こんにちは(^O^)
日本三大盆踊りの一つである徳島県の阿波おどりに行って来た時の様子を紹介します。
無料や有料で見られる場所の違いや様子を始め、その歴史なども知ることができるのでこれを読めばばっちり阿波おどりについて知ることができます。
徳島観光情報はこちらをチェック！！
阿波おどりの概要と歴史
まずは阿波おどりの概要について紹介します。
開催期間；8月12～15日の夜
開催場所：徳島市市内各所
参加費：場所により無料と有料が異なる
阿波おどりは岐阜県の郡上踊り、秋田県の西馬音内の盆踊りに並ぶ日本三大盆踊りの一つで、時期もお盆に開催されます。
その歴史は400年以上と長いもので、その起源には諸説ありますが以下の3つが考えられています。
①徳島城ができた時の祝賀行事にて城主が城下町の人たちに無礼講を許したときに踊った
②徳島にあった勝端城にて能楽の源流である風流踊りが披露された
③日本全国にある先祖供養のための盆踊りから
江戸時代にはすっかり阿波おどりは人々に定着しており、あまりにも人気過ぎて一揆になってしまうのではと何度も禁止令を出していましたが、役人もちゃっかり加わっていたなんてこともありました。
全国の踊りの要素を取り入れて阿波おどりは発展していき、明治以降はバイオリンなどの西洋楽器を取り入れていた時期もありました。
それまでは徳島盆踊りと呼ばれていましたが、昭和以降は観光向けを意識して阿波おどりと現在の呼び名になりました。
東京の高円寺で開催したことで全国的に有名になり、大阪万博で海外にも知られるようになりました。
おどりについて
阿波おどりは一般的な盆踊りとは異なり多くの団体が参加するイベントで、この団体のことを連と呼びます。
その規模は連によって異なり、平均数十人ですが多いところは100～200人規模のところもあります。
協会に所属する有名連や大学生が中心の学生連、会社が中心の企業連などその形態も様々です。
衣装も形態も様々ではありますが、主な構成として男踊り、女踊り、鳴り物の3種類があります。
男踊り
浴衣か法被（はっぴ）を着て足袋を履いて自由でダイナミックな踊りをします。
浴衣で踊るのを浴衣踊り、法被で踊るのを半天踊りと呼ばれています。
また女性が参加している連もあります。
女踊り
浴衣に編み笠、下駄を身に着けて上品でしなやかに踊ります。
鳴り物
楽器を使うお囃子で笛、三味線、綿太鼓、大太鼓、鼓、鉦（指揮者）の6つのパートがあります。
この3つをベースに踊り方には三大主流があります。
①のんき調
1925年から続くのんき連から生まれた踊り方で、背筋を伸ばして腰を落とし、つま先を立てるのが特徴です。
②娯茶平（ごちゃへい）調
娯茶平連が発祥の踊りでゆったりとしたお囃子に合わせて動きます。
特に男踊りは地を這うように腰を低くし、団扇をさばきながらすり足で進むのが特徴です。
③阿呆調
豪快で激しい踊り方で、男踊りは前傾姿勢でリズミカルに提灯を手でさばくようにしながら踊ります。
余談ですが、阿波おどりにはギネス記録があります。
2019年に松永病院のこけら連が打ち立てたもので、12時間14分30分踊り続けるというものでした。
また、飛び入り参加が可能なにわか連というものもあるので、見るだけでなく自分も踊って参加する方法もあります。
開催場所について
開催場所は複数の無料演舞場と有料演舞場があるだけでなく、それ以外の路上や商店街など様々なところで突然踊りだすこともあるため徳島市内各所で見ることができます。
そういったところから無料で見られるところは町中となりますが、しっかりと場所が確保されている場所は
①新町橋演舞場
②両国本町演舞場
の2か所です。
有料演舞場でも席によって料金が異なるため一概には言えませんが、実際に行ってみて出口に近い場所、一番は正面から見られる一番高い席がおすすめです。
有料演舞場は二部制で18～19時半、20時20分～22時で行われます。
会場は
①藍場浜演舞場
②南内町演舞場
③紺屋町演舞場
の3カ所です。
これらは夜に行われるものですが、阿波おどり期間中に日中でも無料で見ることができる場所が次のようにあります。
①アミコドーム
②あわぎんホール（徳島県郷土文化会館）
また、阿波おどりの期間でなくても阿波おどり会館では年中阿波おどり公演を見ることができます。
詳しくは徳島市観光モデルコースをご覧ください。
阿波おどり体験記
ここからは実際に私が阿波おどりに行った時の様子を紹介します。
私は阿波おどり最終日の8月15日に行きました。
こちらは昼間に行った藍場浜演舞場の様子です。
まだ時間ではないので何もない状態ですが、こうやってじっくり眺められるのは昼間でないと難しいように思います。
この藍場浜演舞場は有料演舞場の中でも芸能人が参加することが多いそうです。
激レア！！追悼阿波おどり
阿波おどりの本番は夜なので日中は町を観光していました。
阿波踊り会館からロープウェイで眉山の上に行くとパゴダと呼ばれるモニュメントの前で阿波おどりをしていました。
終戦記念日のこの日に追悼のための阿波おどりをしており、お坊さんがお経を読みながら踊るという貴重な光景を見ることができました。
盆踊りが先祖供養のものなので理に適っていますが、何も知らずに来たのでビックリしました。
テレビ局も撮影に来ており、夕方のニュースで私もちゃっかり写っていました。
それ以上にこれが生まれて初めて見た阿波おどりで、人もあまりいなかったので近くからじっくり見れたのはものすごくラッキーでした。
毎年同じ日時で行われているのかは不明ですが、8月15日13時ごろでした。
日中でも踊らにゃそんそん
引き続き徳島観光を続け、徳島駅近くにあるショッピングセンターであるアミコの2階部分にあるアミコドームというスペースでは阿波おどりを舞台で披露していました。
こちらは無料で誰でも見ることができるので昼から阿波おどりを堪能したい方にはピッタリのものでした。
距離も近く、様々な連が順番に披露するのでおすすめです。
ホテルがいい部屋過ぎた
この後ホテルでチェックインして部屋に向かったのですが、なんと藍場浜演舞場の真ん前のお部屋でした。
演舞場の様子を見降ろすことができ、奥には先ほどまでいた眉山も見えます。
部屋の位置のリクエストはしていなかったので、ホテル側のご厚意に感謝です。
しばらく休んで窓の外を見ると夜の第一部が始まっていました。
演舞場はこのように一直線になっており、そこを連が練り歩いていく方式を取っています。
この写真の場合、左が入口で右に進むにつれて席の料金が上がっていきます。
そのため見どころが多い右側の席の方が埋まっているのが分かります。
町を挙げての大騒ぎ
夕方6時からは交通規制が入り、一部区画は歩行者天国になります。
私は20時20分からの第二部のチケットを購入済みだったので、それまでは町を散策していました。
新町川に架かる新町橋の上からすでに阿波おどりを披露している連が見られました。
橋を渡った先の無料演舞場の一つである新町橋演舞場は有料演舞場のように道を練り歩けるようにスペースが確保されています。
無料なので観客がとても多く、場所を確保するのは大変かと思いましたが正面から見える位置でしばらく張っていたら立ち去る観客もいるので10分ほどで見やすい場所を取ることができました。
奥から手前へと段々と迫ってくる迫力と高揚感は感動につながり、ずっと見ていたいと思えました。
他の場所も見に行きたかったので離れてしまいましたが、無料でも十分に楽しめると感じました。
無料演舞場を離れて次の目的地に向かうためにすぐ近くの商店街を通ったのですが、ここでも阿波おどりが披露されていました。
ここは演舞場でも何でもないのでビックリしました。
商店街を抜けたら両国橋南のおどり広場に出ました。
ここはパレード方式ではなく舞台で踊るスタイルで見ることができました。
両国橋を渡ると阿波おどりのモニュメントが橋の柵にありました。
橋を渡った先は二つ目の無料演舞場である両国本町演舞場があったのですが、とんでもない人の数でとても見に行ける状態ではなく、予約した時間も迫っていたので諦めて有料演舞場に向かいました。
早く会場に着くために人通りが少ない裏道に入ったのですが、ここでも野生の連に遭遇しました。
本当にどこでも踊っているのでビックリしました。
有料演舞場に行ってみたら壮絶だった
どうにか時間に間に合って着いたのは南内町演舞場です。
ここの第二部のチケットを事前に購入しており、係員に見せたらすんなり入ることができました。
私の席の前には橋が架かっており、何なのだろうと思っていたら公演が始まりました。
各連が順番に歩いていくのですが、有料でいいのはやはり座ってじっくりゆっくり見ることができるところです。
連によって衣装が違うのも当然ですが、先ほど紹介した踊りの系統も違うのでどこも個性が違って見応え十分でした。
昔から続く有名連はその統一感と圧倒的な存在感に魅了されましたし、企業連は掛け声がそのまま企業の宣伝になっていて面白かったです。
残念だったのは私が座った席よりも先のところで陣形が変わるフォーメーションダンスをしていたことです。
男踊りと女踊りが混ざって陣形を組んだりポーズを取ったり、昼に追悼阿波おどりで見た時にカッコイイと思ったので、それをもっと近くに見れなかったのは残念でした。
そして後半1時間に入ったところでなんと雨が降り出しました。
それならば傘を差せばいいという話になるのですが、傘を差すと他の観客が見えなくなってしまうため傘は禁止されていました。
そのためずぶ濡れになりながら観覧を続けました。
雨が降る前の前半1時間は阿波おどりの素晴らしさを堪能していましたが、雨降る後半は最終日のこの時のために練習してきたのだろうと思うと頑張れと応援の気持ちを込めて見ていました。
雨によって帰ってしまった観客もいましたが、私はある目的のため留まりました。
それは総踊りです。
総踊りとはこの南内町演舞場の第二部のみ行われる特別なもので、その日参加した連が一丸になって最後パレードするというものです。
最終日のフィナーレとも言えるのを狙ってこの日にしたのですが、生憎の雨。
それでも様々な衣装が、連が混ざりつつも一体になって歩く姿は感動しました。
最後は観客も混ざって踊り楽しく終わりました。
余談ですが、私は日本への一時帰国で1ヵ月日本にいたのですが、雨に逢ったのはこの1時間のみです。
1日中家にいたのは3日間のみだったので、我ながらかなりびっくりしています。
阿波おどりを楽しむためのポイント
今回阿波おどりを見に行ってより楽しむためにやっておいていいと感じたポイントを紹介します。
①ホテルは早く取ること
8月に開催される阿波おどりですが、私は5月にホテルの予約をしました。
実は4月の終わりからホテルは探し始めていたのですが、その時点でほとんど予約が埋まっていました。
それから毎日ホテルの検索をし続けてようやく5月に取れました。
値段は素泊まり15000円でしたが、直前となると4万円近くまで上がっていました。
こういったことからお祭り目当ての旅行の場合はホテルは早く取るのが一番です。
ホテルによっては直前までキャンセル無料で対応しているので、まずは予約しましょう。
滞在の拠点を確保するが最優先というだけでなく料金も安く済むのは今紹介した通りです。
②有料演舞場では出口に近い席を予約する
これはすでに触れたものですが、有料演舞場で阿波おどりを見る場合は出口に近いところを選びましょう。
理由はフォーメーションダンスが出口に近いところほど見やすいためです。
一番理想的なのは正面で見られる一番高い席ですが、そうでなくてもできるだけ出口に近くなるようにしましょう。
あのカッコよさはぜひ間近で見ていただきたいです。
③雨具を用意する
体験談の中で紹介したように会場では雨が降っても傘を使うことはできません。
そのため雨合羽を持参していくことをおすすめです。
私のときも昼間は快晴だったのに夜は雨が降ってしまったので用意しておくに越したことはありません。
④一緒に踊ろう
阿波おどりの醍醐味の一つとして観客も参加できるというのがあります。
にわか連として最初から参加するのもいいですが、公演の最後に観客も一緒に踊る時間が設けられる場合があります。
踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃそんそんということで一緒に踊って祭りを楽しみましょう。
まとめ
以上が徳島市で開催される阿波おどりの紹介です。
本場のあの盛り上がりと臨場感はその場にいないと体験できないものなので、これを読んで興味を持った方はぜひ阿波おどりに行ってみてください。
一生の思い出になりますよ！！
それでは(^^)/~~~
旅行に便利なリンク集
JTBJTBでお得な割引クーポン配布中！！
これで安く旅行に行きましょう！
じゃらん国内旅行に強いじゃらんのホームページです。
最大2万円分のクーポンを配布するときもあるので要チェックです！！
エクスペディアお得なホテル情報が多数掲載されており、いろいろな国の人のコメントも見られます。
こちらも航空券と一緒に予約できます。
コメント