれバランスよく行うことが大切と言えます。
今回紹介したことを一度にすべて始めようと思うととても続かないので一つずつ始めて慣れてきたら一つずつ増やすようにしてください。
そして自分には合わないなと思ったら違う方法を模索してみてください。
とはいえ、そもそも勉強が続かない!!という方はこちらの裏技をご覧ください。
それでは(^^)/~~~
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